夕暮れのゆきやなぎ
春の訪れを告げるかのように
白く可憐な花をつける雪柳
芽吹き始めた枝先が
まだ冷たさを残す風に揺れて
夕闇に融けてゆきます

DSC_0003_20140228160434166.jpg


























スポンサーサイト
続きを読む

テーマ:ガーデニング - ジャンル:趣味・実用

【 2014/02/28 21:04 】

| ガーデニング | トラックバック(0) |
あの日愛した風景 Ⅱ~あなたが居た場所














テーマ:ヨーロッパ - ジャンル:海外情報

【 2014/02/27 19:14 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | トラックバック(0) |
日比谷公園~松本楼~漱石/野分~高村光太郎/智恵子抄


日比谷公園の松本楼です

写真左手奥の外務省から右手の帝国ホテルに抜ける
通りすがりの風景・・

束の間の公園デートでした(笑

古くから
森のレストランとして愛されたこの場所は
漱石の”野分”や
光太郎の”智恵子抄”にも登場していましたよね

創業時から松本楼を見守ってきたという
大公孫樹は樹齢500年にもなるのだとか
樹の年輪
その重みは
樹木の温もりにも比例するのカナ・・
なんて感じたひとときでもありました^^

淋しげな冬景色ですが
樹々の梢は
小さくも
健気に
芽吹き始めています・・・。

DSCN5290_201402261409464e3.jpg

ーー松本楼の庭前に~

     かすかに耳なれたる鈴の音すーー


















テーマ:季節の風景 - ジャンル:写真

【 2014/02/26 17:59 】

| 気紛れドライブ | トラックバック(0) |
あの日愛した風景 Ⅰ~あなたが居た場所





































テーマ:ヨーロッパ - ジャンル:海外情報

【 2014/02/24 18:01 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | トラックバック(0) |
旅の記憶 Ⅸ~ステンドグラスに魅せられて~シャガールブルー/ストラスブール/ランス/ルーアン/サグラダ
DSC_0766 (2)

見知らぬ街
少し疲れた身体を休めるため
珈琲の香りに誘われて
立ち寄ったカフェ

琥珀色の心地よい味わいに身をまかせながら
カップ中の揺らめきに
ふと視線をあげれば
ステンドグラスから射し込む光・・・

そんな状況
そうなれば
暫くはもう
視線ロックな状態で、
それだけで今日は最高☆
なくらいに
私はステンドグラスが好きなんですね。

恋するステンドグラス
その始まりは
ニースの海色を映す高台
シャガール美術館で覚えた
ラピス・ラズリ(エジプト,シュメール,バビロニアといった古代から伝わる宝石)のような
深い青色ーゴッホやピカソが残した哀しみを湛える青とは趣を異にしたー
そう
ランスの大聖堂でこのシャガール・ブルーのステンドグラスに邂逅した瞬間
あの時に恋心が芽生えたかと(笑

そして

バルセロナのサグラダファミリア
多くの繊細な小塔をもつフォルムばかりが
評価されているようにも感じるのですが
実は、なんといってもこちら堂内なんですね
個人的には。

一歩足を踏み入れた時の
あの圧倒させられる
一面のステンドグラス
陽の光を集めて
自らの体内を通過させ
届けてくれる光の豊かさ
色彩の柔らかさ
静けさ
優しさ・・・

こうした
ステンドグラス本来の魅力をベースに
歴史を縦糸に
聖母マリアの清らかさを横糸に紡ぎ出し
尚、時を超えて
現代の美観に
そのまま通じるデザイン性を有するのが
ロゼットで飾られた薔薇窓でありましょうか

古フランス語のroue起源のこの言葉ですが
十字軍遠征の際にヨルダンの建築にヒントを得て
ヨーロッパに持ち込まれたものだとも伝えられています。
(ガラスに色が付けられたという観点では、起源前3000年まで遡るんですね
ですが現存する最古のステンドグラスは、ライン地方修道院のそれ9世紀の作品だとか)

