高原の夏
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テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

【 2018/07/15 04:27 】

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めぐる季節のなかで


凍てつく冬の空気の下
大地に守られながら
じっと時を待っていた草花たちは
春が来ると
色とりどりに愛らしい花を付け

澄んだ空
清々しい初夏の陽の光のもとで
樹々は芽吹き

やがて豊饒な葉を一身に纏い
風に揺れ
小さな葉音を奏でる

そして
淋しさを含んだあの秋の情景をして
カミュが例えたのは

ーすべての葉がひとつの花になる 二度目の春ー

宿る自然への
カミュの眼差しは

人間に与えられた条件
その曖昧さ結えに私たちの理解を拒絶する
対象(absurdit'e-不条理)への挑戦に
内包されし根源的哀しみへの尽きせぬ配慮
のようにも感じています・・・。


※個人主義的側面の強い民主主義
その多様性への承認は一面美しい
けれど、そこには一定の危うさが潜む
そして厳然と残る統御不可能性
かといって
カミュが危惧した全体主義傾向

想定されるあらゆる状況に際して
(アーレントの”公共性への冒険”が如く)
不確かで
時に誤解、混乱を招くとも
ひとは
如何にも頼りない言葉(運動、活動、政治)でしか
働きかけが出来ない
というのものもまた事実なんですね。

フランス革命でサン・ジュストが抽出した
ルソーの社会契約論”一般の意思”
あの”抽象性”(根拠なきルソーの理想的理性は
恐怖政治の萌芽になると当初からヘーゲルが
指摘していた通り)が引き寄せた論理その解釈は
実はそう特別なことでもないように
所謂、哲学者、思想家の言説が
本来の思想性から引き離され
ひとり歩きする様は
今日でも散見される側面でありますゆえ。
(当該革命では、反革命陣でさえ
ルソーを援用していたことが
それを如実に現してもいましょう)















































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【 2018/07/13 08:35 】

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旅立ちの時


羽田空港国際線のディスプレイ

紫陽花色に包まれていました・・。

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【 2018/06/18 12:16 】

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【 2018/06/11 10:00 】

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優しい光~蛍の里へ


蛍の棲む里
日常では多く
触れ合うことの叶わない


その光は

あんなにも
あんなにも優しい光
なんですね・・・。

ふんわり灯され
ふんんわり消えゆく
なんとも
優しさを含んだ風情
そして

その儚さは
哀しみと親和性が高いのですが・・・。


愛しくて
愛しくてならない
そんな想いも
どこか哀しみと
似ているんですね・・・。




































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【 2018/05/28 02:33 】

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magic hour


薄明の時間帯が
好きです・・・。

















































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【 2018/05/23 08:46 】

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横浜公園便り
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【 2018/04/06 08:58 】

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プラチナ通り界隈~懐かしのBLUE POINT
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学生時代の友人宅を訪れると
いつもこの辺お散歩してます^^

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【 2018/03/04 00:46 】

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冬の散歩道


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落葉樹
枝振りの美しさを
際立たせる冬木立

そんな
冬枯れの樹々が

少しずつ
少しずつ
芽吹き初めて

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春待ちびとの
心も暖まります。





















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【 2018/02/24 23:48 】

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菜の花ロード
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館山
海沿いのフラワーロードには
春を告げる
菜の花

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優し気な色合いに
こころ癒されます。




































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【 2018/02/08 08:48 】

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若山牧水/別離 Ⅰ~さすらいびと
ー大島の山のけむりのいつもいつも
たえずさびしきわが心かなー

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白秋や啄木との親交も深かった
若山牧水ですが
流離いびとなイメージも付き纏う彼らしく
国内各所に点在する
牧水の歌碑は100を優に超えると云います。

藍なる海
岩壁に打ち寄せる白波
遠い潮騒
里山を縫うように流れるせせらぎ
夕照の儚げな臙脂
深みのある美しき景勝地に相埃う
鮮烈な牧水の詩情
結え、一度聴いたら忘れられない歌は少なくありません。
























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【 2018/02/03 23:41 】

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初夏のSydney〜British Empire


さわやかな初夏を迎えるシドニー
シティ北東の岬
オペラハウスに対峙するように
ファーム・コーブをはさんだ
対岸に位置する
ミセス・マッコーリーズ・ポイントから。

世界恐慌の不況対策として建設されたと言う
1932年に開通したシングルアーチ型のハーバーブリッジ。

鉄のない時代の橋
にもかかわらず8車線プラス鉄道橋
その橋幅は、50Mにも達すると言う。

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ニューサウスウェールズ植民地総督
Lachlan Macquarie
ミセスMacquarieの憂に
想いを重ねる。












