ドッペルゲンガー~ハイネ/ホフマン/ドストエフスキー/


ハイネの詩に
シューベルトが曲を付けた
“ドッペルゲンガー”

此処で扱われているドッペルゲンガー体験は
ドイツの民間伝承であり
(日本で謂う処の
江戸期、影煩い
的なそれですけれど)
所謂、二重身。

こちら、ドイツロマン派のホフマンや
ドストエフスキー、ウィリアム・ジェームスら
多くの芸術家達の心を捉えてきた現象でもあります。

確かに
ひとは、理性に支配されますから、
本来的に取りたい行動と
抑制の効いたそれとに
隔たりが生まれてくるのは
必然であります。

それが
例えば
切ない想い、
遣り場のない愛
となれば
理解し辛い体験と
切って捨てることが出来ない側面は
否めないものなんですね。






























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【 2017/10/09 11:08 】

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解なし Ⅱ
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その上で
対象を交換不可能な相手と見做すこと
そしてたったひとりのひとを
愛し続けるという
その永遠性に

幾分かの誤謬を感じています。

ロマンティックな永遠の愛を
否定するつもりはないのですけれど

永遠性を感じられる瞬間って
流れゆく生のなかに
垂直に立ち上がる時間
なんですよね。

仮にそれが人生にたった一度きりのことだっとしても

それを考慮に入れられるのが大人の恋愛なのかも
しれません。

多くの場合
ひとは変わる

ですから愛の対象が変わるのも必然(涙

それは、愛するひととめぐりあえたとき
そのひとを愛していなかった自分と決別して
愛に落ちてゆくことと似ていなくもありません。

”たったひとりのひと”は
期間限定(1年かもしれないし50年かもしれないけれど)
の方程式といった
人間そのものが内包する問題への深い眼差しさえもてるならば

もう少し楽に生きられるひとも
いるのかな
なんて感じる今日この頃です。










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【 2017/07/11 08:53 】

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解なし Ⅰ
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特段、命の危機にさらされない
何気ない日常の中にあって
死を見詰める機会って
そう多くはない
寧ろ考えないように生きているようなところ
ありますけれど

そうしたなかで
死を意識する機会の顕著な例に
ほんとうに愛しい対象との邂逅
があるように感じています。

その対象と離れたくない
共に在りたい
そうして、生きることに意味を見出すからこそ
それを引き裂く
死に怯えたりもする
結え、愛と死は
意外に近いようにも思います。


愛しいひと
かけがえのない対象
それは、そのまま
交換不能な存在と
換言出来ましょう。

無論、人は誰しも交換不能なんですけれどね。
其処に生き生きとしたリアルを吹き込むもの
それが、愛なんですよね。

愛が意味を創る
と申しましょうか・・・。












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【 2017/07/10 00:45 】

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こころ~制御不能


理性でコントロールの効かない部分を内包せし人間。

・・・・・。

否が応でも
人間も自然の一部
ということなんですよね。

        *

サルトルの“他有化”をして
遣り切れなさは否めません。

ですが私的には
彼の戯曲“出口なし”
あのメタファに至る前に
“強く在る(確固たる自己の構築)”ことが出来る
そうした人間精神に信頼を置く立場にはおります。

        *

その上で
どうにも制御不能な事象

死。

        *

そして
やはり(行動でなく精神で謂えば)
たったひとつの
恋かな。

否、だからこそ

たったひとつだけの恋
なのかもしれません・・・。


























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【 2017/04/21 10:02 】

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記憶~永遠に淋しきもの
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愛を基調とした記憶こそ
確実なる真の記憶
とされる理由(わけ)

      *

愛に過去はない
ということでしょうか。


























   

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【 2016/06/04 21:40 】

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自然のなかに
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ゲーテは恋人と
古典的芸術の鑑賞をすることが
人生の至福と
記していましたけれど。

