都心のイルミネーション~六本木ヒルズ/ミッドタウン/東京タワー~Last day of the year ~New Year's Eve/角松敏生
まもなくNew Year's Eve

Last day of the year.
この季節、都心は綺麗です
街のイルミネーション
ミッドタウン
六本木ヒルズ
東京タワー

空気が澄む冬の夜ならではの
美しさって
ありますよね・・。

シンフォニーで迎えるニューイヤーズ・イブ
新年へのカウントダウンイベントも華やかですけれど
こんな世界観もあるんですね・・・

081231.jpg

誰もみな哀しみを持っているから
静かに想い出を時に流そう
それぞれに愛を灯すこの瞬間
たおやかに過ぎ去る時を・・・
You're not alone.
~角松敏生


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2012年"エストリルのクリスマスローズ"に訪問して下さった
皆さまの新しい年が
素敵なことのたくさんたくさんある一年となられますように☆
心からの祈り
感謝とともに
I wish you a happy new year!



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【 2012/12/29 15:50 】

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聖夜の海岸通り~山下公園~日本大通り/横浜地方裁判所~ホテルニューグランド/カフェ/シーガーディアン/ラ・テラスからクリスマスノ夜に・・
DSCN1970.jpg

聖夜の横浜 海岸通りです。
昨夜のオフィス帰りの際のワンショットですが
此処、山下公園前は人影疎らで
ひっそり静まりかえっていました。

バックに映るタワーはホテルニューグランド
大仏次郎も愛したという老舗ホテルです。
聖夜のせいか普段より宿泊客が多いような^^
お気に入りは
パティオに面した寛ぎのカフェ”ラ・テラス”に
港の見えるフレンチレストラン”ル・ノルマンディ”

そして
サザンオールスターズの”LOVE AFFAIR~秘密のデート”の歌詞に登場する

 ♪マリンルージュで愛されて
 大黒埠頭で虹を見て
 シーガーディアンで酔わされて・・♪

のシーガーディアンⅡがあったりするんですけれど。

大人めな雰囲気のお店ですが
窓がないのが若干難点です(笑
ですが
近いので
結構というか
相当というか
かなり頻繁に
利用させて戴いています^^

このホテルニューグランドは
第二次世界大戦(太平洋戦争)の戦後処理のため
ベルリン郊外で開催されたポツダム会議後
占領管理遂行の全権を担ったGHQに接収され
米軍宿舎となった場所でもあるんですね。
マッカーサーが当初執務に携わった部屋は
今もマッカーサーズスイートとして
往時のまま残されてます・・。

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今日のバナー画像は
やはり聖夜の日本大通り
横浜地方裁判所でした。

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【 2012/12/26 19:34 】

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クリスマスキャンドル/イルミネーション/シャンパン/ミサ/リース~Merry Christmas☆☆☆
091224.jpg

クリスマスイルミネーション
クリスマスリース
クリスマスシャンパン
クリスマスキャンドル
クリスマスミサ・・
街がクリスマス色に染まる日

Cristmasのこの素敵な時間に
ささやかな”エストリルのクリスマスローズ”に
ご訪問下さってありがとうございます。
日々お伺いさせて戴いているみなさまの記事
そしてお写真は
本当に何れも素晴らしくて・・
いつも驚きと感動を頂戴しています。
また
皆様が残して下さったお優しいメッセージに触れ
ほっこり暖かな気持ちでsakiは
かけがえのないひと時を過ごしています。
聖なる夜に
心からの感謝と愛を込めまして
Merry Christmas・・・☆☆☆

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【 2012/12/25 14:56 】

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扉~ジンメル~シラー/カント/ショーペンハウアー/ニーチェ
ーー扉とは
     限られたものと限りないものとが
           境を接する場所ーー

~ゲオルク・ジンメル
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私は
”扉”が好きで・・。

ヨーロッパの田舎町を歩いていると
ふと扉を撮影している自分に気付くことがあります。
扉のフォルムの美しさも然ることながら
扉が持つその可能性が
好きなのかもしれません。

ひとり室内に身を置くと
扉の向こう側には
冒頭の言葉が示す様に
限りのない空間が広がっています。
それは時に
陽の光が燦々と降り注ぐ樹々の木漏れ日あり
また夜空に広がる満点の星・・。
そして
音もなく降り積む雪の銀世界かもしれません。

水平線から届けられるオレンジの光の帯の彼方に潜む
憧れ

愛するひと
未知なる無限の出会いが
私たちを待っています。

ジンメルは
20世紀初頭に活躍したドイツの哲学者で
社会学を確立した思想家でもあります。
彼はまた、次の様にも語っていました。

ーー人は一人では一人になれない
     相手がいるからこそ一人になるのであるーー


(ひとりで生きて行けると思っていたのに
 一人では生きていけないと思えてくる
 恋をした時のあの感覚にも通じるものがあるかもしれません・・)

