FC2ブログ
イタリア~ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェズヴィオ ~ビンテージ/D.O.C.G. ~ゲーテ~フランスワイン文化
1101011.jpg
Lacryma Christi del Vesvvio

ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェズヴィオ
ーヴェスヴィオ火山の町のキリストの涙ー
イタリアワインの銘柄です。
ビンテージはD.O.C.G.
最上位の格付けになります。
イタリアはカンパーニュ地方で生まれる
フルーティでエレガントなワインです。
一般に”ラクリマクリスティ”と呼ばれ
日本では”キリストの涙”と訳されてます。

その名の由来は・・・
ーキリストによって天国からの追放命令を受けた大天使サターン
彼は、腹いせに天国の土地の一部を持ち去ってしまいました。
ですがサターンは逃亡中に盗んだ土地をうっかり落として見失うのです。
その土地が、現在のナポリの街らしく・・。
落とされたナポリの土地の人々は互いに、蔑み合い憎み合って町人たちの心は荒んで行ったといいます。
キリストはそんなナポリの街の惨憺たる光景を目にし嘆じ、涙しました。
そしてその涙は大地に毀れ、そこから葡萄の芽が伸びて
やがてそのふどうの樹から素晴らしいワインが生まれたー
と言うラクリマクリスティ伝説。

19世紀ドイツの文豪ゲーテは
ナポリを旅し”ラクリマ・クリスティ”を飲みながら
”キリストはなぜドイツで涙を流してくれなかったのだろう”と
呟いたというエピソードがあるほど
欧州では美味しいワインということになっています。
が、そもそもゲーテの嗜好が
渋くて重厚な感じのフランスワインが苦手で甘くてフルーティなテイストが好みだったのかナ
なんて想像してみたりもする訳です。
テイスティングは
燦々と降り注ぐ陽光下の葡萄の樹から
遅摘み(完熟)の実を使用することで
薫り高くフルーティな味わいが引き出されていまして
ブドウの皮の酸味も心地よい
余韻の残る風味となってます。
色は黄金色を帯びた黄色、ボディー(アルコール度)はミディアムボディ。
サービス温度は、10℃~12℃程度。
ビアンコ-Bianco-白ワインもロッソ-Rosso-赤ワインもあります。
マルゲリータやマリナーラなどのナポリピッツァや
アンティパスト、トマトソース系のパスタやモッツァレラチーズと相性抜群です。
エビやカニなどの甲殻類、魚介類にもよく合います。

高品質志向のフランスワイン派の方には
どうかなっていうのはあるんですけれど。
実際、
政治的(時に宗教的)シーンでの主役はやはりフランスワインと相場は決まっていますよね。
熟成期間がしっかり求められるフランスワインですから
そこから導き出される厳かな雰囲気や気品
またそのブランド力には叶いません。

そもそもフランスではワインってそのまま文化ですものね。
国家体制でワインの方向性を定めている国ですから(笑
良く言えば完璧、別の見方をすれば堅苦しい!?
フランスワインアンチが以外に多いのもこんな処に理由があるのかもしれませんね。
一方
イタリアワインはと謂えば、暖かな陽の光をいっぱいに浴びた葡萄の甘味
渋みが少ない分ワイン初心者でも親しみやすいテイスト。
口に含ませるだけでふっと
楽しい気分に・・・
所謂、陰と陽で謂えば”陽”のワイン。ですよね。
イタリアワインならではの良さって此処かなと思う訳です。
出来てすぐに美味しいのでデイリーワインに最適ですし
知名度が低い分ブランド代がかかっておらず
フランスのそれと同品質のワインならばかなりリーズナブルです。
少なくともフランスワインにはない魅力はあると思ってみたりしてます。

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



テーマ:イタリア生活 - ジャンル:海外情報

【 2012/11/07 19:34 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | コメント(14) | トラックバック(0) |
| ホーム |