一枚の絵画へ


出勤途上で視野に入った
横浜大桟橋に停泊する
ASUKA Ⅱを眺めながら
ふと

遙かなる海を越えて
旅してくる名画たちに想いを馳せました。

日本に居ながらにして
名画に邂逅できる
それはそれは素晴らしいことなのですが・・・

やはり
ルーブルにはルーブル
ヴァチカンにはヴァチカン
故宮には故宮
プラドにはプラド
ウフィツィにはウフィツィの作品
的なオーラが不思議とあって
(私だけの気のせいかもしれませんが(笑)
取り分け
ゴッホ、ピカソ、セガンティーニなど
作家固有の名が冠せられた美術館の作品へのそれは
一層その想いが強まります。

ですので寧ろ
ビッグネームの企画展より
今は無名の画家たちの作品を
地元(本来の居場所)の画廊で鑑賞させて戴く方が
どんなにか
共感しやすいか
ということに漸く気付いたんですね。

あくまで個人的感覚ですが
絵画に額縁との調和が大切なように
空間が作品を演出すると申しますか
もっと謂えば
美術館のある環境
さらに謂えば
そこに辿り着くまでの道程それさえ
対峙する絵画に
深層的精神的影響を及ぼさない筈もないと感じるからです。

それも含めての1枚の絵画

究極のInstallation artとして
感受したいのかもしれません。

画廊の凛とした空気は
夏によく似合います。

さて
この夏は・・・


































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【 2015/07/31 13:45 】

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英国詩人 ハーディを想う Ⅱ
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ハーディ五番目の詩集Moments of Vision に
“Heredity”という詩があるんですが・・・

そこには
こんなフレーズ。

Through time to times anon,
And leaping from place to place
Over oblivion.

The eternal thing in man
That heeds no call to die.



忘却を越え
場から場へと飛翔する
人間のなかの
永遠なるもの・・・


過去を
徹底的に慈しむことのできる人間こそが
確かに
未来を愛せる人間
なのかもしれません。










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【 2015/07/29 13:02 】

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英国詩人 ハーディを想う Ⅰ
DSCN8958.jpg

Life’s Little Ironies収録の
”For Conscience Sake”を再読しました。

その理由は
イギリスはロンドン
楡の木立に囲まれた美しい家にまた会いたかったから(笑

英国詩人で小説家のThomas Hardy
1891年の作品です。

邦題は”良心ゆえに”と訳されているようです
が、
決して肯定的な意味で良心を扱っていません。

都会の孤独感も織り交ぜながら
”conscience”に導かせて
展開するこの物語は
19世紀の英国 
そう、ヴィクトリア朝という
重厚な時代背景も深く関わっているようです。

一読してしてシンプルなSTORY
ですがハーディの総てが凝縮されてもいるような
奥深いメッセージ性も読み取れます。


作者から登場人物間 そして読者へと
その意識上の類似性が
幾重にも重なり
重層的かつ多義的でもある
そんな作品です。


ラストシーンに配した
主人公Millborne の諦観
それは
Mrs Frankland に宛てた書簡に綴られていました。

いかなる修復を試みようとも
過去は修正不能であり
決して
届かない存在である
と・・・。

建築
藝術
土地

・・・・・・
過去を記憶し
その拘りを貫いたハーディは
まさに人物造形の匠。

ここでもまた
彼の代表作”テス”最期の科白が
生きて来るんですね・・・。

ーWhy am I on the wrong side of this doorー















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【 2015/07/28 13:12 】

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詩集を携えて~モーレーの恋


その名とともに在り
されど残るは
虚しきその名を手にするのみ


ベルナール・ド・モーレーの
説教詩からのフレーズ
ですが
どうもそれは
薔薇だけではないよう・・・
なんですね。

耀く空も
揺れる葉も
透明な流れも
瞬く星も
馨る薔薇も
そして
愛したひとも
またしかり・・・。




































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【 2015/07/27 17:33 】

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ラヴェルのパヴァンヌ~朝の月に寄せて
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ラヴェルのパヴァンヌは
ルーブル美術館にて邂逅したとされる
ベラスケスの絵画 Las Meninasにインスピレーションを得て作曲した
と伝えられていますが
そのようなスタンスで聴いていても尚、
スペインの宮廷というよりは
やはり
パリの街にこそよく似合うようで・・・。

印象派の画家たちとも交流が深かったシャブリエ
(彼のためにモンパルナスの墓地を訪れたこともあるほど私も
学生時代のめり込みましたが)
そのシャブリエの翳も色濃く
ちょっと古風で
ノスタルジックな楽曲

繊細にして優美なメロディライン
個人的には
ヒールの音だけが響く
早朝のパリ
石畳を抜けてセーヌの岸部で大きく視界広がり
哀しみのコンシェルジュリーに美しきノートルダム
美の殿堂ルーブルに愛すべきオルセーへと続く情景
そして
碧い空には有明の月の光
やはり
そうした響きを 
感じるんです・・・。












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【 2015/07/23 16:45 】

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約束


いつの日か
もし私たちが離れ離れになってしまったとしたら
その日から数えて10年後の七夕の日に
この場所で会おうね
って、あの約束
憶えてますか?






