 扉は真に開かれうるものでもあるが故に、
 それがひと度閉じられると、
 この空間の彼方にあるもの総てに対し
 ”壁”よりもいっそう強い”遮断感”を与えるのです。
   
ーー壁は沈黙しているが、扉は語っているーー

 人間が自分で自分に境界を設定しているという事、
 しかしあくまで、その境界は自身で開け放ち
 その外側に立つことができるという自由を 確保しながら
 これを行っているという事、
 これこそが人間の深層にとって本質的なことなのです

  
ーー橋は分かれた両岸を結んでくれる。
  川の両岸は単に分かれているのではなく
  分離されていると感じるのは私たちに特有のことだーー

~橋と扉/ジンメルコレクション

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こうした認識活動は
ひとがより良く生きるため古代から受け継いできた人生哲学を講義した
フリードリヒ・シュレーゲルや
詩人シラーら19世紀ドイツのロマン主義が
その母体とも謂えるでしょうか。
ジンメルの”生へ深い凝視”は
この時代に盛んに辯論されていた
所謂”生”の哲学といった括りで捉えられていますが
現代では哲学者とされるニーチェ、キルケゴールらのそれが
文学或いは思想的エッセイとしか見做されず
精神史の1ページを刻んだひとつの思潮として
扱われていたことに似ているかもしれません。

論理・歴史・自然、芸術といった
さまざまな角度からのアプローチにより体系的に思唯を積重ねてこそ
”生”という問題を探る鍵が浮き彫りになってくる故のものでしょうか。

19世紀中期までの哲学は
ドイツ観念論やカントが示すような
認識論、実在論として
理性的に理論を展開するものであって
”生”がその構想に組み込まれることはなかったんですよね・・。

主観と客観が統合された絶対的精神(ヘーゲル)
或いは
真、善、美さえも理性に支配されるという考え方に
挑むかのように
人間が本来もっている筈の心の奥深い処の感覚に耳を傾けようとしたのが
ここでいう”生”の哲学です。
”理性”を”生”の上位におく哲学に対して
その”理性”とは、もしかすると
”理性”ですら捉えられない
非合理的な”生”を実現するための”道具”にすぎないのではないかとして
ショーペンハウアーやニーチェらと同様に
それぞれの立場から
”合理的な理性”に対する”非合理な生”の優位性を唱えていました。
ですからこうした非合理主義に対抗すべく
形而上学を批判する論理実証主義が生まれたという経緯もあったものでしょう。
こうして考えてみると
フッサールの現象学もまた、これらの統合への試みとも云えるのかもしれません。

彼らの思想は形式社会学に結実し
現代のフランス哲学や実存主義(哲学)そしてシカゴ学派(社会学)
ポストモダン主義、プラグマティズム的文脈の中に
厳然と息衝いているようにも感じ取れます。

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※ジンメルエッセイ集
 1.生と哲学 2.歴史と文化 3.宗教 4.美と芸術 5.歴史的人物像 6.社会

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【 2012/12/23 10:32 】

| 哲学 | コメント(29) | トラックバック(0) |
横浜山手/クリスマス~えの木てい/シフォンケーキ~赤レンガ/chano-ma
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打ち合わせが長引いて
今日は遅めのランチで
えの木ていに・・

街は
すっかり冬木立
山手の洋館は
クリスマス一色です^^

因みに
横浜でシフォンケーキと云えば
此処、”えの木てい”
或いは
赤レンガの”CHANO-MA.”
双璧です(笑

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神奈川県庁前のフローリストですが
ウインドウいっぱいにかけられた
リボンが可愛らしくて
バナー用にいいかナって
咄嗟に車内から撮影。
ですが
車まで映り込んでしまってます(涙
スミマセン・・・。

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【 2012/12/21 20:45 】

| 気紛れドライブ | コメント(13) | トラックバック(0) |
フランス/ロンシャン礼拝堂/ノートルダム・デュ・オー礼拝堂~ル・コルビュジェ/近代建築三大巨匠~近代建築の五原則/住宅は住むための機械である~開かれた手
フランス、ロンシャンの村外れ
小高い丘の森の中にぽつんと立つ
可愛らしい建物

110112.jpg

此処は中世からの巡礼の地
フランシュコンテ地方オートソーヌ
ロンシャン。
第二次世界大戦下ドイツの空爆により破壊された哀しき礼拝堂の復活を願い
1950年に着手、55年に竣工した礼拝堂
正式名称はノートルダム・デュ・オー礼拝堂です。

