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プラトン~饗宴~恋愛論
ΝΑΥ~1
プラトンの著作”饗宴”
この書
テーマは恋です。
ですので”プラトンの恋愛論”と見て良いのかと思います。

記述は対話形式で
議論の参加者は
パイドロス、パウサニアス、エリュクシマコス、アリストパネス、アガトン
それにソクラテスの6人です。

ここで云う恋の対象は
現代のそれとは違いますが
恋の本質に向けた議論としては
普遍的なものを感じます。

恋とは
”善きもの”が
永遠に自分のものとなることを目指してしまう
心の動きだと・・。

ひとを心から愛すると
多かれ少なかれ
心の奥深い処では
自分がこうした感覚に陥っていることに
気付かされること
確かにあるように思うんですね・・。


そして
”恋愛とは永遠への憧れ”であるというのが
この書の枢要であろうかと。


恋愛が成立するための基本条件は
人の命に限りがあることであり
結え
”命の連鎖”
これがまずひとつあるでしょう・・。
また
ひとを恋すると
本能的に死を想うことも
それを裏打ちしているのかもしれません。

諸行無常
生あるものは必ず滅し、形あるものは必ず壊れる
虚無主義ではありませんが
永遠などどこにも存在しないことは
大人ならば誰もが分かっていること
であるにもかかわらず
恋をすると永遠を感じる不思議・・・
そして
目に映らないものこそが
真に大切なものであることも
改めて
認識させられる瞬間でもあるんですね・・・。

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※この書”饗宴”は
アテナイの悲劇詩人アガトンが
悲劇のコンクールで優勝したその祝賀会での対話でした。
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テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2012/12/08 17:38 】

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