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映画 レンブラント 夜警~東京都美術館マウリッツハイス美術館展
世界三大名画のひとつと見る向きも高い
名画”夜警”ですが
このタイトルは18C以降からの通称であり、実際は、”夜”でなく陽の光の下で描かれたことが判っています。

320px-The_Nightwatch_by_Rembrandt.jpg

また、市警団の肖像画であるにも関わらず
一人の女性に焦点が当てられていることなど
様々な理由から、当時かなりセンセーショナルな肖像画となったようです。
さらには、(絵の周囲がカットされてしまったり、
ナイフや薬品による3度に及ぶ受難など)信じ難いようなエピも残されていまして、
それがレンブラントの人生とも重なって波乱万丈な物語として触発されたのでしょうか、
美術作家でもあられる映画界の巨匠ピーター・グリーナウェイが
脚本、監督されての映画化でした。

東京都美術館マウリッツハイス美術館展の記念映画会で
映画”レンブラントの夜警”が再上映されていましたので
思いもかけず見逃していたこの作品を鑑賞する機会を得ました。

img_1525990_46830006_0.jpg


ピーター監督の”夜警”への個性的な考察が大変に興味深く・・・
画材の劣化で夜の帳、重い雰囲気に包まれてしまっているこの作品そのもの
に息を吹き込んだ・・というか、一貫して
絵画のようなフレームで縁どられた美しい映画ビジュアル
”夜警”は繰り返し音楽化され
聴覚にも強く訴えかけてくる音響効果
一方
その対比としてエンドロールが鳴らす静寂
同監督の芸術的なコンセプトが、随所に散りばめられた作品です。


※レンブラント・ハルメンス・ファン・レイン(1606年7月15日 - 1669年10月4日)
カラヴァッジョ派を出発点としたレンブラント
彼の姓ファン・レインはオランダを流れるライン川の意なんですね・・・

ーー知識は実践せよ。
  さすれば知らぬ事、学ばねばならぬ事が自明になるーー

絵画の才能は元より
相当な知識人であったであろうことも伺えるレンブラントの言葉・・・。

アムステルダム国立美術館収蔵のこの作品
正式タイトルは『フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ラウテンブルフ副隊長の市民隊』
日蘭交流記念行事に日本への貸し出しを打診したそうですが
”クレイジー”の一言で片づけられてしまったという逸話が残されている程ですから
当に”門外不出”の作品です。
あのモナリザでさえ幾度か来日していますので
それはもう
オランダでしか邂逅不可のオランダ至宝中の至宝
アムステルダムの”夜警”
ということになりましょうか・・・。

出演 マーティン・フリーマン / エミリー・ホームズ / エヴァ・バーシッスル
ジョディ・メイ/トビー・ジョーンズ

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テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2012/08/12 22:46 】

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