設計は近代建築三大巨匠とも目される
スイス生まれの建築家ル・コルビュジエ、
ですが彼の活躍の舞台はフランスでした。
コルビュジェはベルリンに始まりそこから東欧、トルコ
そしてギリシャさらにイタリアへと視察の旅にて学びを重ね
アポリネールと同時代に活躍した詩人ポール・デルメらと共に
雑誌”レスプリ・ヌーヴォー”を創刊しています。

ーー住宅は住むための機械であるーー

”近代建築の五原則(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由な立面)”を
提唱し機能性、合理性をコンセプトに精力的に活動しましたが
彼のそのモダニズム建築とは対極の印象さえあるのがこの礼拝堂です。
彫塑的に形成されたシンボリックなフォルム
自然美を感じさせる優しい曲線の屋根に
ぽってりした厚みある壁が独特の温もりを醸し出しています。
アルコーブに続く礼拝堂へのエントランスも印象的で
最初のポストモダン建築と見做されてもいるようです。

キーワードは
カニの甲羅(ファサード)
シェル構造(屋根)
鉄筋コンクリート特性を生かした自由な造形

礼拝堂内部には
ランダムに開いた大小無数の窓から
さまざまに光が差し込み
それがクリスタルに交錯し
なんとも美しく柔らかな空間が広がります。
そしてそこは
ブルゴーニュ産の白い石で成された祭壇に
コンクリート打放しの説教檀
そして
コルビュジエデザインの木製のベンチが
寄り添うように
優しく佇んでいました・・。

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想像していたよりもずっと大きな建築であった
この礼拝堂は
大好きなバーゼルからは約60km
パリからならば
TGVをストラスブール経由でミュールーズで乗り換え
そこから在来線特急でベルフォール駅下車
さらに各駅電車でロンシャン駅に到着
300kmを裕に越える行程でした。

人のプロポーションから
モジュロール(独自の美の基準)という寸法体系を採用した彼が追及したもの
それは
人間が住むためにこそ必要とされる空間であり
彼はそれをお母様のために”小さな家”として具現化しました。
専門外であるからでしょうか
”住むための機械”ですとか機能的に過ぎるフォルムは
私の理解を超えています。
けれど後に彼が手掛けた
ラ・トゥーレット修道院も
実は嫌いじゃありません(笑

※コルビュジエは、日本では国立西洋美術館が有名ですね^^

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【 2012/12/20 18:57 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | コメント(11) | トラックバック(0) |
映画 しあわせの隠れ場所/サンドラブロック/ハンコック~ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟/マイケル・ルイス
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映画 しあわせの隠れ場所

映画となれば
ミニシアター系の作品にばかり
惹かれてきたもので・・・

フランクフルトへの移動中
機内でこの映画出会わなければ
たぶん見過ごしていたものでしょう..。

映画”しあわせの隠れ場所”は
全米アメリカンフットボールのリーグNFLのマイケル・オアーが
選手として成功するまでの真実の記録
マイケル・ルイスのノンフィクション”ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟”
からの映画化です。
原題は”The Blind Side”

制作年は2009年。

あらすじは
アメリカはミシシッピのスラム街に生まれ
ホームレスに近い生活を送っていた黒人青年マイケルが
裕福な白人女性リー・アンの家庭に家族の一員として迎え入れられ
その後
アメフト選手としての才能を開花させていくまでの日々の成長を
描いたものです
結えハートウォーミングな展開になってます^^
監督はジョン・リー・ハンコック
主演はサンドラ・ブロック

経済的にも精神的にも恵まれない
孤独な青年マイケル
そんな彼を
リー・アンは自分たちの家庭に躊躇なく迎え入れます。
愛情と思い遣りに溢れているのに
マイケルに気を遣わせないように
我が子と変わらぬ愛を注ぐサンドラブロック演じるアンの男前(笑)なサバサバ感が
飾らない造らない真の優しさとして
観る者を魅了します。
さらに
子供たちもなんの抵抗もなく
兄弟のように自然に振る舞うんですね
とにも
かくにも
暖かさに満ち満ちた作品です。
そして
このマイケルが
とことん良い子・・・
とことんハートフル☆

しあわせって
日常の
こんなところに潜んでいるんだナって
改めて
感じさせてくれる作品です。
困っている人に差し伸べる手のぬくもりに
苦しんでいるひとの支えになれたそのときに
他を思い遣るこころに
その哀しみを掬いとれた時に
みなで囲む食卓に
ひとを信じるきる純粋さに
分け合う想いに・・・
そして
これが実話であるということに・・・。

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キャスト: サンドラ・ブロック/リー・アン・テューイ/ティム・マッグ/ロウショーン・テューイ
クィントン・アーロン/マイケル・オアー/キャシー・ベイツスー夫人/リリー・コリンズコリンズ・テューイ




