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ルー・リード/Perfect Day~You're going to reap just what you sow
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先に少し触れさせて戴いた
ルー・リードの"Perfect Day"

こちら
奇跡の歌声と賞賛された
あのスーザン・ボイル女史も
カヴァーされてらしたんですね。

教えて下さった
あなたに
心からの感謝を込めてーー




カヴァーというよりは
独立した素晴らしい楽曲になっていましたね。

穢れなき世界への飛翔
といったような。
例えばそう
Libera(Far Away)の響きにも似て
クラシカルな雰囲気立ち上がる
壮大な癒しの空間が
regenerationされているようでもありました。

ですが
耳を澄ませば
彼女が、ルー・リードの感性に
寄り添っていることは
よく伝わってまいりました。

ルーの情調に則している
と申しますか
彼の歌声が湛える情感
微妙に移り行くそれに
(彼女の歌唱なりに)
ほぼほぼ同調されていたように
感じました結え。


詩的には
リフレインが多用されていて
結果的に
言葉少なで・・・
多くが語られていないんですね。

ですので
聴くひとの在り方によって
その受け止め方は
様々でありましょう。
そして
それがまた
向き合う者たちの
こころを惹き付けて止まない理由の
ひとつなのかもしれませんね。

故、あなたの問いかけに
限りなく私的な印象を
此処に綴らせて戴きますね。

調性(メジャーマイナー)とか
メローディラインテラーだとかの切り口でなく
彼の心情がダイレクトに響かせる声質
そこに内包される想いに
心寄せてみました・・・。
       *
       *
       *
例えば
ある日の公園
暮れなずむ空を眺めながら
サングリアを傾ける
地平線に沈む夕陽を見届けて
ふたり家路に着く

例えば
ふたりのある日は
動物園へ・・・
(彼が暮らしたニューヨークなら
ブロンクス、或いはセントラルパーク辺りでしょうか)
ピュアな動物たちにこころ戯れて
それから映画なんかも観たりして
そして家に帰る

抱えてるめんどうな問題なんか
ほっといて(笑
ふたりきりでの週末の旅
あぁ、なんて素敵なんだ
って

ただそれだけの
どこにでも落ちてそうな
ありふれた一日

なんでもないような日々
だけど
君と過ごせる
それが僕にとっての
”Perfect Day”なんだよって
謳うんですよね・・・。

ですが
そんな歌詞とは裏腹に
彼の歌声
いえ、呟きは
受け止めるに精一杯なほど
孤独に沈んだ声で・・
(何故か母性に響くんです)

人の声って
寧ろ小さく
囁くように語りかける方が
ココロに浸透してきたりするんですね。

哀しげな
その理由(わけ)
それが

You made me forget myself
I thought I was someone else


自身への肯定感の希薄さ
その痛みが
聴いている胸に刺さって
辛い・・・。

そして
その痛みを
忘れさせてくれたのは君で
君といると僕は
変われたんだって
独白する訳です。

それほどまでに
君は
大きくて
大切な存在
だった・・・

けれど
其処は
今はもう
二度とは
戻れない場所
なんですね

なぜか
そこにいるべきひとがいない
傍にいて欲しいひとはいない
ようなんですね。

あれほどに
抑制されてきたルーの歌声が
ここへ来て

Oh it's such a perfect day
I'm glad I spent it with you
Oh such a perfect day
You just keep me hanging on
You just keep me hanging on


ファラセットさえ交えて
恰もこころの叫びのように
心情を吐露してきます

ピアノにストリングスが交錯して
祈りにも近い
至高性(キリストでなくバタイユの)を暗示させる。

彼にとっての
”Perfect Day”は
君と一緒にいることそのもの
であり
君がいるから
僕はやっていけるんだと
”君”への
明らかな依存が示唆されてもいます。

愛する人の存在が
彼のすべてになってしまっている
といったような
好ましからざる状況・・・
(個人的には依存は敗因になると思っています)

孤独と切望
それが綯交ぜになったかのような
哀し気だった歌声
それが

ーYou're going to reap just what you sowー

このヴァースになると
不思議なくらいフラットになって
何かから解放されたかのような
精神の浄化を感じさせる

諦観とも
達観とも
なんだか違うよう
敢えて言葉にするなら
悔いはないといったような
カタルシス

今の僕
それは
誰のせいでもない

紛れもなく
我ゆえというか
何事も
誰しもみな
自身に帰結す
みたいな・・・。

こちら
聖書からのフレーズかと思うのですが・・・










※調べてみると
錚々たるメンバーがカヴァーしているんですね。
ボウイ、エルトン・ジョン、トム・ジョーンズ、
デュラン・デュランに
ブロドスキー弦楽四重奏団
BBC交響楽団
イタリアの世界的オペラ歌手パヴァロッティまで
偉大なる
(ロックの)古典的”名曲”だったんですね^^


*


でもやっぱり
私は
彼の声が
いちばん響きます・・・。

saki













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テーマ:音楽 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2015/02/25 22:51 】

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