哀しみのセルフィッシュ・ジーン Ⅲ~地球の静止する日/アルジェの戦い/いのちの戦場 アルジェリア/馬謖
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ともすれば見過ごされがちなのが
国家の枠組み
その指揮命令系統の中で動かなければならない
加害者側兵士らの心の痛み。

激しい市街戦も然ることながら
民族解放戦線(FLN)にとってもっとも過酷だったのが
山岳地帯での戦いだったと言われています。

それを描いたのが
映画”いのちの戦場 アルジェリア1959”でした。

こちらは加害国フランスが
制作国になっています。

          *

原題 ”L'ENNEMI INTIME”
が示すのは

”内なる敵”

彼らの苦悩を
想像させるに余りある
この言葉の重さに
自身の思考も沈潜してゆきます。

          *

本作品には
戦闘シーンは殆ど描かれていません
そこ在るのは
”戦争に理性的判断を奪れ、駒にしか成り得ない兵士たち”
彼らの人間性を如何に奪い、壊して行くか。

戦争の悲劇に、終わりはないようです。

同じフランス領の
チュニジアやモロッコは比較的早く独立を認められていました。
(歴史に if は、ありえませんが)もし、アルジェリア領サハラに
あのような"資源"さえなければ
あれほどの夥しい数の死者を出すこともなかった。

          *

現在の紛争と同じ構図がここにもあったんですね。












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【 2015/01/31 07:30 】

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想いは雪に溶けて~山手ゲーテ座~掌の暖炉・・珈琲
芥川も通ったという
山手のゲーテ座

淋しげに
小雪が舞っていました・・・。

DSCN6697.jpg

今朝の通勤風景なんですけれど
横浜は、
明け方から雪・・・。

      *

”珈琲は手の中の暖炉”
なんて
どこかのキャッチコピーにあったように想うんですけれど
やはりこんな日は私も
美味しい珈琲の注がれた
お気に入りのマグを
掌に包み込んで
お仕事しよっと^^













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【 2015/01/30 08:15 】

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哀しみのセルフィッシュ・ジーン Ⅱ~地球の静止する日/アルジェの戦い/いのちの戦場 アルジェリア/馬謖
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ひとの心は、武力なんかでは抑え込めない
そうした強いメッセージ性を含んだ作品に
フランスからのアルジェリア独立の際の悲劇を描いた
"アルジェの戦い"(原題: La battaglia di Algeri)
があったんですね・・・。

浮かびがる構図・・

時は、1954年11月1日、
北アフリカの仏領アルジェリア(カスバ)での
民族独立を叫ぶ地下抵抗者(FLN)による
決起運動を機に
その暴動の波がアルジェリア全域から
欧州各都市にまで波及し
至る所でテロが発生する
それを重大視したフランス政府が
軍事力での抑え込みにかかり
解放戦線鎮圧と称して
大量の軍をアルジェに派遣
一時は
チュニジアとの全面戦争一触即発な状況にも陥るなか
シャール計画などの過剰な弾圧によって
アルジェリア国民解放軍は壊滅されたかにみえた。

1960年(アフリカの年)の独立を叫ぶ数万と言う
名もなき市民アルジェリア群衆の一斉蜂起が為され
彼らは、武装したフランス軍や装甲車に
素手で立ち向かい
結果、1962年のエビアン協定によって
132年間に及んだ
フランスからの屈辱的植民地支配に
一応の幕は下ろされた・・・。
         *
         *
         *
歴史を鑑みるに
”セーヌがパリを横断するが如く
フランスは地中海をゆく”
そんな比喩が生まれるほど
フランスはチュニジア、モロッコ含め
北アフリカを領土化しようとしていた
そうした横行こそが
アルジェリア内の先住民同士の内戦を呼び
また、フランス政府とフランス軍との間の激しい闘争とも
複雑に絡み合っていったんですよね。
(現に、第四共和政はこれを機に崩壊していますし
その後結成されたOAS-秘密軍事組織-の暴挙も凄まじかったよう)