ロマネスク様式のバシリカに
後期ロマネスク・ゴシック様式に
そして後の
ネオ・ゴシック(ゴシック・リヴァイヴァル建築)様式へと
受け継がれていったんですよね。

パリ近郊のサン・ドニや
ランス、ルーアン当りが最高峰で・・

フランスからドイツ国境に近い
あの可愛らしい学生街
大好きなストラスブールの大聖堂や
イタリアは恋人たちの街ヴェローナ
古くて新しいシエナにも
そして
英国はやはりセント・ポール大聖堂
さらにチェコ
モルダウ河の畔、高台から美しいプラハの街を見下ろすヴィート大聖堂に
アメリカでは
マティスがデザインしたという
ロックフェラー礼拝堂の薔薇窓が心に残っています。

DSCN3854.jpg
























テーマ:ヨーロッパ - ジャンル:海外情報

【 2014/02/22 15:09 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | トラックバック(0) |
オルテガのこころ
DSCN3800.jpg

先に,
僅かに触れた
オルテガ・・・

そんな彼の書
その日本語訳の先に
想いを馳せてみました。

其処に刻まれた
”大衆”の文字。

大衆、民衆、群衆
この辺り
同じ日本に暮らす者同士の同じ日本語であったとしても
その理解が必ずしも一致するものではないようで・・・
故、時に、
その意味のとり方には
慎重であらねばならないものでしょうか。

そして、一般に謂う”大衆”と
オルテガの訳書にある”大衆”のもつ意味合いにも
明らかな差異が見て取れます。

彼のいう”大衆”は
あくまで
その”無名性”を指すものであり
厳密に言えば
”大衆心理”を指しているようなんですね。
それは取りも直さず
大衆の言動は得てして
特定の個人には、直接責任追求が及ばない
ことを意図するものであり
その性質上
大衆のムーブメントをそのまま正義(真理)と判断するには
危険が孕むことを承知しておく必要がある
と言ったニュアンスを含む言葉では
なかったでしょうか。

その証左のひとつに
オルテガは”大衆”は(上下層を問わず)
科学の最先端をゆく超エリートのなかにも
存在する(心理)と記しているんですね。

翻訳には必ずといって良いほど
誤訳、誤解が付き纏っているようですし
単語ひとつとっても
原書の中でのそれを
どう訳すかで
その文脈はまったく違うものにもなってきます・・・。

翻訳された書は
訳者の内部を通り抜けたべつものだと考える人達の主張が
そんなに外れてはいない状況に陥っている作品は決して少なくはありません。

翻訳文学という繊細な分野に於いて
時代背景を鑑み、往時のその地の人々の視点を抑えながらの
当該社会,文化の客観的理解の必要性
さらには
その限界をも強く感じています・・・。








テーマ:art・芸術・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/02/20 21:42 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | トラックバック(0) |
旅の記憶Ⅷ~記憶の旋律/ゲニウス・ロキ~建築と文学のアナロジー/ユーゴー/ハーディ
DSC_0503 (3)

教会に古城、オペラ座など
由緒ある建築を巡る逍遥は
机上で学んだ歴史と交錯し
ひとつの旋律を奏でるが如く
時の河を遡ってゆく・・・。


予てより建築とは
そこに向き合う者達に
書物よりも雄弁に
歴史を感じさせてくれる存在
そうしたスタンスでおりましたから
記憶メディアのひとつに
建築を数えるという英国文化
その感性の豊かさに接した時の
鮮烈な共感は今も忘れることができません。

それ以前にも
記憶と建築が結びつけられる経験はございまして・・
例えば
建築は人類の歴史であり
それを解読することで
生きた歴史が学べる
としたユーゴーの著作との出会いがありましたし
建築を”写本”に擬えていたハーディもいました。
もっと言えば
記憶のためにこその建築
とまで言い切ったラスキンらの
優れたメタファもあったりで
そうした認識は出来ていたかとは思うのですが。

確かに、
建築は歴史を伝えるに
あまりに能辯であり
よって極めて文学的存在と
謂って良いのかと。

此処には明らかに文字を超え出るものがあります
と申しますのも
建築はそれを利用した人々の往時の感情を
内包していますし
築き上げた者たちの努力の結晶そのものでもあるわけですから
結え”ゲニウス・ロキ”を強く感じさせる・・・と。

ローマ神話における地霊(守護精霊)を起源としたこのgenius locīは
欧米では、その土地の雰囲気や土地柄を示すといった
謂わば普段使いの言葉なのですが
日本ではあまり馴染みがないですよね
(genius locī、文学、建築以外にも
ランドスケープデザイナーといったご職業の方には
どうでしょう
必須の概念かと拝察されもするのですが・・。)

