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加上理論


加上理論なるものがありまして
こちら広義には
先行する説よりもさらに上位の視点を立て批判し
自説の優越性を主張してゆく
論理展開を指すのですが

ヒュームを批判したカント
カントを批判したヘーゲル
ヘーゲルを批判するキルケゴール、マルクス

その手法により
それが概して
優位に映る傾向は否めません。

この加上説、狭義には
後代の学説は、その発展過程で
(自説の正当性を示すべく)
既存学説を越えようとして
思想体系の始祖、其の諸説となることを目指し
さらに遡った説から強い論点を求めるがゆえ
複雑さをも増すという見解なのですが

思想家たちの心理的背景を見据え
分析するという研究手法
そもそも
この論説を打ち立てるに求められる読書量と
思想史から原理を抽出する
その洞察力に感服という感じで。

論理は、因果律に沿って
平面的時間的に展開され行くもの
ですが
加上の論理構成は
空間的と申しますか立体化
重層化された理論という印象もあります。

ポスト構造主義的には
理解が及び易いのかもしれませんが
その功罪は
胸に留めておかねばならないところでしょうか。







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テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2015/05/21 19:32 】

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