この解放闘争(戦争)は
国連からも見放され
その後も各国ジャーナリストの批判の対象にはなったものの
フランスは、”北アフリカの秩序維持作戦”と躱し続け
その後、
訳の分からないフランスの”忘却政策”なるものによって報道規制がしかれるなど
フランス側の身勝手さが際立ってもいました。
(フランスがこれを戦争と認めたのは、
1990年になっての”記憶の義務運動”から
実に20世紀も末の末1999年のことだったんですよね
それでもなお2005年には
なんとも時代錯誤なフランス植民地支配肯定の法律なんて
採択されているようですからほんとうに驚きます-1年後に廃止-)
         *
         *
         *
こうした経緯を踏まえてなお
特定の国や民の視点によるのでなく
あくまで客観的視点
ドキュメンタリー路線を貫き通したという(イタリアはもちろん)
アルジェリアの製作者らの志の高さには頭が下がります。
ただこうしたドキュメタリー性の高さも
政府戦略家、革命グループ
双方のトレーニングビデオに採用されることの
証左になってしまってもいるのでしょうか。

しかし
そうした視点で観るなら尚のこと
モリコーネの美しい音楽に耳を澄ませて欲しい
トレーニング以前に
そのような事態の当事者となっている
己の現実から目を覚ます切っ掛けに、
その戦いの無謀さ、愚かさ、虚しさに思いが至り
別の解決策を探る契機にしてくれるといったような
本作品の受け手が現われ
流れを変えてくれることを祈るばかりです。





※ここで
タイトルのセルフィッシュ・ジーン
此処あくまでメタファですけれど
それがいかに進化し得るか
なんですよね・・・
きっと
解かって戴ける方には
解かって戴けるかと・・・信じて。















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【 2015/01/28 17:21 】

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哀しみのセルフィッシュ・ジーン Ⅰ~地球の静止する日/アルジェの戦い/いのちの戦場 アルジェリア/馬謖
いつも
数え切れないほどの学びを下さるあなたに・・・

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”地球が静止する日”
ゴルトベルク変奏曲を聴くscene・・・。

この変奏曲は
通常のそれとは異なり
低音部の和声進行に誘(いざなわ)れる
とても繊細な変奏を
幾重にも重ねるスタイルで進行してゆくのですが
そのひとつめの変奏へ移行したその時の
僅かな反応から
それまで認めてこなかった
人間の豊かさを
(理屈抜きに)受け入れてゆくといった様子が伝わってくる瞬間がありました。

シンプルなメロディラインを
バロック特有の通奏低音で
グラデーションのような優しさに紡ぎ上げ
あのような楽曲を構築する
バッハの力量
その偉大さ・・・・。

宇宙空間に比して
塵ほどに微力な存在でしかないかのようにも映る人間
ですがその内側には
際限のないような崇高な世界観を
広げることもできる
そんな矜持を感じさせてくれる場面でありました。

(”地球が、静止”こちらは
そのリセットを意図するようにも思えて・・・)
       *
       *
       *
不毛の争いを繰り返す世界情勢を鑑みても
(自然を含め)各立場を越えた共栄が目指されるべきなのは
明かですのに
なかなかそこに辿り着かない、着けない
もどかしさに胸が痛みます。
共存を考えられないということは
取りも直さず
そのまま
自身を追い詰めてる結果になることに
他なりません故・・・。

だからこそ
それを超え出るチカラが
求められる
ということなんですよね
(そうして2000年が過ぎて来ましたけれど)