こうして鑑みるに
文学と建築の親和性に異論はない処かと
また
あくまでも歴史(記憶)あっての人類ですから
忘却という抗い様のない敵からの
”救済テクスト”という観点での共通項も
孕んでいると云えましょう。

歴史を刻む美しい建築物と
それを取り巻く環境との調和を堪能し
心行くまで対象を読み解きながら
訪れた地を巡る
私にとっての建築は
所記との対話の場であり
それはそのまま
其処でしか得られない掛替えのない情動となって
この胸に刻まれてきたものです。







































テーマ:ヨーロッパ - ジャンル:海外情報

【 2014/02/19 18:20 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | トラックバック(0) |
朝焼けの窓辺に


喜びの共有

哀しみの共有
それは
似て非なるもの・・・。





その理由は
トルストイがアンナ・カレーニナの冒頭に
記した
あのフレーズの重みにも通じます・・。

ーーすべての幸福な家庭は互いに似通っている。しかし不幸な家庭は、それぞれの仕方で不幸なのだーー

























【 2014/02/18 18:37 】

| 未分類 | トラックバック(0) |
旅の記憶/色彩に誘われてⅦ~扉・・・言葉のチカラ~ふれあい~川端康成
欧州ではどんな小さな町でも
その中心には鐘塔をもつ小さな教会がある

私が辿りついたこの教会には
深き光沢に蓋われた重い扉
そして其処に施されたhandle
扉好きの私には堪らない気づかいだ

DSCN4150.jpg

内なる世界と外界とを隔てる扉だが
それは外と内を繋ぐに
なくてはならない
メソッドでもある

そしてその
固く閉ざされた扉を開くものは
・・・・・
親和力
なるものかもしれない

あのとき私が手にしていたのは
川端の文庫本
それもそのひとつだ
そこには

二度と会うことの叶わない相手に向けて
語りかけること
それは
なんと哀しく
しかし
なんと美しい慣習であろうか
そんな
ヘッセをも想わせる美学に貫かれた随筆が
収められていた

書に向き合うひとの胸の痛みに思いを致し
引き受けてさえくれそうな
穏やかな光に満ちた世界観
そう
人と人とを結びつける
親和力にも似た
不思議なチカラが働く場所であった


信頼関係に裏打ちされると
ただもう
そばにいてくれるだけで
安らぎを得られる
そんな暖かにも確かな関係が構築される
それは
ときに友人であり
ときに恋人で・・

そうした
かけがえのない人を
失えば

埋めようのない喪失感が
襲ってくる

それを埋めてくれるもの・・

哀しみの淵に蹲り
その苦悩を
耐えて
耐えながら

他者を思い遣り
その痛みを掬い取るような
豊かな愛を湛える芸術。


痛みさえも愛しくて
その痛みから逃れることよりも
それが消滅してしまうそのことのほうが
ずっと耐え難いといったような
そうした愛のカタチへの繊細な理解に
邂逅できたときのあの感覚を

心の融和
親和性と
呼んでよいのかと。

その一方でやはり
理解不能の関係というものもあって
同じ言語を扱っているはずなのに
フランス語より
スペイン語より隔たりを感じさせる
それは
乾いた文脈となって
空を舞い
こころを疲弊させる
同じ月(作品)を眺めても
重なる何ものもなく
冷たい風が吹き抜けるだけ

そうした対象とは
パラレルワールドを
生きる他
手立てはないのかもしれない

通じ合い
響き合うこころ
ひとがひととしていちばん大切な感覚
心の奥深く
柔らかな処に息衝く想いを
共有できたとき

それこそが
哀しみを掬い取り
胸を塞ぐ鉛を融かし
涙を乾してゆくのだ

さり気ない日常に
優しさという名のブーケが贈られる
淡いパステルカラーが調和する優しみの色彩

私にとっては
そうした
こころのふれあいの中にこそ
求めて止まない
関係性が潜んでいるようだ・・。



























































テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/02/17 20:10 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | トラックバック(0) |
雪の精の囁き
舞い降りる雪が
樹形に寄り添うように
羽根をやすめて・・・

