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Mountain volⅠ~ダンテ/神曲~モーセ/シナイ山~ローマ帝国/ハドリアヌス帝~アウグスティヌスの/告白~映画”劒岳 点の記”/新田次郎
レッジオの山に登ったという記述のある14世紀の作品
ダンテ”神曲”
101223.jpg
自然の美しさを描写した優れた文章は
多くの文筆家が残している処ですが
最初にその素晴らしさを綴った著作は
4世紀アウグスティヌスの”告白”でしょうか。
そこには、
ー人は自然の姿に感動し我をも忘れるー
といったような記述が為されていました。

ただただ
純粋に自然の眺めを楽しむためだけの登山は
そのまま”風景”の発見と呼んでいいのかもしれません。

古代の文献、聖典、伝説等には登山に関する記述は在りますが
往時の山は、崇拝の対象であり、時に神そのものであったんですよね
モーセがシナイ山で神の啓示を受けたとされるお話などその典型的なエピソードです
またハンニバルの軍が6万人の兵と37頭の象を引き連れピレネーやアルプスの山脈を越えたとされるのが第二次ポエニ戦争の時であり
要は宗教や有事、また狩猟などを目的としての登山の歴史は古くからあります。
ですが
純粋にランドスケープを楽しむための登山、”近代登山”の先駆けは
1世紀ローマ帝国ハドリアヌス帝が初めのひとり??というのも
彼が朝陽を眺めるためにエトナ山頂に登ったという文献が残されているからです。
これは取りも直さず山に登り
そのことによって精神が充たされることを目的とした登山であり
アウグスティヌスが語りかけているように
心が折れた時
美しい風景を眺めることは
その、対症療法としてはひとつ有意な方法なのかもしれませんね。

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テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2012/11/12 05:57 】

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