ニーチェのツァラトゥストラではありませんが
彼のそれを独特のエリート論なんかに矮小化せずに
ひとり、ひとりの
人間性が大切だと
説くその意味に

ひとり、ひとりが
乗り越え
超越してゆかねばならないものがある
というその問題意識への
気付きが必要だということでありましょうか・・・。










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【 2015/01/26 18:51 】

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The Land of Cockaigne


ドイツは
アルテ・ピナコテークに収蔵されている
16世紀フランドルの画家
ピーテル・ブリューゲルの
作品名を冠したあなたの神殿

小町の歌を添えた作品に接し
時間を忘れて
眺め
見詰め続けました。

深い想いや
いちばん伝えたいことは
明喩ではなくて

メタファや
光のような屈折こそが
いちばん
伝わったりするのかもしれません。

硝子のように
繊細な慈愛に充ちた
孤高の精神は
どんなに包み込んでも
作品から
毀れて
向き合うひとの胸に浸透してゆく

時の絨毯に
誘われ
イメージの世界に
身を任せています。
















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【 2015/01/25 17:56 】

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メトロポリスからクラフトワークへ


古代都市とディストピアを繋いでくれたあなたへ

学生時代、恩師のバースデーパーティに
訪問させて戴いた際のことでした。

そろそろ失礼しなければと思い始めた矢先
壁一面の書棚の片隅に
背表紙”Metropolis”の文字が目にとまったんです。
私はアレクサンドリアやダマスカスのような
古代ギリシア都市関係の本かと
そのペーパーバックを手に・・・。

ですが
思いも付かないような
書き出しで始まるその展開に
止まらなくなって(笑

そんな私を見て友人のひとりが
それが20世紀初めの
モノクロサイレントムービーの
ノベライズ的小説であること、
また、その映画は現代にしても
SFのバイブルとも云うべき名画であるということ、
その作品があるご夫妻の共同制作であったということ、
この書籍がその奥様名義で出版されたことなど
を丁寧に教えてくれました。
そして後に、奥様はナチスに傾倒し
ユダヤ人であった御主人と
袂を分ったという逸話まで・・・。

確かに時は
1920年代、ヴァイマル共和政の時代なんですね。
この作品は
イデオロギー問題(共産主義と民主主義の対立)も
軸となっていて
新感覚な社会派傾向を感じさせもします。
ですので、奥様が純粋さを含んだ発足当初の思想に
傾倒していったのは解からなくもありません。
ですがその先を考えると
ご主人がユダヤ人であったという事実
そのことのほうが衝撃的で・・・
この映画の存在は忘れる事ができないでいました。

また
サイレントムービーのもつ意味

音に溢れるこの時代に在って
音のない世界には
静謐に耳を澄ませる
原始への憧憬のようなものさえあります。
そして尚、
色彩を排したモノクロームの世界観・・・

ですのに
或る日
カーステレオから
クラフトワークなるテクノミュージックグループが
かつてのこの映画をモチーフに作曲したという
同名タイトルの楽曲が流れてきて
あの時のイメージが
ここで
ひとつに重なり合っていったこと
時を超えた融合
その不思議な感覚は
稀有の経験だったと思っています。











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【 2015/01/24 11:03 】

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光と影~ポンペイの空に
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”ポンペイ”をテーマにした作品が幾つもあるようですが
それはきっと
特別なインスピレーションを
受けるからなんですよね・・・

確かに、
ポンペイ
あの場所は
誠に不思議な感覚を呼び覚ます地でありました。
         *
         *
         *
南イタリアに降り注ぐ
煌めくような陽光を
溢れんばかりに享受し
尚、ぶどうの産地でもあったという
肥沃な土地
ローマ街道の女王とされるアッピア街道に続く
恵まれた立地に
ローマのリゾート地として
繁栄したという
古代都市
遙かなるポンペイ。

発掘された
(かつての)ポンペイ市街を逍遥すれば
人々の生活の様子が
手に取るように
活き活きと伝わってくる。

一目見てそれと分かる
家庭の温もりさえ感じさせるキッチン
水汲み場に
洗い場
そこから立ち上がる
日常の風景
食卓にセッティングされた
団欒風景の痕跡
焼きかけのパン
整備された小路には
思い思いの門構えが
両側にお行儀よく並ぶ