DSCN5257.jpg

blueが
内包する哀しみ

生きてゆくに
胸を痛めることは
決して
少なくなくて

それでも
その涙を
笑顔に変えて

今日の
この一日を
一生懸命に生き抜く
あなた

そんなあなたを
私たちは
とっても
素敵だと感じています。

だから私たちは
心から
あなたを
応援しています。

応援するココロに
距離は関係ないと
想うんです・・・。











【 2014/02/16 04:32 】

| 未分類 | トラックバック(0) |
旅の記憶/色彩に誘われて 断章Ⅵ~アンダルシア/コスタ・デル・ソルの街 想い出のミハス
P1100895.jpg

待ち合わせをした噴水は
僅かだけれど絶え間なく水が溢れていた

あの日も
あなたは先に来ていて

それでも
今来たばかりだよって

いつもと同じように笑ってた

そんなあなたの手には
オルテガのテキスト

その扉には
見慣れた少し癖のある文字で

真の哲学者は生まれながらの
根源的直観をもっている

そんな意味合いの
ちょっとたどたどしいスペイン語

言葉には出さなかったけれど
あなたにもそれがあると
私はずっと思ってた。

こんなことになるなら
あの時伝えておけば良かった
そう悔やんでは
胸が痛くなり
涙が溢れそうになって困る

こういうのを
思い出し泣き
なんていうのかな

な訳ないか
そんな言葉あるわけないし。

哲学が思考の解放となること
最高の精神がどれほど豊かなものであるか
そんな
オルテガの論旨にふれながら
ふたりでこの坂を登って・・・
海の見える
あのレストランカフェでワイングラス傾けたよね

夕食にはまだ時間が早くて
私たちふたり
貸し切り状態だったね

白壁に
窓辺に
階段に
石畳に
テーブルに
至る処にテラコッタ
其処には
赤い花が咲き誇ってた

ジブラルタル海峡を見下ろす
なだらかな丘陵地帯
陽の光に映える
美しい街
ミハスの想い出。

アンダルシアのコスタ・デル・ソル
テラスから見える海は
絵にかいたようなマリンブルー

このジブラルタル海峡を挟んで
其の向こうはアフリカ
モロッコだ
カサブランカは
世界一綺麗な街だよ
今度はふたりでゆくんだよって
それがあなたの口癖だった

講義を聴くときのあの真剣な横顔
それとは別人みたいに
ああして
ぶっきらぼうに
長い足を前に投げ出して
前髪を掻きあげながら
少し照れたように
話すあなたが好きだった

学内でのあなたの語りは
とても大人びていて
いつのときも明晰
客観的で
他者に寛容
結え、あなたの言葉は
しなやかに私の心に入り込んできた
ひとを説得するに充分すぎるほどの論拠があるのだ

私の眼差しは
あなたの瞳だけを
見詰めてた

まっすぐに。

この街は
あの日と
何も変わってない
地中海の海色を映す明度の高い空も
所々にアイボリーの土を混ぜた丘陵のオリーブ畑も
石造りの教会インマクラダ・コンセプシオンも
可愛らしい牛の看板が掛けられた小さな闘牛場も
レモンイエローのぽってりしたポストも
カラフルなワゴンで売ってたアーモンドな焼き菓子の美味しさも
そして


私のこころも・・・
何も変わっていない

このローマの城壁なんか
何千年もそのまんまなのに

なぜ
あなただけが
この世界に存在しないのだろう・・・





どんなに考えたって
私にはそれが解らない
どうしたって
解からない

理解力なくて
ごめんなさい。











P1100904.jpg





















続きを読む

テーマ:ヨーロッパ - ジャンル:海外情報

【 2014/02/13 19:02 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | トラックバック(0) |
旅の記憶/色彩に誘われて 断章Ⅴ~叶わぬ恋オンディーヌ伝説~ローレライ/ニンフ/人魚姫
DSC_0077 (5)

ヨーロッパを廻っていると
田園風景の中に広がる
地方都市での逍遥では
その地に暮らす人々との緩やかな語らいの機会にも
恵まれて・・・

そんななかで
その豊かな自然に相俟って
忘れられない想い出となっているもの
それは彼らが聴かせて下さる
古くからその土地で言い伝えられてきた
オンディーヌ伝説。
水の精オンディーヌが
人間ハンスに恋する物語なのですが
ほんとうに各国にあるんです。

