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ドストエフスキー/ボードレール~フェリーニ/テオ・アンゲロプロス~バルテュス~リルケ
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文学や芸術作品が
果す偉大なる役割

そのひとつ
トラジディーをくぐり抜けてはじめて見出せる光
切ないほどの美しさ

喪失なくして得られない
崇高な境地

それは
ドストエフスキーが突き詰めていった
”不幸な時にこそ知り得る真理”であり
ボードレールが見出した
”苦悩を伴わない美を私は知らない”
そうした類の美であります。

懊悩
哀惜
寂寥
浄化
達観
そして
静謐
といったような世界観

それはまた
ありふれた日常では到底気付き得ないことであり
時間に流されていない
本来の自分に出会える
貴重な機会でもあるのかもしれません。

一切の作為性を排し
哀しい程に研ぎ澄まされた
ある種の特別な感性が醸造し
豊穣なる芸術的フィルターを通じて
描出される

例えばフェリーニの
例えばテオ・アンゲロプロスの
例えばバルテュスの・・・。

喪失が齎す
心象が
イマージュが
俤が
呼び起こす”美”
それはときに
”絶望の輝き”と呼ぶに相応しいものであります。

リルケではありませんが
”喪失は所有を確固たるもの”とし
”喪失こそが永遠の獲得”となる
そうした論理から導き出されるものでありましょう。

此処ではたぶん

永遠に失うことと
永遠に得ることが
同義なんですね・・・。

もしかしたら
喪失の先こそ
不滅の”美”が息衝く場所であり
それもまた
普遍性の獲得と申せましょうか。













※好きな作家さんの企画展
その初日乗り込みの達成感は半端ないですよね^^
そして会期末にまた会いたくなる(笑

バルテュスに纏わるメッセージ
また、その考察から学びを戴きましてありがとうございます。

私と彼との最初の出会いは”嵐が丘”の挿絵でした。
あのデフォルメの仕方が
この小説の全うな理解なくば、

同様な境地に陥らなければ
叶わないような表現方法だと
その思いを深くしたことが強く印象に残っています。












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テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/04/22 12:27 】

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