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日本文学の馨る街~鎌倉 Ⅰ~由比ヶ浜/円覚寺/東慶寺~漱石/こころ/初秋の一日/坊ちゃん/彼岸過迄/門
ーー此手紙があなたの手に落ちる頃には、
      私はもう此世には居ないでしょうーー

             ~こころ/夏目漱石

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先の休日に歩いたこの由比ヶ浜の海岸は
漱石の著した”こころ”の私と先生との出会いの海でありました。

27歳の漱石が
精神の解放を求めて旅立った地
古都 鎌倉は
”初秋の一日”にも
北鎌倉周辺から切通しを抜けて東慶寺、鎌倉駅に至る道程が
描写されています。

なんとも優しいシルエットを描く
円覚寺山門
そのすぐ脇、帰源院には
縁の漱石
その句碑が建てられてもいるんですね。

またこの境内には
”石漱”と刻印された石柱がありまして
こちら漱石が訪れる以前、天保年間のものです故
恐らく漱石というペンネームの由縁となったものではなかろうかと
勝手に推察している私です(笑

彼の鎌倉での滞在日数はそう長くはなかったようですが
それだけに
”坊ちゃん”の同級生との思い出の地として
”彼岸過迄”には材木座が
また”門”の素材から、この”こころ”に至るまで
彼の作家人生を通じて
その翳が見え隠れすることに
改めて
この鎌倉が私たちに手渡す
見えざる心億を想わないではいられません。

往時の漱石が訪ねた円覚寺をはじめ
周辺寺社に纏わる佇まいと
鎌倉のこの海は
あれから120年の歳月が経過しても
やはり鎌倉時代そのままの面影を残す
徹頭徹尾の”古都”でありまして
鎌倉とは品に
寛雅な
悠久の地であります・・・。

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テーマ:海のある風景 - ジャンル:写真

【 2013/08/28 18:36 】

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