みなさま
お気付きかと思うのですが
このオンディーヌ伝説
どこか”人魚姫”のお話に似ているんですね

ジッドが大絶賛したジャン・ジロドゥ
彼の戯曲でもやはり
オンディ―ヌをローレライになぞらえていましたっけ。

恋するのはいつも
オンディーヌ
ローレライ、ニンフ
そして人魚姫で・・・
恋されるのは、英雄
ハンスであり時にヒルトブラントであり
王子様
な訳です。

彼女たちは
”拒絶される女神”であり
その想いが届くことはないんですね・・・。

こちら
シュメール神話(紀元前4000年からの約1000年間栄えた
シュメール文明のウルク文化期)の金星の女神、イナンナが起源のよう
メソポタミア神話にも登場していまして、
外敵を排除する神として崇められ
統一国家の形成期には
王権授与の神としても大活躍♪

欧州の神話では、概して
”倒すことによって
絶大なる援助者にとって代わる女性”
を扱ったお話少なくないようです。
例えばはギリシア神話のキルケに
ケルト神話のスガサフやモリグーたちがそうです
女性の胸元に短剣を突き付け
西洋の英雄たちは、その約束を取り付けているんです。
そしてまた
古代の彼女たちのイメージ
それは現代とは随分と違ったものに映っていたようです。

************************
女性は、いつのときも
愛するひとの味方です。
例え、
世界中を敵に回しても・・・。
命さえも厭いません。
************************

強きもの
それは”愛”なり
といったところでしょうか。

煌めく光に
小川のせせらぎ
そして木洩れ陽燻らす樹々の緑たち
それぞれの土地に根差した美しさと
幾星霜を越えそこに言い伝えられてきた悲恋の物語が
ひとつに溶け合う瞬間(とき)のあの感覚が
いつしか大切な
こころのなかの宝物になっているんです・・・。
















テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/02/11 10:24 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | トラックバック(0) |
旅の記憶/色彩に誘われて 断章Ⅳ~セビリア/スペイン広場
P1100669.jpg

ミナレットのアラベスク模様を残すヒラルダの塔に
誰もが目を奪われるセビリアのスペイン広場
数あるスペイン広場の中でも
有数の美しさに違いありません
けれど
寧ろ私の心は
この広場の随所に施された
美しいセビリアタイルの装飾に・・。

この一角は
”Guipúzcoa”の文字列から
スペイン北部バスク洲に位置する
国内最小の県Guipúzcoaを謳ったものとわかるのですが。

何れもrest系、ベンチを兼ねたスタイルで
ひとたびここに身を置くなら
(多分傍目には)私の瞳は潤んで
かなりのドゥリーミング状態(笑
道行くひとには
ちょっと引かれてしまうくらいの勢いの
佇まいではなかったかと・・

スペイン
特にアンダルシア地方やバレンシア辺りを旅すれば
必ずや
この国ならではの眩ゆいばかりの陽の光を一身に集めた
タイルの美しさが目にとまるハズ。

幾何学模様のタイルピースを組み合わせた
モザイクタイルのようなクエルダセカに
ポルトガルではアズレージョと呼ばれ愛される
マヨルカタイルなどなど
スペインでは
歴史的建造物に市庁舎や駅舎、教会は言わずもがな
アベニューやショップの外観、インテリアにまで・・・
もう街全体がタイルアートで埋め尽くされている
そしてそれは彼らの住まいとて同じこと
玄関、テラスにリビングの床や壁
さらにはキッチン、ガーデニンググッズまでも
あらゆる生活雑貨に惜しみなく使われるタイルたち

そのデザイン性は独特で
所謂ヨーロピアンな印象とは少し異なるんですね
それもその筈
このエリアとは
ジブラルタル海峡を隔ててお向かいの国
北アフリカから渡ってきたイスラム勢力が
8世紀から15世紀までもの長期に渡り統治してきたという
そんな歴史事情あってのもの。
イスラム文化の影響はといえばそう
あのグラナダ、アルハンブラ宮殿に象徴される
精緻な幾何学的アラベスク模様のタイルを思い起こせば
合点も行く訳で、
そこにスペイン独特の鮮やかな色彩が融合され
スペイン独自のタイル文化が築き上げられたという訳なんですね^^
素晴らしきかなタイル芸術・・・☆











テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/02/10 09:10 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | トラックバック(0) |
旅の記憶/色彩に誘われて 断章Ⅲ~イタリアの赤/ポンペイ壁画/フィレンツェ/ボッティチェリ
イタリアの赤

