文学*美観の永続性
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文學の特質のひとつに
その普遍性があります。
なぜなら文学は知識でなく
情緒に愬えるものだから。

それは、洋の東西を問わず
太古から気の遠くなるような時を超えて
共通する感情であります。

愛しさ
歓び
哀しみ
淋しさ
怒り
痛み…。

美学上の学説である
“美観の永続性”は
そうした実態を鑑みますと
至極自然な理論と言えるんですね。

ですが、それは
やはり豊かなる人間性によって紡ぎ出されねば
成立しないものでもあるんですよね…。


それが仮に
文脈に接したその時の
刹那的個性的エモーションであったとしても
後に、回想さえすれば
変わらずに甦り湧き上がってくる類いのものですし。

不滅の情感を含む書は
時空をものともしない
普遍性を備えるということなんですね。

思想に変遷はあっても
人間がもつ
基本的情緒はさして変わらない。

此れが
文学が成り立つ所以とも謂えましょう。




























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【 2017/07/24 17:19 】

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歩み
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イデオロギー、思想
そうしたものと
直感的でスピリチュアルなもの
サブカル的なそれとは
時に近似性をもつのかもしれない。

けれど
顕に似て非なる
まったく非なるもの
なんですよね・・・。

無批判なその展開が
弱って思考停止に陥った
ひとの心に忍び込んで
判断力を蝕んでゆく
或る、社会的現象に
胸が痛みます。

         *

人生は
そんなに都合良くは
正解(救済)なんて転がっていないから

だからこそ
探し続ける訳で

寧ろ大切なのは
その過程
乗り越え行く過程なんですよね・・。

































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【 2017/07/22 20:13 】

| 哲学 | トラックバック(0) |
ワイマールを愛して~聖なる泉、知の泉
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Thüringenの森を迎え
夜の帳に山猫の瞳が煌く

はかなげな
パステルグリーンの葉を纏い
キツツキのまあるい巣を守る
ブナの原生林

高く強く聳え立つその森は
なぜか道行く人の思索を誘う

古ドイツ語で
聖なる泉を意味するワイマール

美しい湧き水に
鏤められる
ゲーテの詩
シラーの言葉

誠実に古典に向き合い続けたからこそ
新しきものをも
正しく迎え入れることができるという。

そう
学びは
エンドレス

終わりはないのだ・・・。


















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【 2017/07/21 12:54 】

| 文学~小説/詩/名言 | トラックバック(0) |
映画 FLOWERS -フラワーズ-
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誰もが
何処かに
辛さを抱えながら生きている

けれど
それを胸の奥にしまって
如何に静かな笑顔に変えてゆけるか、

生きるって
そう言うことなのかナ

なんて教えてくれる
そんな作品。





ーわかるよ
哀しみがひととの距離も広げる
時間がもしも味方なら
早く過ぎて欲しいのにー
〜“ねぇ”/DREAMS COME TRUE




それでもね
時に

哀しみって
忘れ去るものでなく
抱き締めながら生きるもの
なのかもしれません。













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【 2017/07/17 16:29 】

| 映画 | トラックバック(0) |
最高の片思い/タイナカサチ
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ー何処かで孤独と闘いながら
涙を我慢してるんだろう

ひとりでも大丈夫だと
あなたも私と同じ

遠回りばかりだけど
この道が好きー



















































































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【 2017/07/16 00:21 】

| 音楽 | トラックバック(0) |
理解を助けるもの


哲学の論理に
一貫した思考の系統
筋道が要求されるが如く
思想の一部を切り取ることでは
見えてこないものがあまりに多くて。

けれど
順次、思想史的に紐解いてゆくなら
思考過程の展開や
発展過程まで取り込むことが叶い
その理解は、驚くほど容易で
確かなものになってゆくんですね・・・。

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【 2017/07/14 20:26 】

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新海誠の”言の葉の庭”〜Rain
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ー愛よりも昔
孤悲のものがたりー


