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ジョヴァンニ・セガンティーニの道/ソルダネーラホテル~アルプス三部作~生成/生/牧場の午後~存在/自然/日没の家路~消滅/死/夜明けの葬送~湖を渡るアヴェマリア~マルチン・ルター
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北イタリアはアルプスの裾野に生まれた
19世紀イタリアの
点描主義、象徴主義の画家ジョヴァンニ・セガンティーニの美術館です。

文学、哲学に傾倒
深い思索を重ねながらペンを絵筆に変えて記した
アルプスの画家"ロンバルディアのミレー"を讃えて
20世紀初頭にオープンした歴史ある記念館。
スイスレーティッシュ鉄道サンモリッツ駅からゆっくり歩いて20分。
凍てつくサンモリッツ湖を見下ろす丘の上の
ソルダネーラホテルからセガンティーニの小路を暫く行くと
落葉松とモミの樹々のあいだから丸屋根の可愛らしい美術館が見えてきました。

高原独特の静穏な空気に包まれたドーム下に
パノラマのようにアレンジされていたのは
アルプスの一日を人間の一生に重ね合わせ制作されたという
アルプス三部作”生成・存在・消滅”です。

セガンティーニが画き出した画布からは
100年の時を超えて尚新しい
厳かな静謐感が放たれていました。

一枚目”牧場の午後、生成(生)”
二枚目 ”日没の家路、存在(自然)”
そして三枚目”夜明けの葬送、消滅(死)”の上にはアルプスの夜明け。
未だ見ぬ新しいステージ という暗喩もありましょうか。
貫く寂静、寧静、憂戚そして光・・。

重い病を押して
標高2700メートルという極寒のシャーフベルクで描き続けたがゆえ
遺作となったこの作品群は、セガンティーニ無念の未完。
ですが
”死は人生の終末ではない。生涯の完成である”と語ったのは
かのマルチン・ルター でありました。

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テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2012/10/28 01:02 】

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