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【 2017/12/04 00:49 】

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St Mary's Cathedral〜Gothic Revival Architecture


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【 2017/12/03 19:13 】

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湖北の風に吹かれて~小さな祠


伊吹下ろしの吹きつける
湖北のとある廃寺
その背後に広がる林のなか
落ち葉を踏みしめ
階段の先に鎮まるは小さな祠

ただそれだけの情景
かもしれない

けれど
耳を澄ませば
聴こえる

愛すべき日々を育み紡ぐ
日本古来よりの物語

刻まれてきた想い
その原風景。


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【 2017/12/01 19:32 】

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哲学の道〜西田幾太郎〜永観堂
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京都市左京区に流れる琵琶湖疏水分線
その畔に続く
”哲学の道”

懐かしきハイデルベルクはアルトシュタットを望む
”哲学者の道”
(当にハイデルベルク城が見下ろす河畔から
ハイリゲンベルクを繋ぐ)
あの散歩道をも髣髴とさせるネーミング
ですが私にとっては、
ひたすら西田を想う道・・・。

彼の偉大さは
解釈の柔軟性
視野の広さに著しい。

如何なる学識に裏打ちされようと
そもそもが哲学すること・・
その思索事体の性質上
最終的には内向きに働く類のもの。
没頭するあまり独りよがりに陥りやすい脆さをも抱える
時に、拙訳も助長してか
悪戯に読み手を魅了する恐ろしさを内包する
思想界著作の部分そして全体・・・
そういった意味では
諸刃の剣になってきたという実態も拭えない。

しかし
その上を歩もうとする
その姿勢が顕著な哲学者のひとり西田。

西田だからこそ意味を為す言葉

ーー人は人、吾はわれ也 
     とにかくに吾行く道を吾行なりーー

小さく口遊む先は
夕映えの紅葉

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美しき永観堂に蹲って・・・。








































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【 2017/11/28 08:48 】

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桜の風景


今朝の通勤途上

秋空のもと

雪のような




咲いてました・・・。




















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【 2017/11/14 08:18 】

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Hume


心は知覚の束

すべては胸の内に・・・。
























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【 2017/11/09 12:33 】

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夕映えのなかで~感性の覚醒
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人間の感性って
単なる印象的なもの
そんなふーに
思ってしまいがちなところありますけれど

実は、とても深い
長い永い
文明の歴史の積み重ね
なんですね…。

それにしっかりと気付けていたのがマルクス
彼の偉大さは
そこにあったと言っても過言ではないのかと。


*


わかりやすいところで
反知性的にも映る
あの志賀作品。

志賀は、意識的知性より
感性の中から滲み出る知性を見詰め

その硲に炙り出される真実を
見抜くことでしか
辿り着けない場所があるということを
教えてもくれた作家と言えましょう。


















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【 2017/10/16 15:37 】

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【 2017/10/04 08:24 】

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Station
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rural areaの無人駅
この癒され感
堪りません。

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【 2017/09/25 01:08 】

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波のまにまに
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真理とは、美しきもの
けれどそれは曖昧なるもの

しかして
それ以上を
知る必要がありましょうか


























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【 2017/09/22 21:15 】

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文學の海を泳いで Ⅷ


心穣に
終わりのないような
歓びを齎してくれる書物たちへ

愛を込めて



























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【 2017/09/19 00:48 】

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文學の海を泳いで Ⅶ


古典が古典たる所以
それは、その書を愛するものたちの情熱。

結え、数でなく
寧ろマイノリティだったりするんですよね…



























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【 2017/09/18 08:41 】

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歴史の狭間に


クラシカルな空間に
安らぎを感じています。













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【 2017/09/09 03:25 】

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生を想って


価値観が多様化しゆくこの時代には
どうしたって
その受容力も求められる訳ですけれど

それ以前に
生の恵みに感謝するこころ

これさえあれば
大抵のことは
乗り越えられるのかもしれません。







































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【 2017/09/07 19:27 】

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栃の実 みっつ☆


緑のなかの散策
ほんとうに
気持ちがいいですね

思索をめぐらせたり

小鳥の囀りに耳をすませたり

いろんな発見があったり

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こちら
栗に似た小さな木の実

栃の実らしいのですが
愛らしいフォルムに
癒されます。




























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【 2017/09/06 08:42 】

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初めの一歩


初めの一歩
始めの一歩

それを踏出す勇気が
大切な局面
これが意外に多いのかと


はじめの一歩

はじめの一歩
なんですよね・・・。


















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【 2017/09/05 08:39 】

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贅沢な時間 Ⅲ~哀しみの先にみえるもの
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奥多摩の清流沿い
初夏の夏木立が並ぶ小道のなかに