僅か46分の
ショートムービー

にも関わらず
その奥深さに魅せられました。

さらに映像美が被さり

見慣れたdocomoタワー
御苑 千駄ヶ谷門が
リアルを際立たせもする。

川面に滑り込む樹木の枝葉に
硝子窓を伝う雨だれに
アスファルトを叩く雨足に

透き通る青空
光る雲
臙脂に染まる夕焼けの街を
通り抜ける風の音

日常の情景にぬくもりが備わる
その表現力。

フェルメールの醸す豊かさや
ゴッホの与える優しみを含んだ哀しみにも似て

描かれた世界観だからこそ
あるがままの自然以上に
愛しさを添える

といったような美しさ
を含んだ作品。


近年観たなかで
いちばん好きな映像作品。

エンディングテーマ
“Rain”もまた素晴らしい。












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【 2017/07/13 08:24 】

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優柔不断の雄
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決断力のあるリーダーが
持て囃されるてもいる昨今

そんな最中にふと古典
千年単位の歴史に視線を移すなら

寧ろ、優柔不断さこそが
“知将の証”となっている傾向は否めないよう。

もちろん
ケースバイケースです。

スピードがものを云う場面もありましょうけれど
とは謂え
決断してしまった時点で
より優れているかもしれない
他の選択肢をみすみす逃すことにも成り兼ねない以上は
冷静に大局を見守り
じっくり腰を据えて進むべき道を見極めるという
その大切さを認識することは
忘れてならないんですよね・・・。



※統計モデルのひとつに冪乗則がありまして
そのうちの殊、パレートの法則的現象は
結構 指導者を悩ませます。
世に謂う8:2の法則です。

敢えて注目するなら
ある組織(チーム)の貢献の多くを
その組織の2割の人間が果たすような状況の中で
その2割を除くとまた残りの2割がそれを担うというあれ
この統計的実態には
マネージメントの秘訣が
潜んではいそうですけれど(笑)

ですがそもそもが
自然(社会も含め)現象って
常に平均的に推移するものでも
ないんですよね。

そうした実態への理解が
何より求められるというころでしょうか・・・。







































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【 2017/07/12 08:30 】

| 未分類 | トラックバック(0) |
解なし Ⅱ
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その上で
対象を交換不可能な相手と見做すこと
そしてたったひとりのひとを
愛し続けるという
その永遠性に

幾分かの誤謬を感じています。

ロマンティックな永遠の愛を
否定するつもりはないのですけれど

永遠性を感じられる瞬間って
流れゆく生のなかに
垂直に立ち上がる時間
なんですよね。

仮にそれが人生にたった一度きりのことだっとしても

それを考慮に入れられるのが大人の恋愛なのかも
しれません。

多くの場合
ひとは変わる

ですから愛の対象が変わるのも必然(涙

それは、愛するひととめぐりあえたとき
そのひとを愛していなかった自分と決別して
愛に落ちてゆくことと似ていなくもありません。

”たったひとりのひと”は
期間限定(1年かもしれないし50年かもしれないけれど)
の方程式といった
人間そのものが内包する問題への深い眼差しさえもてるならば

もう少し楽に生きられるひとも
いるのかな
なんて感じる今日この頃です。










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【 2017/07/11 08:53 】

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解なし Ⅰ
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特段、命の危機にさらされない
何気ない日常の中にあって
死を見詰める機会って
そう多くはない
寧ろ考えないように生きているようなところ
ありますけれど

そうしたなかで
死を意識する機会の顕著な例に
ほんとうに愛しい対象との邂逅
があるように感じています。

その対象と離れたくない
共に在りたい
そうして、生きることに意味を見出すからこそ
それを引き裂く
死に怯えたりもする
結え、愛と死は
意外に近いようにも思います。


愛しいひと
かけがえのない対象
それは、そのまま
交換不能な存在と
換言出来ましょう。

無論、人は誰しも交換不能なんですけれどね。
其処に生き生きとしたリアルを吹き込むもの
それが、愛なんですよね。

愛が意味を創る
と申しましょうか・・・。












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【 2017/07/10 00:45 】

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文学*保留されたるもの
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文学の
その文字列に保留されたる
知見、想像。
うち、学問に於いては殊更に特殊を退け
一般的知識に働きかけるといった
非専門的形式に法って