暮らしを慈しんだ様子が
痛いほどに見て取れるのだ。

さらに
レストラン仕様に
バーと思われるカウターまでも・・・。

整然とした路地を抜けると
市場に製粉所跡
郊外には円形劇場まで整備されていた。

日常を愛でるような
可愛らしいデザインが
こころに残る
あの豊かさ
それも
今から2000年近くも前の情景だ。

そして
何より

発掘された
ポンペイ壁画の
あの色彩の鮮やかさ。

その美しさが胸に沁みて
沁みて・・・
困る。

この想いに
囚われるのは
たぶん
私だけではないだろう。
         
そうした
愛しき町の佇まいが
それが
(ヴェスヴィオ火山から流れ出した火砕流で)
一瞬のうちに
暮らしの中の人々もろとも
地中深くに埋ってしまう。

その悲劇性
その落差が
訪れた者たちの胸に
大切な何ものかを
強く
深く
植え付けるのだ。

それが
ポンペイ
ポンペイと謂う名の
特別な場所だ・・・。













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【 2015/01/23 19:25 】

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キング牧師記念日にキング牧師の演説を紐解いて贈って下さったあなたへ


ーー公民権運動の指導者であり
1968年に暗殺された M.L.KING牧師の功績を記念する
連邦の祝日
そんなキング牧師記念日には
毎年、キング牧師の演説を読まれるという
あなたの休日の過ごし方に接し
尚、アーカンソーのリトルロックを訪問されたことを機に
リトルロック高校事件のあった年のスピーチを紐解いて
ご紹介下さったことに
こころからの敬意と感謝の気持ちを込めてーー
      *
      *
      *
昨今の国際情勢を鑑みても
報復に次ぐ報復
その哀しい連鎖の帯を断ち切るのは
非暴力(=愛)の他ないんですね・・・。

限りない愛情で
裏打ちされた理解を
差し向けなければ
互いに
許しは生まれてこないんですよね。

そして
許すこと
まず
そこから始めなければ
光さえ
見えて来ないということ・・・。
          
其処で
もし憎むことがあるとすれば
それはsystemであって
individualsではありません結え
個の尊厳を傷付けるような言動は
決してあってはならないんですよね。
(少なくともこれが表現の自由行使の際の最低限のルールそのひとつでもあろうかと)
     *
     *
     *
私たちひとりひとりが
人間の条件を
しっかりと備えての
その上の言動失くば
いずれ
世界は哀しみの海に沈みます・・・。

一見平和に見えるこの日本に於いても

人道的であれば
一般には
合法性に一定の担保がもてるよう
ですが
合法的であるからといって
必ずしも
人道的とは限らない
これが
社会問題を引き起こす
ひとつの大きな誘因になっているようにも思うんです。