溶け込むように立つ古民家は
せせらぎ美術館。

樹齢数百年を数えるという
欅の柱その漆黒の肌
ずっしりとした松の梁
漆喰の白い壁
重厚な囲炉裏
大樹に勝るとも劣らない安寧を与える大きな石。

痛みのなかにあればこそ
伝わってくるものがある

この安堵感
この安らぎは
なんだろう・・・
懐の深さに涙が溢れる

時を重ねるとは
こういうことなのかもしれない。

それぞれのものが
それぞれの立場で
それぞれの場所に
それぞれの稠密さを
日毎に増しながら

内部から
言葉にならない
優しさを立ち昇らせ
存在感を備えてゆく。

そして
丁寧に描かれた
瑞々しい筆致の
絵画を迎え入れる美しい器となる。

絵画のなかの情景
空気が香る
人物が動く
愛が鼓動する

またひとつ
掛け替えのない
調和の美
融合の美
に出会った。

贅沢な時間だけが
せせらぎとともに
時を刻む場所。

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【 2017/07/03 08:57 】

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失われし時を求めて~ホテルザッハーのトルテ~至上のしあわせ 接吻へ
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ザッハートルテ
香高いチョコレートに包まれたそれを
口に含んで広がるのは
”失われし時を求めて”のマドレーヌが呼び覚ます”幼少期”ならぬ
ウィーンは、ホテルザッハーだ。

さらに
ウィーン版アールヌーボー
ユーゲントシュティールは凄まじい。

ウィーン分離派の結成

19世紀末の藝術運動
美と生活の融合。

ー藝術の課題は時代の課題ー

オットーワーグナーの言葉も刺さる。

月桂樹のドームを冠する
分離派会館
効果的にゴールドを配した
その建築物に

眠る
ベートーベンフリーズ。

第2楽章の
黄金の戦士は
苦悩を突き抜けて歓喜に至るという
そんな
強さの象徴を描き出すクリムトの
最終楽章は、矢張り
恋人たち(接吻)

彼らの願った自由の息衝く地であり

マーラー自らの第九が流れた場所でもある。

そして
クリムト黄金様式の背後に潜む想い
そう
真なるクリムトが棲む場所。

彼に続く銀のシーレも
”一流の野蛮人”ココシュカも
其処に魅せられた?

東洋を巧みに取り入れたクリムト

けれど
美の極みは
何れも重なるようだ

その
あらゆる融合の先に在るもの

恐らく
それが愛だ。






























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【 2017/06/29 17:31 】

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贅沢な時間 II
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小淵沢にほど近い日野春
蒼々とした山に囲まれ
八ケ岳の全景が見渡せもする場所。

その一角にある昨年廃校となった小学校
そこに展示されていたのは
犬塚勉氏の作品群。

水面(みなも)の表現を求めて
ひとり八ケ岳に向かい
帰らぬひととなったという。

38歳の彼の瞳に
そのとき何が映ったろう。

そうした気持ちに捉われ
想いはめぐる

廃校の庭に
片隅の壊れた遊具に
廊下に残された学校理念に
校舎正面の大樹に

氏の筆によって描出された自然は
あまりに自然で
自然の中の自然で・・・。

草原
川面
ハルジオン
ヒメジョオン
上流の大きな石
山頂の礫

特別なことは
何もない

求めれば
どこにでもある

飾らない
けれど懐かしさを含んだ自然

原風景
時への愛しさ募る情景たちが
そこにはあって

それが
氏の自然を見詰める
透徹した眼差しによって
こころを帯び
向き合うものたちに差し出すのは

静けさだけが
刻む ”時”

日々、仕事に追われる私たちが
つい見落としがちな時

けれど決して見過ごしてはならない
大切な時。

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【 2017/06/26 08:08 】

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