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ストア哲学~海洋のエチカ~幸福論/ヒルティ
ギリシア哲学が歩んだ道
その到達点とも謂える
ストア哲学ですが・・・。

其処に潜む叡智

ーー世の中にはふたつしかない
ひとつは
人のチカラの及ぶもの
言い換えれば意思の所産に纏わるものすべて
そして
もうひとつは
人のチカラの及ばないもの
換言するなら
私たちの所為でない一切のものーー

こちらをして
ヒルティもその著作”幸福論”に
幸せに生きるための方法を次のように記していました。

ーーあなたの今の苦しみを検証しなさい
そしてもし
それが人のチカラの及ばないものであるなら
それは、あなたには関係のない問題なのです。
よって
直ちに悩むことをやめましょうーー
ってこんな感じで^^

幸福への道は是なんですね
意志の力でどうにもならない事は考えない
それだけのこと・・・。

そもそも
ストア哲学って

チカラの及ぶ事象に対しては
最善を尽くし
それが及ばないことは諦観する
そうした
概念とも云えます。

なんだか当たり前のことのようでいて
そうでもなく・・

私たちは
それが
なかなか切り分けられないでいるんですね。

ですが
切り分けさえできれば
解決です。

後は
頑張るか
切り捨てるか
二択
極めてシンプルですね。

DSC_0395.jpg

※こうしたストア哲学には
”最古のエチカ”が在りまして
そして
さらには”未来のエチカ”さえ
内包しているよう
なんですね。

それは
善悪を超えて
すべてを受け入れ
浄化する
あたかも
海のように
広大にして深遠な
海溶エチカ・・・。

ストア哲学となれば
禁欲主義(確かにそんな学術論文もないことはないのですが)
というイメージをもたれている方
思いのほか多くいらして
***事典などにもそのような解説がなされているのが現状で。
さらには、新プラトン派、中世キリスト教、ショーペンハウアーなど
同じ括りで説明されているよう(涙

そしてこの”通俗的概念”こそが
多くのひとのこの学問への興味を失わせ
正しい理解を妨げているということもまた事実でありましょう。

ですが実際は
ストア派の目的は須らく定式化されたカタチで表現されており
そこには”禁欲”に該当する要素は
一切含まれていません。

ゼノンが伝えたかったのは
”合致して生きる”ということ
”不一致に生きる者は不幸”
だと・・
ここに集約されます。

その後
排他的な
選別エチカが
台頭して・・・
人々に
別の哀しみを呼び寄せた。

近代の西洋における排他的装置
その閉塞的空間に思いを致せば
何でもできそうな気持ちになれます

そう
努力だけは
惜しまないで生きてゆきたいから・・。
































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テーマ:自由への道程 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2013/11/23 17:57 】

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