ヴァチカン美術館を廻るなか
時折現れる赤に、
ハッとさせられた作品が脳裏を去来してもいるのだけれど・・・
ココはやはり
Villa dei Misteriに残された壁画

(この地では、栄光に捉われず自ら信じるものを描いたと云うシャバンヌ
彼のメッセージ性を併せ持つ空間表現をも想った瞬間もあって・・)

PAP_0372_20140208152839416.jpg

ーーConsiglio Nazionale delle RIcercheの
研究報告が紙上に掲載されたのは此処を訪れたその日から
僅か数ヶ月後の秋のことだったーー

ナポリ海岸が擁すヴェスヴィオのシルエットに抱かれながら
豊かな陽の光とその陰翳だけが彩りとなるような
ベージュの街
古代都市ポンペイ

城壁を越え
左手に火山を眺めながら
続く秘儀荘への道
海を背に立つ
迷路のような回廊の一区画に
当然立ち現われるフレスコ画
場違いなほどの
華やかな赤色が私達を魅了する

PAP_0363_20140208153608a24.jpg

世に謂うポンペイの赤だ
(フレスコ)壁画と云えば淡い(シャバンヌしかり)色彩
フィレンツエの大聖堂に見る
ジョットの赤も
そのパステル感ゆえ崇高な理念が漂っていた
一方でポンペイの赤は
その鮮やかさも然ることながら
2000年の歴史その重み故か
一層の鮮烈さを観る者に与えるようだ
こちらローマ神話ではバッカスにあたる
ギリシア神話の登場人物ディオニュソスへの信仰が描かれたもので
人物はほぼ等身大スケール
そしてその背景色に赤が施されているのだ
なんとも
神秘的で妖艶な美を放っていて
私のイタリアイメージ
その要となる色彩となった

それから間もなく
イタリア学術会は色彩会議場において
この赤は
変色したものであって実は黄だったと
要因は、ヴェスビオ火山噴火に伴う高温と流出ガスの影響
との研究報告を成し
その検証に目を通すなら
そこにはもう
否定しようもない裏付けが詳細に記されていた。

そうなると
あのフレスコ画の印象は
随分と違ったものになってくる

色彩のチカラって
凄いナ
なんて
改めて感じさせられたできごとでもあった。

そう・・
イタリアと云えば赤で、
この”ポンぺイの赤”は
フェラーリの赤やヴァレンティーノの赤に
少なからず
華を添えていたようにも思っていたから(笑

それでもやはり
イタリアは赤・・・
フィレンツェはウフィツィ美術館で邂逅したそれ

ボッティチェリの描くマリアは
そのすべてに赤を纏わせているようだが
画集ではさほど感じなかったものが
対峙してみると
まさに果てなき天上の愛の象徴
そんな色彩
というより
たぶん私が
好きなだけかもしれない^^

取り分け,ポリティアーノの詩に、古代ギリシャのアフロディーテ讃歌から
インスピレーションを得て描かれたという
ヴィーナスの誕生に魅かれた

プラトンアカデミーそのメンバーのひとりだったという
ボッティチェリならではの世界観
文芸(ダンテ)を愛し尽くした
彼でなくば描出できない
そう思わせる独特のオーラ
泡から生まれたヴィーナスが
貝の船でオレンジの樹々豊かな愛の島シテーレ島に辿りつく場面だ
迎える妖精の手にある
(雛菊、サクラソウ、矢車菊など春の花々その刺繍が施された)赤のローブ。

そして、もうひとつ
”プリマヴェーラ”

ゼフュロスがフローラに花園を与えるという
春の到来を描き出した作品

理想的人間像を描いたと評されるほどに
優しくも儚げ
憂いを含む地上のヴィーナス
その佇まい・・・

そんな彼女の纏う中央の赤
(”剛毅”の赤の存在感にも似て)

15世紀末フィレンツェの暗黒をよく潜り抜けたものだと
まずそこに感動してしてしまうのだけれど
それだけにイタリアの至宝でもある訳で。

ルーブルがモナリザに世界を旅させるのとは対照的に
ウフィツィにゆかねば邂逅できないというこの作品故の
より一層の思い入れもどこかにあったものかもしれない・・

そうした旅の途中の
極々小さな呟きは
私にとっては掛け替えのない時間で
それは、時を経て様々な体験と共鳴しながら
私の体内で融合する
そして時間をかけて醸造され
やがて生きるエネルギーに変ってきているそのことに
気付いてから
どれほどの月日が流れただろうか。