法治国家とは
単なる”ガイドライン”が整備されているように
映るに過ぎません。
当然のことですが
法ですべてを
網羅することなど叶いませんし。

要は人間一人ひとりが
必ずや守り行動して行かねばならない
人間の条件を備えること
それが
如何に大切か
ということなんですよね。






キング牧師のように
いつかは・・・と
信じることが出来るようになるために。




























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【 2015/01/22 18:02 】

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生きゆく時間のなかに~”失われた時”の在り処

好きなひとにとって

DSC_0001_20150120135733230.jpg

純粋に
書くことほど

描きたいから
描くことほど

救いになるものは
ないのかもしれません。

かの
スタンダールも
カフカも
ゴッホも
ゴーギャンも
賢治も
写楽も

そうだったんですよね。

時代から
理解が得られなくても
突き動かされるように
創作を続けたんですよね。

そうした
信じるものに向けた
切なる歩みのなかにあってこそ
こころ震えるような
精神の高揚が受け取れる。

結局彼らは
後世で
評価されるのですが
それ自体が
彼らの生きた時間に
どれだけ寄与したものでしょうか
名声に地位に
どんな生の息吹が
含まれているのでしょう。

ー人生が決してその長さでは測れないようにー

彼らが
真に求めたものは

その創作過程のなかにこそ
あったんですよね

その活動の
その時間の
流れの一瞬
一瞬に

生の意味が
価値が
あった。

そして


作品は
生き続けます。

プルーストが
ああまでして求め続けた
”失われた時”は

(マドレーヌの)香りとともに取り戻せるだけのものではなくて

そのひとつの在り処が
”作品”では
ありませんでしょうか。










































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【 2015/01/21 17:23 】

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無彩の先~黒 へ
DSCN6656.jpg

”黒”のあなたへ

あなたの作品を
見詰めながら
想うのは
マティスの言葉

ー 黒はチカラ ー

そう
黒の力を想います。

例えば
ラスコー壁画の黒
古代ギリシアの黒絵式(black-figure)
カアバ神殿の黒石
カラヴァッジオの黒
ルーベンスの黒
フェルメールの黒
レンブラントの黒
マネの黒
ロココの黒
シャネルの黒

暗黒のイメージが付き纏ってもきた
原始の色
そこから
黒本来が持つ魅力を
引き出していったのは
画家たちだったのかと思ってもみます。

私が初めて
藝術的黒の魅力を感じたのは
ホイッスラーのノクターンシリーズでした。

見慣れない構図に
描き出されているのは
テムズ河に架かる
黒のブリッジ
曖昧な輪郭が醸し出す
音のない世界観
落下する
煌めくような星屑で
見事な
アクセントの金を添える
あの絵画

その抒情性
その静謐感

19C
世紀末の作品

反射率ゼロ
光を失わせる
この色は
最古の色であり

さらに
尚、
何ものにも染まらない
意思の色でもあるんですよね。

瞳へは
可視的全領域において
映り得ない
無彩の色。

光の裏にあって
影となり
翳となり
闇となり
無となって
また
高みに昇る。


それは
哀しみの色であり
静寂の色となる
そして
中立の色(裁判官の法服の色)
格式の色
時に神秘を含み
豊穣の色となって還ってもくる。

遥かなる色


見詰めれば
見詰め続けるほどに
必ず
聴こえくる

黒が内に秘める
一瞬の永遠
その物語

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”黒こそ色彩のクイーン”
そう表したのは
ルノワールだったでしょうか。










       











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【 2015/01/20 18:56 】

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哀しみのBLUE WORLD~贖罪を想って~アナーザープラネット~罪と罰/レ・ミゼラブル
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”ANOTHER EARTH ”と謂えば
BLUEを基調にした
詩的に
哀しい美しさを纏った映像が
記憶に残っています。

贖罪がテーマになってくると
受け手は
作中の罪を犯したものの心情に
寄り添わなければ
物語の理解には届かない

そして

寄り添うなら
”Another Earth”が
想定されてきたというのが
痛いほど自然に
受け入れられてしまう
そうした精神世界が広がっていたように思います。

(正しいかどうかとは別のお話です)

それが
如何に苦しいものであっても
逃げることは許されません結え・・・。

贖罪と謂えば
菊池寛の”恩讐の彼方に”
イアン・マキューアンの”贖罪”
ドストエフスキーの”罪と罰”
ユーゴーの”レ・ミゼラブル”などの
名作も胸に去来します。

ここで
たった
ひとつだけ謂えること
それは
真っ直ぐに
罪に向き合う他手立てがないということ

そこに
救済があって
許されるのかどうかさえ
私には分りません

けれど

償いだと
僅かでも
信じ得るものがあれば
其処に向けて
ただ
ひたすらに
邁進するしか術はないのものでしょうか。



































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【 2015/01/19 18:24 】

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時のまにまに・・・
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ひとは
いつも
何かを求めて