テーマ:ヒューマン・人間ドラマ - ジャンル:映画

【 2012/12/19 17:16 】

| 映画 | コメント(5) | トラックバック(0) |
勝ちに不思議の勝ちあり負けに不思議の負けなし/自民圧勝/朝日新聞/天声人語~剣談/松浦清(静山)
勝ちに不思議の勝ちあり
負けに不思議の負けなし

~剣談/松浦静山


江戸時代の大名で
心形刀流剣術の達人であったことでも知られる
静山の剣術書からの引用です。

勝者となっても
そこに負けの要素がなかったかを
しっかり検証し
それが何であるかを見極め克服しなければ
真の勝利には繋がらない・・
といったような趣旨でしょうか

ビジネスの場面
経営の視点においても
そのまま通じるメッセージと受け取っています・・。

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※天声人語ではこれを自民圧勝という
ワンサイドな選挙結果に照らして
触れていました・・。

テーマ:ことば - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2012/12/18 19:42 】

| 哲学 | コメント(4) | トラックバック(0) |
印象派の人びと~ジュリー・マネの日記/肖像~ ルノワール/モネ/ドガ/マルメラ~ベルト・モリゾ~バタイユ
私が16歳になった今日の朝陽
ほんとうに素晴らしかった
それは薔薇色
ベンガル花火のような完璧な薔薇色だったの
総てがヴェールに包まれたよう・・・
1984/11/14Wed.
~(私訳にて)”ジュリー・マネの日記/印象派の人びと”より

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絵画のなかの少女ジュリーの
憂いを含んだ淋しげな眼差し
彼女の瞳の先にあるものとは・・・

ジュリー・マネ
西洋近代絵画のプレリュード
19世紀半ば
パリはカフェ・ゲルボワで芸術論を繰り広げる若き画家たち
クールベとともにその中心的存在であったマネ
そして
彼のモデルであり女性画家でもあったベルト・モリゾ
このモリゾはバタイユに
”君がいなければ、マネは印象主義の絵画は描かなかったであろう”
とまで評させた魅力的な女性でした。
ーー光と色彩の祝祭
    印象主義のひとつの星ーー

この女性とマネの弟ウ―ジェーヌの間に生まれた女の子
それがこの肖像画の少女ジュリー・マネ、
ルノワール1884年の作品です。

ジュリー15歳からその7年後
ドガの紹介で彼の弟子エルネスト・ルアールと
ルーブルで巡りあい結婚をするまでの日記は
19世紀フランス絵画界の貴重な記録という側面もあり
”印象派の人びと~ジュリー・マネの日記”
として書籍化されたものでした。
(今日では絶版のようです)

両親揃って画家という家庭環境も然ることながら
ルノワールを始めとした
モネ、ドガ、ルノワールそして象徴主義詩人マラルメら
一流の文化人に囲まれ育ったジュリー

ですが
16歳でジュリーは相次いで両親を失います。
孤児となった彼女に芸術家たちは救いの手を差し伸べ
マラルメを後見人とし
印象派の画家たちに見守られながら成長したその日々が
ソフィスティケートされゆく彼女の
優れた美観と感性に基き
豊かな色彩と情景の描写となって
初々しく綴られた日記です。

随所に鏤められた
モンマルトルの丘の上に暮らすルノワールとのエピソードは
取り分け胸に沁みます・・。

img_1224457_47212932_0.jpg

こちらはルノワール
”猫を抱く子ども”

少女の可愛らしさも然ることながら
抱かれている猫の幸せそうな表情が印象的な作品です。
日本の三毛猫のよう・・
フランスではトーティ・アンド・ホワイト
トライカラーとしてトリコロール、ジャパニーズボブテイル
なんて呼ばれたりもしている品種で
往時のモネの”ラ・ジャポネーズ”
広重に傾倒したゴッホらのような
ジャポネズリー、ジャポニスム的要素
(浮世絵には猫もよく描かれていました)からの影響もあるものでしょうか。

そして
この少女は
冒頭の作品の7年前のジュリー・マネ
愛情深い両親に見守られ
穏やかに優しい時間を重ねる
ジュリーの肖像です。

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【 2012/12/17 00:18 】

| 絵画/彫刻 | コメント(8) | トラックバック(0) |
ラ・マンチャ~ドン・キホーテ/セルバンテス~騎士道精神/十字軍~メキシコ/アステカ~ペルー/インカ文明~シェイクスピア/ハムレット~ドストエフスキー~アリストテレス主義~新プラトン主義/ネオプラトニズム
スペインはカスティーリャ
ラ・マンチャ地方
首都マドリードを南下した
標高高めのエリア
風車だけを乗せ
なだらかな起伏に
風吹き抜ける平原が広がっています。