********************************************

先に綴ったフィレンツェは
ボッティチェリの街と謂われたけれど
あなたが仰られるのは
対する”ヴェネツィア派”ですね・・。
あぁ、ダンテの詩から
”星々を率いる太陽”と呼ばれた巨匠
ティツィアーノらの世界観が
私もほんの少し垣間見えるようです。

聖母マリアの纏う赤(と青)
ベネティアンガラスの地ですものね
色彩には相当の拘りがあったものでしょう
下地が褐色というそのことは
同時代のフランドルの画家
ファン・アイクの赤の耀きその技法とは
寧ろ真逆ともいえるものでしたでしょうか

色彩で絵画を想うなら
フェルメール、ゴッホ・・・
この手の話題になると
収拾がつかなくなって困りますが
こうして
想いを巡らすのはほんとうに楽しいでもので
いつも優しくお付き合い下さることに
心から感謝しています。

































テーマ:art・芸術・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/02/09 16:15 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | トラックバック(0) |
ありがとうをあなたへ~"ヴァスコ・ダ・ガマの見た海"
YOKOHAMAに降りしきる雪
しんしんと音もなく積って・・・

雪灯りとはよくいったもので
この時間になっても辺りは明るいです

DSC_0056_20140208180250ed7.jpg

雪に閉ざされた室内
珈琲の香りのなか
小さな部屋の窓辺で開いたPCには
あなたからのMAILが・・・。

DSC_0049_20140208180250f7c.jpg

"ヴァスコ・ダ・ガマの見た海"
フィットします
奥行きのあるタイトルですね
というより
作品そのものが・・。

ヴァスコ・ダ・ガマが見詰めた海

暗い海色が暗示する世界観
空のグラデーションに
あの時代の混沌を見せながら
水平線から差し込む光
その先に
往時の彼らの夢が潜んでいるよう

モノトーンのエッチングでこれだけの表現力
素晴らしいです
UPの日を愉しみにしています。

ネーミングは作家さんご本人がなさるのが
理想かなって^^
鑑賞者は
どうしたって
そのタイトルに意識が向くのは
世の常
ですものね

イメージだけが
ひとり歩きしてしまわないためにも・・。

DSC_0020_20140208180249dc1.jpg


*****************************

そして
赤が印象的な作品
とのお言葉を受けまして
行きます。

色彩に誘われて
イタリアの”旅の記憶”
私にとって赤は
イタリアな感じなんです^^













テーマ:**暮らしを楽しむ** - ジャンル:ライフ

【 2014/02/08 17:52 】

| インテリア | トラックバック(0) |
旅の記憶/色彩に誘われて 断章Ⅱ~白い風船~燃える焔 漱石/それからの赤へ
DSC_0535_20140206145956913.jpg

旅の途中で出遭った
窓辺を飾る白い風船
この愛らしい演出が
私の視線を捉えた

結婚式
そのdirectionだろうか
光沢のある純白のバルーンは
私たち女性が身につける
白のウエディングドレスや
白無垢に相俟って
ピュアなイメージで周囲を埋め尽くす

日本でも
白は陽光、月光
その光の色とされ
古来より
神聖視されてきたもので
純粋無垢
清らかなイメージが付き纏う・・・。


一方で
赤い風船は・・・
と謂えば
幼子の可愛らしさ
そして
私の中では
漱石の”それから”だ

噎せ返るような白百合の香りに
赤い風船そして
真っ赤に燃える太陽へ
と、赤の世界を象徴的に書き著し
論理的な主人公が感情に曳かれて行くそのプロセスを
色彩で訴えるラストシーケンスが見事な作品だ。

文学しかり
絵画しかり
色彩はいつのときも
私達の感性にダイレクトに訴えかけてくる

抜けるようなスカイブルーと
豊かな樹々の緑を完璧に味方に付けた
美しいホワイトバルーンに酔わされながらも
心はどこへでも自在に羽ばたく
だからこそ
白が一層華やいだりもする

ほんとうの自由とは
こんな心の動きを謂うのかもしれない
こうした時間を
余すところなく
味わい尽くす
それも旅の愉しみのひとつだ。

DSC_0636_20140206153539464.jpg

心通じ合えるあなたへ・・・


















テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/02/06 21:48 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | トラックバック(0) |
旅の記憶/色彩に誘われて 断章Ⅰ~ポルトガル~ヴァスコ・ダ・ガマ