求めて

けれど
実は
すべては
こころのなかに

持てるその真実から
どれだけ
充たされたものを
感じることができるか

大切なのは

それを見い出すチカラ

なのかもしれません。























テーマ:伝えたいこと - ジャンル:日記

【 2015/01/18 09:10 】

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優しいひと


マザーテレサの言葉を贈ってくださったあなた

人は不合理、非論理、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい

あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう
気にすることなく、善を行いなさい

目的を達しようとする時、邪魔だてする人に出会うでしょう
気にすることなく、やりとげなさい

善い行いをしても、おそらく次の日には忘れ去られるでしょう
気にすることなく、しつづけなさい

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい

あなたの創り上げたものが、壊されるでしょう
気にすることなく、創りつづけなさい

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助けつづけなさい

あなたの中の最良のものを、世に与え続けなさい
蹴り落とされるかもしれません
でも気にすることなく、最良のものを与えつづけなさい



ありがとう・・・

私には
未だ遠く
及ばない
場所。

ですが
たった
ひとつ
ひとつだけ
通じるもの

それは

想い。

信じる道を

歩む

真っ直ぐに

何があっても。


そして

あなたの幸せを

祈ります・・・。

























テーマ:伝えたいこと - ジャンル:日記

【 2015/01/17 07:33 】

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大切な日々の営み(行動)の先に
DSC_0302.jpg

哲学は
日々の営み
その充分過ぎるほどの活動(行動)の先

そこからの
知的活動
なんですね。

ーL'homme n'est qu'un roseau, le plus faible de la nature; mais c'est un roseau pensant.ー

こちら
ジャンセニスムのひとBlaise PascaBlaise Pascaの
あまりに有名な”パンセ”中の詞ですが

そうなんですよね
私たちは
無限に消えゆく小粒子に過ぎない
けれど
考えることによってのみ
それを乗り越えられる。

自然をも越え
無限の可能性を
紡ぎ出しゆく存在でも
あるんですね・・・。































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【 2015/01/16 22:12 】

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あなたのようなひとに会いたかった~曹操の詩/三国志演義


三国志演義を読み進められるあなたへ

覇権争いの正念場になろうかといった
そしてその後
三国史演義ならではの
名合戦(正史に非ず)に発展しても行った
赤壁という戦の地
その古戦場

長江沿いには
赤壁山という名の山があるようですが
そうした辺りでしょうか。

三国志 
英雄記
と斯く斯く様々のようではありますが
歴史的価値の高い戦さには違いないようです。

その”赤壁”前夜に
愛するものを亡くしてもきた
曹操が謳う”短歌行”

表4句に裏8句
重ねて
名残の表8句裏4句といった24句で一巻となる
短歌行です。

敵を目前にし
数十万の自軍に向けて
矛を下して歌う英雄

才を求めるべく
曹操の詩は
将兵を鼓舞もします
ですが
それぞれに想うべきひとに思いを至らせ
安寧に裏打ちされたかのような詩情を立ち昇らせるこの詩に
私は、文学の
ひとつの極みを感じるのです。

彼はまた
山不厭高 
海不厭深
ー山は高きを厭わず 海は深きを厭わずー
諸君の力を見せてくれと歌い上げてもいます。

こちらも解釈が分かれる所で

どんなに高い山も
深い海も厭わず
友を探し求める

ですとか

山の高ければ高いほどに
海の深ければ深いほどに
優れたる友を大切にする

ですとか

ひとを容れること
山のように高く
河のように深く

ですとか・・・。

解釈の違いは
人生観や
価値観の違いが
反映されるところでもありましょう・・・。

そして
ー心念舊恩(心に旧恩を念えり)ー
この一文自体も素晴らしい

ですが

こちらに

ー(愁いの断ち切れない自分を
遥々訪ねてくれるとは・・・
ここに旧き友情に感謝する)
きみのようなひとに会いたかったー

という意訳を付して
教えて下さったあなたのMAILに
胸を打たれました。

詩仙、詩聖、詩仏
そんな呼称もあるほどに
崇拝される対象は

凛とした哲学的賢と義を併せ持っての
透明なる静謐感
さらに尚
美しき情景と情感(友愛)が添えられる
至高の作品を創出する

(英訳ではどうしても
伝わり辛いところもあるように思います)