20120527.jpg

そんなラ・マンチャを主な舞台とした
セルバンテスの小説”ドン・キホーテ”
結え
此処はドン・キホーテが散りばめられているが如くの
静かな地方都市です。
(というかスペインがそもそもそんな感じではありますが・・)

一昨日のスペインひまわり畑に纏わる記事でこの小説に触れました処
奥深いメッセージを戴き
今日はこちらをテーマに少し綴ってみました・・。

17世紀ヨーロッパ文学論も多分に織り込まれ
最初の近代小説とも看做されるこの作品は
世界的には聖書に次いで重刻、刊行され続けられている
正真正銘のロングセラー小説なんですね。
ある調査では
史上最高の文学作品とされた経緯もあります。

正式な原題は
”英知溢れる郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ”
贋作すらベストセラーになってしまうほどのこの作品
恐るべし”セルバンテスの生んだドン・キホーテ”
という感じです(笑

あらすじは
騎士道物語に嵌った
アロンソ・キハーノという下級貴族が
自らを伝説の騎士と信じ(かなり思いこみ激しいキャラです)
愛馬ロシナンテにまたがり
従者サンチョ・パンサと
不正を正す旅に出かけた
その遍歴を描き出した物語です。
印象的なのは
騎士道に置換できるあらゆる出来事では
トラブルの震源になる主人公が
騎士道以外の部分では理性的で思慮深い人物であったということ。

第一義的な意味での”騎士道物語バーレスク”
セルバンテスの言葉そのままに捉えてしまえば
それまでなのですが
とかく深読みをしたくなるんです。
もっと言えば果てしなく思索の広がる作品
まさに
優れた芸術から受け取ることができる共通したそれが
確かにここにはあります。

キーワードとして
”認識の相対性”というのがまずひとつあるだろうと思うんですね。
作中にも
そして
受け手にも。

次に”メタフィクション”
1605年出版の前編に比して
1615年出版の後編は
さらに多重のそれが
施されているよう・・。

時代ととも解釈も変遷してきたこの作品ですが
”騎士道物語”が浸透しさらに偏満・・
時にそれは負側に振れた危険な精神として
熱狂的に支持され
跋扈していった史実を抜きにして
”ドン・キホーテ”の真の理解は難しいようにも思います。

そもそも騎士道精神自体が
十字軍遠征下に芽生え培われてきた精神風土であり
そこには数百年に及ぶ血で血を洗う抗争(エレサレムでの暴挙等)が在った訳です。

ユーモラスで愛おしくさえある
ドン・キホーテの狂気の裏に潜むもの・・
15世紀末からのスペイン国民の熱狂
メキシコはアステカ文明
ペルーのインカ帝国・・
掛け替えのないそれらを
次々に力の論理で滅ぼし
自国繁栄手段としたあの大航海時代の潮流。
また時を下れば
ヒトラーに熱狂した往時のドイツ国民。
さらに言えば
開戦の大義であった大量破壊兵器のなかったイラクに
劣化ウラン弾の雨を降らし星条旗に結集していったアメリカ
etc・・・

この小説自体の素晴らしさ以上に
時に読者を省察にも導いてくれる秘めた魅力を兼ね備えた作品なんですね。

また同時代に生きた
シェイクスピア作品の主人公ハムレットと
ドン・キホーテの比較研究は古くから為されてきました。
二項対立ではありませんが(笑
ここでは
イデアを重んじイミテーションを否定したプラトンの”国家”と
人文主義的で現実を直視するアリトテレスの”詩学”も想起され
ネオプラトニズム(新プラトン主義)とアリストテレス主義
といった構図からの愉しみかたも在りかな・・と。

また19世紀ドストエフスキーの
ロマン主義的解釈は有名な処ですが
古典主義、啓蒙主義
マルクス主義、資本主義
ひいては原発主義・・・
などなど受け手のスタンス、視点によっても
解釈が大きく変わってくる類まれな偉大な作品であることだけは
確かであろうかと思うんですね・・。

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ドン・キホーテをテーマにした
リヒャルト・シュトラウスの美しき交響詩や
管弦楽組曲、オペラ、バレエ音楽、交響曲
またミュージカル”ラ・マンチャの男”などに触れるにつけ
その魅力は留まるところを知らないようです・・。

テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2012/12/15 13:48 】

| 文学~小説/詩/名言 | コメント(4) | トラックバック(0) |
冬のひまわり/五木寛之~スペイン/アンダルシア/ラマンチャ/セルバンテス/ドンキ・ホーテ~映画ひまわり/ソフィア・ローレン/マルチェロマストロヤンニ~福山雅治
ーー心の中には海よりも深い想いがあるーー

