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パリ テキサス~ベルリン天使の詩/ヴェンダーズ~リルケ詩集
ー時が癒す?時が病気だったらどうするのー

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ベルリンの空の上に

こちらは
ヴェンダーズの映画”ベルリン 天使の詩”の原題
(Der Himmel uber Berlin)です。

タイトルが暗示しているように
この映画の舞台
いえ、主役も
もしかしたら
世界が資本主義、共産主義に分断された象徴
”ベルリンの壁”を擁した
重い街であり
或いはあの緊張感だったのかもしれません。

       *

充実感を
歓びを
しあわせを
真に感じる事が出来るのは
人間らしい
哀しみや 痛みを知っているからこそ
のものなんですよね・・・。

想起するのはリルケの詩

”大切なことは生きていること
それこそが
何より大切なこと・・・”

”或る事が困難だと云うことは
尚一層、それを為す理由でなければなりません”

そう
リルケが生の深淵を見詰め
見詰め尽くした
あの眼差しさえ感じさせる
ちょっと哲学的で
詩的美しさを備えた作品でありました。

私たちにとって
ほんとうに大切なのは
日常と平行に流れゆく永遠の時なんかではない
限られた僅かな隙間に
垂直に立ちあがる
心揺さぶる瞬間なのだと
そんなことを教えてもくれています。
そして
”パリ テキサス”で抉り出した
胸の奥その淵に潜むegoismな恋を
この作品にして
見事に
愛へ昇華させたんですよね・・・。

(何れも
映画は紛れもなく芸術だと
強く確信させてくれた名作には違いありませんけれど・・)






※図書館や古書店などが
上手に切り取られたshotは
なぜか永くそして深く
記憶に残ります・・・。


















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テーマ:伝えたいこと - ジャンル:日記

【 2015/04/04 22:38 】

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