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美しき古都トレド~エル・グレコ/オルガス伯爵の埋葬~世界三大名画
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こちらスペインの古き都トレドです。
かつての西ゴート王国の首都です。
タホ川に囲まれたこのエリア
中世にはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教と所謂世界三大宗教、その文化が交錯して繁栄した美しき古都。

トレドが首都であった時代は長くはありませんが
スペイン史的には
紀元前2世紀、グラナダの語源ともなったザクロ
その栽培で成功を得たハンニバルを経てのローマ支配と
その後の800年間のイスラムの支配。
それからレコンキスタの波にのまれ、1492年のグラナダ陥落、アルハンブラ宮殿の無血開城へと向かいました。
そして同年のコロンブス新大陸発見からスペイン大航海時代が始まったんですね。
ハプスブルグ家がヨーロッパの半分を占めたというこの時代、スペインもその支配下に入ります。
16世紀に首都は現在のマドリードに戻りますが
中世12、13世紀にはここトレドで
イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒の学者達が
”トレド翻訳グループ”を結成し
古代ギリシアからローマ哲学さらには神学・科学などの
重要文献をアラビア語からラテン語に翻訳しゆきました。
中世西ヨーロッパの12世紀ルネサンスに大きく寄与したこの共同作業は
世界三大宗教に属する学者たちによって成された偉業だったんですね。

今私たちがアリストテレスやプラトンを読めるのは
こうした経緯があってこそなんですよね。
スペイン建築・工藝・音楽・文学などには今もイスラムの色彩が
色濃く残っています。

そして、
こうした歴史あるトレド街の中心にサン・トメ聖堂があります。

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こちらの教会の壁に、世界三大名画の一角を成す”オルガス伯爵の埋葬”が描かれています。
マニエリスム最大の画家と称されるエル・グレコの作品です。
魂の昇華と肉体の埋葬という2元構成 です。

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因みに他2作品は
マドリードプラド美術館所蔵、バロック絵画の巨匠ディエゴ・ベラスケス作のラス・メニーナス。
スペイン国王フェリペ4世の娘である皇女マルガリータを中心に描写された絵画の神学ともされる作品です。
制作当初は”王家の肖像”とも呼ばれていたこの作品と
そしてオランダアムステルダム美術館収蔵のレンブラント”夜警”

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以上3つを世界三大名画とする見方があるようです。

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テーマ:絵画・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2012/08/10 20:17 】

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