かつて観た映画からの科白です。

五木寛之さんの小説に”冬のひまわり”という作品がありました。
やはり
忘れられないひとをテーマにしたものですが
ご存知のように
こうしたモチーフの
文学作品、映画、楽曲は
枚挙に遑なしという感じです。

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スペインを旅すると
延々と続く荒涼とした大地に
この国の繰り返された争いの歴史を思ってしまうのですが
それでも
バレンシア州にはオレンジ畑が
マドリード州やカタルーニャ州など多くのエリアにオリーブ畑が
果てしのないように広がっています。。
そして
近世スペインの作家セルバンテス
その著作”ドン・キホーテ”にも登場する大きな風車が
大平原に連なるラマンチャ地方
またそのお隣アンダルシア地方は
季節には見渡す限りひまわりで埋め尽くされるんですね・・。
16世紀の大航海時代に原産国である北アメリカから
航海者達が持ち帰ったのが始まりとされているようです。

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そして
ひまわりと云えば
映画”ひまわり”(←試聴)
行き場のない直向きな愛を描いたこの作品
テーマ音楽の美しい旋律と映像美と相俟って
忘れられない映画作品のひとつになってます。

また
福山雅治さんの楽曲にも
”ひまわり”ありますね・・

ふたり
ずっと歩いた
あの海はそのままですか・・

ひまわり/福山雅治(←試聴)


テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

【 2012/12/13 18:17 】

| 音楽 | コメント(15) | トラックバック(0) |
シェイクスピア四大悲劇~リア王 /マクベス /オセロ( ベニスのムーア人)/ハムレット~カタルシス~アリストテレス/詩学
121211.jpg

リア王 、マクベス 、オセロ( ベニスのムーア人)、ハムレットをして
四大悲劇とされている他
シェイクスピアは多くの名作を私たちに残してくれています。
なかでも
”ロミオとジュリエット”は良く知られている処ですが
研究者の間ではこちらを”運命悲劇”
そしてハムレット以降を”性格悲劇”としたような
分類がなされていたりするんですね。

確かに
”ロミオとジュリエット”は
登場人物のキャラクターが要因となった
悲劇ではないようには思います。
というのも
ロレンス神父の使者がロミオの元に辿り着いていたなら
ロミオは死なずに済んだものでしょうし
そもそもロミオがジュリエットに出会った時には
彼には既にロザラインという恋人がいました。
ですが、そこでロミオが苦悩することはありません。
彼はあたかも宿命のようにジュリエットに心を移していました。
ジュリエットもしかりで
親に如何に反対されようとも躊躇なく
ロミオに向けて邁進する・・・。

シェイクスピアがそこに描いたのは
あくまで運命に翻弄されるふたりの姿であり
結え
”運命悲劇”であろうかと。
そして
ギリシア悲劇の多くはこちらに分類され
さらには無性格悲劇とも謂えるものでしょう。

一方ハムレット以降の登場人物はといえば
ひたすら思索、静思、深思することによって
物語は展開して行くようなんですね
よって
”性格悲劇”としたものでしょう。

トラジェディー(tragedy)は
英語で悲劇のことですが
語源は
古代ギリシア語
tragoidiaから来ています。
古代ギリシアにおいて悲劇は、神ディオニソス(バッコス)へ
捧げられていたものでした。


ーー創作の起源は描写であり
人間は”描写”というものを好む特性があるーー

アリストテレスの著書”詩学”からの言葉です。
そして
人間の一定の資質(崇高さ、知性、論証、見解)に触れる悲劇を通して
その登場人物に自分の心を重ね合わせ共感することにより
感情が揺さぶられ涙を流す
その結果
心が解放され癒されるのだと記していました。
現代でいうカタルシスの達成ですね。
(もっと謂えば涙はそのままカタルシス
泣くことは感情の浄化作用であるものでしょう)
また
それは明るさや楽しさ(明るく振る舞うことでは限界がある?)といった
楽観的思考では到達できないレベルのものであるとも語っていました。

悲劇の第一原理は物語(さらに構成)、次にキャラクター、次に知性
続けて措辞、最後に音曲だと。
ここで云う知性とは
ある状況下で
語るに相応しいことを語る能力といった類のものを
著しているように思います。

こうして考えて参りますと
文学の世界の深淵を垣間見るような
そんな
思いに捉われています・・。

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※カタルシスとはそもそも
生理学の分野で精神の浄化作用を表わすギリシア語でしたが
これを初めにこのように展開したのが
アリストテレスだったんですね。
















テーマ:ことば - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2012/12/12 18:44 】

| 文学~小説/詩/名言 | コメント(6) | トラックバック(0) |
霧の中の風景~テオ・アンゲロプロス~ギリシャ/イタリア/フランス
121212.jpg
SINCE1988年