普遍性を備えた
古典ですえ
それが美の源泉となり
ともに感じたいのは
凄く解ります(笑

ただ
私なら
やはり
ともに
自然を感じたい

好きなひとと
自然のなかを歩きたい・・・。














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【 2016/05/25 01:20 】

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Welcome back~愛が棲む場所


理性は感性に憧れ
感性は理性に憧れる 


透明にして
玲瓏なるその形式
その有り様


結えに
美が保たれる
ものでしょうか・・・。























































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【 2016/05/12 09:01 】

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ファウストとマンフレッドを想って~ゲーテからバイロンへ
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ゲーテの”ファウスト”が
バイロンに”マンフレッド”を書かせたかの如く

ファウストが
”真理”のため闘ったように
マンフレッドは
”忘却”のために闘っていた

そう
忘却のために。



もしかしたら
”喪失の自由”ほど
得難いものは
ないのかもしれません・・・・。










































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【 2016/05/09 19:42 】

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愛しひとへ~無常美感
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純情詩集からの
水辺月夜のうた

日本文学を愛するひとならば
同調してくださる方も
少なくないと思うのですが

この詩に沈潜す
無常感
それは日本文学のいのち
といっても
過言ではないように感じています。

邂逅のよろこび

許されない運命

すれ違う想い

行き場を失くした愛

その遮断という抗い難い力

自然に身を任せ
同化しゆく生

藤村、鉄幹、晶子、白秋
と続く感情解放の系譜
その響き・・・。







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抒情に流されてで構わない
この先いつの日か
どこかでまた
こうして
想い出して下さることが
もしあったとして

清麗なる詩(うた)のなかに
結ばれたなら
それでいい・・・。































































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【 2016/05/04 07:46 】

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哀しみの先に~ソロモンの雅歌/ギリシアの古典


ギリシア古典
そして
ソロモンの雅歌
共通するのは

そこに展開さる
しなやかで
柔らかな世界観

憂寂や感傷はなく
曇りのない
清浄な愛が存在するのみ

けれど
(近代小説的人間らしさも含む)
旧約の
ソロモンの雅歌も

ーー空の空
    すべて空なりーー

その次に配されるという
絶妙さ

そう
哀しみを突き抜けて
得られた愛は
恐れるものさえないようなんですね・・・。



























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【 2016/04/26 00:33 】

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窓辺にて
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想いだけ抱きしめて・・・。




































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【 2016/03/29 07:27 】

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すべての遠景は青に近付く Ⅹ~人間精神の砦~文学遊戯~valentine's day*eve×6*
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時代に淘汰されず
受け継がれてきた
古今東西の書物たちは
人間精神の砦と謂っても
良いものでしょうか

自然の贈り物では届かない世界
人類が構築した
偉大なる牙城、世界文学

そこは
人類普遍の感情が
優れた知性によって
精緻に描き出された
思想文学の海

汲めども尽きない魅力を湛える
海面に
水鳥が羽を休めるように
揺蕩うなら
心は解放され
揺るぎない精神価値を見出してゆく


私は
この海であなたに会った
海流に身を任せ
文学遊戯に戯れるなら
心は通じ合い
そして
いつしか溶け合い
深海の鼓動に包まれる・・・。






























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【 2016/02/08 13:52 】

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白い花~紫陽花~月の光に・・・
胸の中に・・・

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降りしきる雨
柔らかにしなり
可憐なしぐさをみせる
静けき花
紫陽花

清楚さに優美を備え
慎ましく咲く
白き花

抑えても
抑えても
溢れくる
秘めた想いに
寄り添うように
宿るは光輝の滴

耳を澄ませば
遙かなる地より
微かに聴こゆ
鈴の音にも似た
優しみの囁き

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哀しみを解くは
世界に
ただひとつ
夜空に耀く
聖なる月の放つ光彩










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【 2013/06/25 08:57 】

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私的”嵐が丘”論 Ⅲ~エミリー・ブロンテ
イギリスはヨークシャ地方
ヒースの花咲くムーアの牧師館で育った
ブロンテ姉妹
その姉シャーロットは”ジェーン・エア”で
妹アンは”アグネス・グレイ”で
そしてこの”嵐が丘”で知られるエミリー・ブロンテ
三姉妹揃って文学史に名を残す女流作家です。

