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光の中に見るもの~エスニシティを想って~ペルガモン/ネフェルティティの胸像/エルギン・マーブル
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先に
ルーブルの至宝
ミロのヴィーナスと
サモトラケのニケに触れましたが

ここで
甚く感じるのが
エスニシティー。

そう
エスニシティー

これって
なんなんでしょう

むろん
カタチあるものでなく
心の
というより
魂の
奥深くに
そっと息衝くもの

かつて
岡本太郎氏が
縄文土器に
圧倒的な生命力と美的衝撃を受けたという
あの理由もひとつ
エスニシティーではなかったかと。
(確かに両者には通底する何かが・・・)



それから
例えば
ムゼウムスインゼルで・・
こちら
ベルリン美術館の博物館島ですが

此処に移設された
”ペルガモンの大祭壇”

あまりと謂えばあまりのオーラ
その美しさ
そして
その意義深さ故に
ゆえに・・・
言葉にならない複雑な想いに
かられる場でもありまして・・。

本来ならば
トルコはペルガモン
エーゲ海にほど近いあの地で
邂逅する大祭壇であったものが

この美術館の大空間を占拠している

偉大なる
プレゼンスであります

ドキュメントがどうしたって
敵わない領域です。

けれど

なぜベルリン?
といった感は拭えないんですね。

で、
この何とも言えない違和感

それこそが
エスニシティー
なのかなって
想う次第なのです。

ヘレニズム時代にこの大祭壇を建築した古代都市は
アナトリア ミュシア地方の
カイコス河畔に広がるエリア
そのスポットは哀しき抜け殻です。
淋しげに
大樹が一本立つのみ・・・。

基本
在るがままに在る姿こそが
真なる記録であり
”記憶”であろうかと
思えてなりません。

他にも
文化財不法輸出入等禁止条約前のことではありますが
ナイル河畔のアマルナで発掘されたという
ネフェルティティの胸像
或いは
エルギン・マーブル
ハトシェプストやアンクハフの胸像に
ヘミウヌ像・・・etc

発掘者と政府との協定を根拠に
合法的ともされるロゼッタストーンも
返還要求が為されているようですし

リディアの財宝やスクーンの石
アフロディテ像にエウフロニオスの瓶
さらには
アクスムのオベリスクのように長い年月を経て
漸く返還が叶ったものもありましたが・・・
いずれにしても
大英博物館やメトロポリタン
戦利品(略奪品)の宝庫ですよね

タイム誌が指摘した”略奪された美術品”は
文化財返還問題を端的に示していると思います。

そもそも戦利品って
有事の最中でのそれであって
さもなくば・・・
という処。

ただ・・・
そこに無理がなければ
一国集中による
学術的研究に貢献する側面は否めませんし
国際協力的観点というスタンスもありましょう

ですが
やはり遺跡系
想いは複雑です

たぶん
これこそがエスニシティ
その正体でありましょうか・・・。




































































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テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/06/25 08:44 】

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