ギリシャ、フランス、イタリア三国の合作映画
主人公は
12歳と5歳の姉弟
ヴーラとアレクサンドロス。

未だ見ぬ父親が住むと知らされ
ギリシャはアテネから
儚い希望を胸に
幼いふたりが
一心にドイツを目指すロードムービー
ギリシャの政情不安も背景にあります。

監督はテオ・アンゲロプロス

絵画のように美しい映像美で織り成されたこの映画
タイトルは
”霧の中の風景”

音楽はエレニ・カラインドロウ
オーボエ、フレンチ・ホルン、クラリネット
そしてストリングスが奏でる旋律が
胸に沁み渡ります・・・。

夜汽車に揺られるふたり
過る不安
行き着く処の不確かさ
見失う目標
奥深い山道を
しっかりと手を携えて歩む先
音もなく雪降る田舎町
作品中唯一の青空のもと
海から吊り上げられた巨大な石の手に秘められた意図
海辺のダンスシーン
オレステスへの想い・・・。

モノクロームの静謐な世界観
霧の奥に現われた大きな樹
ラストシーン
その構成美

幼いふたりは
ひたすらに
愛を求めて
もとめて

そして
届かない
それでも
そこにあるのは

厳然として

なんですね・・・

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美しさと同じ数だけの
哀しみを湛えた作品です。




第45回ヴェネツィア国際映画祭/銀獅子賞
第2回ヨーロッパ映画賞/作品賞受賞


テーマ:心に残る映画 - ジャンル:映画

【 2012/12/11 20:08 】

| 映画 | コメント(8) | トラックバック(0) |
恋人たちのクリスマス/マライアキャリー(動画試聴)~クリスマスに欲しいのはあなただけ/All I Want For Chiristmas Is You
121209.jpg

クリスマスに欲しいのは一つだけ
ツリーの下の贈り物なんていいの
今夜はそばに居て欲しいの
会いたいの
恋人たちのクリスマス/マライア・キャリー(←動画試聴)


歌詞はこちらから

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テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

【 2012/12/10 17:58 】

| 音楽 | コメント(8) | トラックバック(0) |
プラトン~饗宴~恋愛論
ΝΑΥ~1
プラトンの著作”饗宴”
この書
テーマは恋です。
ですので”プラトンの恋愛論”と見て良いのかと思います。

記述は対話形式で
議論の参加者は
パイドロス、パウサニアス、エリュクシマコス、アリストパネス、アガトン
それにソクラテスの6人です。

ここで云う恋の対象は
現代のそれとは違いますが
恋の本質に向けた議論としては
普遍的なものを感じます。

恋とは
”善きもの”が
永遠に自分のものとなることを目指してしまう
心の動きだと・・。

ひとを心から愛すると
多かれ少なかれ
心の奥深い処では
自分がこうした感覚に陥っていることに
気付かされること
確かにあるように思うんですね・・。


そして
”恋愛とは永遠への憧れ”であるというのが
この書の枢要であろうかと。


恋愛が成立するための基本条件は
人の命に限りがあることであり
結え
”命の連鎖”
これがまずひとつあるでしょう・・。
また
ひとを恋すると
本能的に死を想うことも
それを裏打ちしているのかもしれません。

諸行無常
生あるものは必ず滅し、形あるものは必ず壊れる
虚無主義ではありませんが
永遠などどこにも存在しないことは
大人ならば誰もが分かっていること
であるにもかかわらず
恋をすると永遠を感じる不思議・・・
そして
目に映らないものこそが
真に大切なものであることも
改めて
認識させられる瞬間でもあるんですね・・・。

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※この書”饗宴”は
アテナイの悲劇詩人アガトンが
悲劇のコンクールで優勝したその祝賀会での対話でした。

テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2012/12/08 17:38 】

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' The Bucket List ' /死ぬまでにやっておきたいこと/一度は訪れてみたい世界の観光スポット~バケットリスト
111112.jpg

' The Bucket List '
こちら
英語の口語表現で”死ぬまでにやっておきたいことの一覧を指しますが
死ぬまでに一度は訪れてみたい世界の観光スポットとして
"トリップアドバイザー・バケットリスト"なるものが在りまして
選ばれているのは、必然世界各国随所に散らばる絶景なわけなんですね^^

Bucket List
バケツ(桶) リストをこのように訳すのは
” Kick the bucket”(死ぬこと)というスラング由来のようです。
なので
the bucketは「棺」を指します。
こちらアメリカに限らずカナダでも
また、ヨーロッパの諸国においてもこのような慣用句は
散見されるようです。