歴史を見詰めてきた聖なる青に
純白の雲が浮かぶ
この穏やかないちにち
私はポルトガルの田舎町に佇んでいた

パステルベージュのなだらかな丘陵に囲まれた小さな町
それは
人影もまばらな小高い丘の上にあった

そにへ続く細い路地は幾度となく折れ曲がり
僅かな傾斜を刻む古びた石畳と白壁に守られながら
歩みを進める
そして
辿り着いた場所には
固く閉ざされた鉄の扉

濃い緑が印象的な
そのドアの脇に架けられたプレートには
”Vasco da Gama”の文字
彼が暮らしたというこのカーサは
見えないヴェールにも似た
或る雰囲気に包まれていた
”escritorio”を鑑みるに
彼がここに活動の拠点を置いていたとすることも
想像に難くない

あまりに有名な彼の業績(現代の価値観では語れないものも含めて)は
記すまでもないけれど
ただ
此処を訪れたあの日
あの場所で確かに感じたもの
それは
遙かなる中世の息吹
その
夢の跡だった

そうあった理由が
(世界史の授業なんかではきっと教えることはないであろう)プレステ・ジョアン伝説
そのせいだということも分かっていた

東方の三博士の末裔とも
見做されたジョアン王が治めるという
”幻の王国”
そう
彼らは夢見たのだ
その王国を探し出しあの構想を実現することを。

それは
大航海時代においての
彼らの
最終目標でもあった
(文献を紐解けば
それが紛れもない
事実であったことが伝わってくる・・)

十字軍が苦戦し
方策尽きたかに見えた
往時ヨーロッパの人々にとっての
救世主的存在・・。

追い求め続けられた
未だ見ぬimaginary王
プレステ・ジョアン。

時が止まったかのようなこの田舎町には
そんな中世の夢が占拠する
異質の空間が広がっていた

そして
私たちが求める世界観とも
決して無縁ではない
ともすれば見失ってしまいそうな祈りも
そこにはあった

丘陵を渡る乾いた風が
私の髪を揺らし
柑橘系のフルーティな空気が耳元に遊ぶ
私を
この扉の先に誘う香りだ

自分が誰で
どこの国から
何のために訪れたのか
そんなことすら
どうでもよくなるような・・
中世の伝説の狭間に迎え入れられ
歴史の空間に戯れる
cool‐headedに向うも有り
ただ身を任すも有り
旅の醍醐味は
こんなところにもある
どこまでも軽やかで自由だ
けれどその実は
深みがあって重厚
それでいてとても優しいのだ

もうひとつの人生がここにある

その土地特有の
異国情趣に抱かれる瞬間(とき)のまにまに

私達のユートピアはどこでもない
その胸の
奥深くに・・あるもの

美しい時間だけが
音も立てずに
静かに
降り積もってゆく・・・

P1100575.jpg























テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/02/04 21:57 】

| ヨーロッパ散歩(海外旅行) | トラックバック(0) |
読書チェア♪ミュージックチェア♪大人の揺りかご~この語らいに感謝を込めてーー


思索をめぐらすに最適!?
とかで
遊び心いっぱいの仲間たちから、Proceedings絡みでの
サプライズ・・・
なのですが
実は
ここに嵌るにsakiはあまりに似合い過ぎだ
ということらしく
決して褒めていないよね?的な(笑

こちらアウトドア用で
リゾート感溢れる佇まいに
キュンと来ちゃいまして
早速
南側のお庭の陽だまりに置いてみたのですが
この季節
やはり少し寒い・・いえ
かなり寒くて
はい
1Fリビングに引っ張り込みました^^

入ってみて
あまりのほっこりに
びっくり
かなり
か・な・り
集中できるんです・・・

うふ

DSC_0034_20140130235701cb3.jpg

深いところで通じ合える友との語らい
それは
優しき陽の光にも似て
生きることの彩りとなり
私の人生を照らしてくれる・・・

みなの想いに抱かれて
今日も暖かな眠りに・・・

そんな仲間たちに
心からの感謝を込めて・・・

ありがとう・・・。

DSC_0007.jpg

















テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/02/01 22:41 】

| インテリア | トラックバック(0) |
| ホーム |