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時はヴィクトリア時代。
イギリス建国の頃から
ジェントリー、ナイト、ロイヤルなど
8階級から成る英国の階級制度
経済構造の変化によっても尚
厳然としてその名残のあった”嵐が丘”時代
幾多の文献に接するに
こんなにまでも人々を苦衷に落とし込んで・・・と
息苦しくなるほどの呻吟も伝わってくる
虚しき階級制度
その軛からどうにも逃れられない人々。
(こちら他でもない社会構造が生み出した産物のようですが・・・)
またモラルにも大変に厳格であったという
そうした世相に在りながらの
キャサリンのあの価値観
愛の在り方
ヒースクリフのああした行動・・
こうした処に想いを馳せてしまうと
涙で滲んで文字が読めなくなって(笑
手元の書を閉じては暫くして
また読み返すといったことの繰り返しで
読み進んだこと想い出されます。



嵐が丘は、
ヒースクリフとキャサリンの愛のカタチを
描いているようで彼らは
もしかしたら筆者が”描き出したいもの”
その器でしかない・・・
そこに息衝くは
精神(愛の本体)そのものかと。

巷に溢れる安易な恋からは
得られないもの・・。
といいますか
筆者にしてみれば
そこには真理などない
という処でしょうか・・。

永遠とも思える憂悶の時間のなかに於いても
逃げることもせず
真っ直ぐに向き合い
何があろうと変わることなく思い続ける
気の遠くなるような想いの積み重ねの先に
見えてくる精神の深淵
日本で謂えば”葉隠”の世界観にも通じる
普遍性・・

真実は魂を解放するんですね・・・
救いのないような作品に見えるかもしれませんが
ここに描かれた愛は
作者エミリー・ブロンテの
”愛の夢”なのかもしれません。
これこそが実存と
謂わんばかりの迫力であります。

解るひとには解る
解らない人には
解らなくて結構
”嵐が丘”は
そうした彼女の強い意思に貫かれた作品とも云えるものでしょう。

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嵐が丘に流れていた
あの時間
その総てにおいて
ふたり体は離ればなれでも
心はいつもひとつだったんですね・・・






ーー嵐が丘に比するものがあるとすれば
            グレコの絵だけだーー
                ~サマセット・モーム
























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【 2013/04/22 08:47 】

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桜の季節に愛した街~エストリル  Ⅳ
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決して

カタチにはしない


包み込むような

あなたの優しさ

好きだった


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いつの日も

想いは空に溶け

花色にふれて

揺蕩う・・・



























テーマ: - ジャンル:写真

【 2013/03/29 18:06 】

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桜の季節に愛した街~エストリル Ⅱ
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どんな困難にも

真っ直ぐに向き合う

そんな

強さをくれたのは

あなただった・・・



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一回性に対峙することでしか
生の充足感は得られない
こうした見解、あるようですが
その潔さが
好きです。

心充たされることが
目的になってしまうと
やがて
虚しさが・・

大切なのは
いつの時も
今ここにある想い
この
時の流れのなかに・・。

真理を踏まえ
尚、凛と在る
ストイックな生き方に魅かれます・・・。












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【 2013/03/25 12:55 】

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桜の季節に愛した街~エストリル Ⅰ
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空のblueを映し出して

透き通る

淡きさくら色に

想いを重ねます



”あの記憶・・・” が

”今” を創るから。



何故か、恋は哀しみを引き寄せますが

その胸の痛みは

勇気あるひとにとっての

積極的機能を

内包しているように

思えてなりません・・・。


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ダンテにゲーテ
ベートーヴェンにショパン
クリムト、ココシュカ・・・












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【 2013/03/23 14:08 】

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さくら・・・あなたへ
季節はめぐり
さくらが辺りを包み込む瞬間(とき)


控え目な花色が

風に揺れて

優しさが香ります


DSC_0034_20130320100800.jpg


想いを抱きしめて

しなやかに

たおやかに

空(くう)を舞うさくら


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儚さこそが

美しさの原理であること

教えてくれているのでしょうか・・・
















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【 2013/03/21 17:20 】

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