このリスト
テーマごとに紹介されていまして
ちょっと興味深いかなって(笑
例えばこんな感じです。
☆死ぬまでに行きたい世界の幻想的な砂漠
☆死ぬまでに見てみたい世界の噴水
☆死ぬまでに入ってみたい世界の神秘的な洞窟
☆死ぬまでに一度は渡りたい世界の徒歩吊り橋
☆死ぬまでに行ってみたい世界の名瀑
☆死ぬまでに住んでみたい世界の不思議な伝統住居
☆死ぬまでに泊まってみたい世界の奇妙なホテル
☆死ぬまでに行きたい世界の名城
☆死ぬまでに見ておきたい空からの絶景
☆死ぬまでに行ってみたい世界の奇妙なビーチ
☆死ぬまでに行ってみたい世界の絶妙なバランスを保つ岩場
☆死ぬまでに泳ぎたい世界の驚愕スポット
☆死ぬまでに行ってみたい世界の奇妙な博物館
詳しくはこちらから
' The Bucket List '

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テーマ:海外生活 - ジャンル:海外情報

【 2012/12/07 17:37 】

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メロウ/アイルランド~スコットランド~マーメイド伝説~サイドストリー/アナザーストーリー/クロスオーバー/シェアード・ワールド/スピンオフ/派生~ヘッセ~人魚姫/アンデルセン~ローレライの歌/ドイツ~セイレーン/ギリシア神話



ーー儚さがなければ、美しいものはないーー


ドイツ文学を代表する作家
ヘルマン・ヘッセの言葉です。

彼は、続けて
次のように記していました。

”美と死
歓喜と無常
これらは
互いに求め合い制約し合っている”

Mols 034 the sea

世界各国に伝わるマーメイド伝説。
海辺で手鏡を翳しながら長い髪を梳かす水の精
そんな可憐なイメージのあるマーメイドですが
中でもローレライの歌は良く知られています。

ライン川を見下ろす断崖に座り魅惑的な声で謳い続ける
マーメイドの歌声に
航海する水夫たちは惑わされ
舵の手元を狂わせ破滅へと導かれるお話です。
ポピュラーな処ではハイネ
またライン川に身を投げるというブレンターノ オリジナルのローレライも切ない想いが込められていました。
こちら
古代ギリシア神話に登場する海の妖精
美しい歌声で男たちを誘い、嵐を呼び起こして難破させる
セイレーン(足元は魚ではなく鳥でしたが)の流れを汲むものでしょうか。
ここから各国にアナザー(サイド)ストーリーが生まれ
時にクロスオーバー、シェアード・ワールド、或いはスピンオフ、パラレルワールド、if系化
されていったようです。

アイルランドの”マーメイドの涙”伝説では
修道士に恋をした人魚が勇気を振り絞って
人間と同じ魂を授けて下さいと彼に申し出ます。
ですが修道士が心開くことはなく
とうとう最期には海辺にさえ近寄らないように言い渡されてしまうのです。
哀しみに暮れたマーメードがこのとき流した涙は小さな石に変わり
今でもアイオナ島の砂浜の灰緑色の小石は”マーメイドの涙”と
呼ばれているそうです。
またブリテン王国(イギリス)の人間の男性と結婚するお話
さらには
スコットランド北東部サザーランドには
コーンウォールの3つの願いをかなえてくれるメロウ伝承が・・。
他にも北欧、そして東洋に
シュメールに、南米の神ケツアルカトルに因むものなどなど
また
15世紀末のコロンブスの航海日誌には
アメリカ大陸への洋上で
マーメイドを見かけたと記されているほど
各国で古くから愛され受け継がれてきたSTORYなんですね。

個人的には
幼少のころに母から読み聞かせて貰った”人魚姫”
19世紀ヨーロッパでデンマークのアンデルセンが手掛けた童話ですが
その哀しみの結末に
一度聴いたら
忘れられない物語となって胸に刻まれました。

愛する人に逢いたい一心で
深い海の底で足と引き換えに
綺麗で優しい声を失うマーメイド
そして
ただただ愛する人のしあわせだけを願い
報われることなく泡となって消えたマーメイド。

そんな彼女を想うと
ヘッセの言葉が
想起されてくるんです。

彼女の恋は
儚いからこそ
美しいのだと・・

儚いからこそひとの心を捉えて離さない。

ですから
人魚の恋は
誰より胸に深く
強く
刻まれてきたのだろうと・・・。

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※派生作品
アレクサンダー・ツェムリンスキーの
交響詩に”Den lille Havfrue”がありましたし
アメリカ映画の”スプラッシュ”やディズニー映画”リトル・マーメイド”
ジブリの”崖の上のポニョ”
なんかもその派生作品と謂えるのではないでしょうか

テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2012/12/05 19:38 】

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