そして
なんといっても
ここは(韻)朗読
なんですね

楽府の一種ともされ
先に記した固有の美を湛えるこの世界観
心にこだまする言葉は
ただひとつ
遥かなる想いを胸に

ーあなたのようなひとに会たかったー

saki



















テーマ:三国志 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2015/01/13 20:27 】

| 文学~小説/詩/名言 | トラックバック(0) |
哀しみのエッフェル塔 Ⅱ~表現の自由とヘイトスピーチの硲に・・・
DSC_0006_2014121509263111a.jpg


言語の差異から生じる他者意識は
以外に根強く
その点において
民族識別の最大の指標は
やはり言語といった事情がひとつあります。

ですが
宗教史を紐解くなら
多くのひとは
その違いから生まれる
異教徒への他者意識の激しさに
言葉を失うことでしょう。

これが
民族識別の指標として
宗教が大きな影響を及ぼしてくる由縁なんですね。

支配被支配構造を
より強固なものにする
宗教・・・
無論、
思想、イデオロギー
そして経済、科学をも同様に
しっかりと
見詰めてゆかねばならいところかと
思っています・・・。



※犠牲者への哀悼の気持ちから
あのレピュブリック広場では、
キャンドルを捧げ犠牲者への追悼が行われ
凱旋門には、連帯を示すための合言葉
ーパリはシャルリーの文字が浮かび上がりました。

報道によりますと
欧米を始めとした、世界各国の市民による非難
そして連携の動きも拡大しているようで
銃撃された新聞社名シャルリを受け
「私たちはシャルリ」が合言葉となって広がっているようです。

本事件の発端となってしまった
フランスのカリカチュール文化
こちら
モリエール(17世紀)以来の伝統,であり
フランス社会は概ね支持
さらに、この国には
表現の自由を譲らない社会意識が強く根付いています。

メディア史ご専門の教授(パリ大学)は
風刺は、権力、不寛容と闘いながら
表現の自由死守のため戦い続けてきた
苦難の歴史があると
振り返られていらっしゃいました。

ただ
ヘイトスピーチへの配慮
繊細な眼差しも忘れてはなりませんゆえ
(此処は一般論ですが)
表現の自由とは
あくまで相対的価値であって
common sense(社会人が共通に持つべき判断力)や教養を備えた人物が
行使できるそれであり
そうでないひとには
少なくとも無限に与えられた自由ではないという
そうした認識も求められるようには感じています。













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【 2015/01/10 00:48 】

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哀しみのエッフェル塔 Ⅰ~抗議の在り方
La tour Eiffel

昨夜
エッフェル塔の灯りが消えました。

フランス紙
シャルリー・エブド襲撃事件の
犠牲者への哀悼の意を表したもののようです。

例えどんな経緯があたっとしても
許されることのない
表現の自由へのテロ攻撃

イスラム過激思想の影響が
その犯行の誘因のようですが・・・

イスラム教、ユダヤ教、キリスト教はいずれも
世界で約34億人の信者がいると推計される
アブラハムの宗教とした分類枠に収まるもの
そう
この三宗教は
聖書の”創世記”に登場する預言者アブラハムの
宗教的伝統を受け継ぎ
同じ教典が起源となっているんですね。

比較宗教学的に言えば
Dharmic、Indian religions(インド宗教)
Taoic、East Asian religions(東アジア宗教)
Abrahamic religions(アブラハムの宗教)
というこの3つの一翼を為すものであります

大河が
源泉から遠ざかるにつれ
絶え間なく汚染されるのに
宗教も似ているのかもしれません。
















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【 2015/01/09 09:20 】

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Best hopes and wishes for the New Year☆

あけましておめでとうございます。
2015年もよろしくお願い致します。

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あなたのその夢が・・・

DSC_0159_20150101080257a95.jpg

きっと
咲きますように!!













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【 2015/01/01 08:25 】

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