感情、趣味的領域で
思想を貫き表現されたものから
得られるあの美的達成感。

それは、そのまま
知識が情緒のヴェールを纏ったが如くの
得も言われぬ美しさが齎してくれる
読書の付加価値でもあろうかと。

そしてそこに立ち上がる
感情の交換、想像の交換に
こころ動かされるうちに

学理的でなくとも
否、そうでないがゆえに
その共鳴を実感するひとも
けして少なくはないものでしょう。

























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【 2017/07/06 08:08 】

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文学*贅沢な時間 Ⅳ~図書館のなかで
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例えば
大英博物館のリーディングルームに守られる
シェイクスピアの初版本のように

こちら”early modern English”
15世紀中葉から17世紀中葉辺りに使用された様式ではありますが
実は 敢えてOrthographyを学ばずとも
大母音推移以前という認識さえ持って望めば
綴り(=発音)が異なる部分に法則がありますので
そんなに難解ではありません。

そもそもがシェイクスピア作品は
戯曲ですから
文法云々より語順転倒への
注意は必要かもしれませんけれど・・・。

語学的に原書を愉しみたいなら
”ヴェニスの商人””ジュリアス・シーザー”あたりが平易でお奨めです。
或いは、”マクベス””テンペスト”も、ありかと。
(取り分け、”ハムレット”や”リア王”は、
古英語への慣れが求められる作品と謂えるかもしれませんので後回しに笑)

そしてこうした中にこそ
時を超えて
運ばれてくるもの感じるんですね。

さらには、古びた紙に載せられた
精巧な挿絵に相俟って
行間から零れる
草木の無限の営み。

そんな息遣いを伴いながら
人々の悲喜こもごも
大自然の香りを
時空を超えて
今に運んでくれる書物たち。

命の連鎖に

掛け替えのない
めぐり逢いに

心が震える瞬間です。























































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【 2017/07/04 12:34 】

| 文学~小説/詩/名言 | トラックバック(0) |
贅沢な時間 Ⅲ~哀しみの先にみえるもの
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奥多摩の清流沿い
初夏の夏木立が並ぶ小道のなかに

溶け込むように立つ古民家は
せせらぎ美術館。

樹齢数百年を数えるという
欅の柱その漆黒の肌
ずっしりとした松の梁
漆喰の白い壁
重厚な囲炉裏
大樹に勝るとも劣らない安寧を与える大きな石。

痛みのなかにあればこそ
伝わってくるものがある

この安堵感
この安らぎは
なんだろう・・・
懐の深さに涙が溢れる

時を重ねるとは
こういうことなのかもしれない。

それぞれのものが
それぞれの立場で
それぞれの場所に
それぞれの稠密さを
日毎に増しながら

内部から
言葉にならない
優しさを立ち昇らせ
存在感を備えてゆく。

そして
丁寧に描かれた
瑞々しい筆致の
絵画を迎え入れる美しい器となる。

絵画のなかの情景
空気が香る
人物が動く
愛が鼓動する

またひとつ
掛け替えのない
調和の美
融合の美
に出会った。

贅沢な時間だけが
せせらぎとともに
時を刻む場所。

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【 2017/07/03 08:57 】

| 気紛れドライブ | トラックバック(0) |
文学趣味構成法/アーノルド・ベンネット
文学の理解ある鑑賞とは
この世界の理解ある鑑賞である

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生の各部分が分断されずに
総合的知見のもとで
互いに相関し合い
広い視野で一体化させるチカラを齎す文学

何故なら
文学の精神は統一的
だから

それは、美の解明だけでなく
あらゆるものにフォーカスし
その中に棲み、原因と結果を跡付け
あるべき姿勢を奨励する。


確かに
文学、或いは藝術は
生活を深化させる。
私たちの意思を一層強固にさせ
生きる意味を知らしめ
幸福感を与える。

それは、そのまま
生活の藝術化
であります。

オスカー・ワイルドの云う
哀しき生存でなく
生きる意義を自覚し生きる歓びを
感受する生き生きとした生活のために。

唯物史観の先
文学、藝術は
人生最初にして、最後の財源
なんですね。

いかに豊かに生きるか
いかに深く生きるかの…。






























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【 2017/07/01 00:10 】

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時間*その手に負えなさ
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時間とは
あまりと謂えばあまりに自明なもの
のようであるがゆえ

取り返しのつかない
事象に対して抱く

その不可逆性の手に負えなさは
尋常ではありません・・・。



























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【 2017/06/30 12:22 】

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