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世紀末芸術 断章 Ⅱ~反科学主義
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例えば
ビザンツ
例えば
オスマン
いつの時代も
時が来れば
繁栄には斜陽が射し込む
落日の予感

ボードレール風に謂えば
”夢の中にしか存在し得ない現実”であり
プルースト流なら
”眠りは青春と恋に似て
  失えば二度と見つからない”
シェイクスピアに語らせるなら
”人生は夢。眠りで始まり眠りで終わる”
といったところでしょうか。

そして
ダーウィンの進化論に象徴される科学、技術の進歩
近代化の波に押しつぶされてゆく大切なもの
崩壊するキリスト教的世界観
その反動による
中世へのノスタルジア
ウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動
象徴主義

工業化社会を反映する無機(鉄、ガラス)にこそ
敢えて有機的モチーフを被せ
優美な曲線フォルムを交錯させる。
結果、構造は装飾との融合を果たし
純粋芸術の枠を超えた応用芸術
アール・ヌーヴォーが誕生したんですよね・・・。

人が持つ精神の奥行
そこは時に計り知れないほどの
深淵性を垣間見せ
汲めども尽きぬ世界が広がります。
時に神話
時に幻想
時に宇宙への神秘感
瞳には映り得ない観念的世界であるからこその
その表現性に拘り続けた彼らの飽くなき挑戦。

それはそのまま
理念に感覚的形態を纏わせることであり
観念と感性の融合とも云うべき
月光の美しさを併せ持つ
芸術思潮でありました。












































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テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2015/04/18 05:40 】

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