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【 2015/07/21 06:37 】

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色彩を刻むとき


空色を映す水面(みなも)は
色彩を刻むキャンバス

優艶に移しゆく
透き通る水色
戯れる光

空の殷盛
水の殷賑
瞬きの夏


























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【 2015/07/20 06:33 】

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艶ややかさに抱かれて


リボンレースで縁取った
籐のバッグに
読みかけの本
挽き立て珈琲

高原の微風は
艶やかな緑を耀かせながら
私たちを迎えてくれた

待つ宵草の可憐な黄色
カラマツ草の穢れない白色が
小さく揺れて頷く


大いなる大地
その懐に抱かれる

かけがえのない瞬間(とき)が
此処に在る




















































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【 2015/07/19 07:11 】

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湖のある街
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湖のある街は
夏が似合う

優しい光集う
恋のような眩しさが
心魅せるから

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【 2015/07/18 10:50 】

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夏の祭壇


樹々が擁する豊かな葉の釁隙に
光の舞踏が広がれば
あなたが愛した夏が来る

微風が揺らす葉音に
小鳥たちが協奏する
森の華やぎ恋の詩


















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【 2015/07/17 08:39 】

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追憶の時


夏を告げる緑に
音もなく沈み込む翳

光のなかの
マジョリカブルーは
地の果てに

私の居場所は此処
あなたに逢える場所

















































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【 2015/07/16 09:00 】

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King Crimsonを教えてくれたあなたへ~Epitaph
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英国のロックバンドらしいということだけは存じ上げておりましたけれど
それ以上の接点もなく
どこかで流れていても
聴き流してしまっていたように思います。
ですが
あなたのメッセージを契機にいろいろ聴かせて戴いて・・・

”Epitaph”は
通り過ぎてゆけないほど
重い情動を渡してくれました。

ヘッドフォンから
私の内部に入ってくるこのイギリス的lyricismは
古い英国詩にも通じ
躰に馴染んだ文学的抒情性とも重なります。

そう例えば
繊細な感性だけが導き出せる
奥行きを備えた世界観。

その他のナンバーでは
彼らの音楽性の理解までは
まだまだ遠く及んでいない私ですが
あの旋律、あの声の響きに載せた”エピタフ”の詩は

胸を締め付けました。

描出されていたのは憂戚の心象。
少しの古さも感じさせない
否、寧ろ発表時の時代背景より
今の時代にこそ相応しい
けれどそれは
取りも直さず
作者の綴った心情それが
的中してしまったということなんですよね
残念ながら。

           *

中世ヨーロッパの
カロリングルネッサンス若しくは
第4回十字軍によるコンスタンチノープル陥落までのあの
”暗黒”と形容される時代。
その誘因は侵入略奪による
築き上げられた知の遮断であり
或いは
信仰の妨げとなるとして”知性(思考)”を警戒の対象としたことも
ありましょうか。

その先、ローマンカトリックの時代に学べば
私たちを守るものは”知(理性/思考)”
けれど
人類の運命はそれを蔑(おろそか)にする者たちの手に
委ねられている・・・

私には、そう聴こえたんです。

           *

人類を追い詰める原子力(殺戮兵器)ひとつをみても
ウラン核分裂で洩れなく生成される放射性物質
その無毒化手段も
百万年単位で生命環境からの隔離が求められるにも関わらずその手立てさえ確立していない現状
そうした状況下
未来の子供たちに
確かな平和(幸福)など訪れようもなく・・。

明日を危惧する彼らの楽曲は
心の叫びであり
真実の叫びでもあったんですよね。

犯してしまった
歴史という名の過誤
それがいかに不可抗力なものであろうと
私たちは修復に向けて
動き出さなければならない
それが今を生きる大人たちの責務かと
そんなことを感じさせてくれる
あまりに枢要にして顕要な
そうした作品であったかと受け止めています。
































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【 2015/07/15 14:02 】

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反時代意識


それが
先を読み過ぎているのか
それとも
旧いのか
判然としないところもありますが

時代の波に流されない
視点
何が大切であるかを見極める眼差しは
失わないでいたいものかと

新しくて旧い
ニーチェのように。










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【 2015/07/13 23:05 】

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豊かな自然その先に・・・ Ⅱ


1905年
弱冠25才のアインシュタインが構築した
特殊相対性理論
そこで導き出された質量とエネルギーの等価性を示す関係式(E=mc^2)
それが、原子炉、原子爆弾(核分裂)水爆(核融合)の原理になった経緯を思うと
改めて科学技術の進歩は諸刃の剣だと・・・
遺伝子操作
知能ロボット等の開発研究記事に接するにつけ
ひとの営みそのすべてに
寂寥の翳が拭えない瞬間があるのです。

















































テーマ:伝えたいこと - ジャンル:日記

【 2015/07/12 09:28 】

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豊かな自然その先に・・・
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雨の恵みを歓んで
光りが射せば華やぎを
こころを宿す大地とは
そうしたものでありましょう・・・。




















































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【 2015/07/11 08:50 】

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Bridge Over Troubled Water
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澄んだ清流が
時に濁流へと変わる
河が内包するこの激しい変容は
その背後に
人生に翻弄される私たちの
生の厳しさを感じさせもしましょうか。

古い音楽のフレーズが
脳裏を過ります。

Like a bridge over I will lay me down

”僕が橋になって
激流の中で立ち竦んでいる君を
救い出してあげる”


土色に渦巻く河の流れの過酷さを
人生の逆境に例えて
大切なひとをなんとか守ろうと謳いかけるその詩

涙浮かべひとり街を彷徨い
為すすべなく夕暮れを迎える
そんな孤独な君を慰めてあげたい
激流に架かる橋のように
この身を投げ出して君を守りたい
僕は君の味方だから
心の支えになってあげたいんだ
って・・・

想い溢れる詞を
心に沁み入るメロディラインに載せた
美しい楽曲が
胸の中で鳴り続けています・・。

ひとには誰も
理解者がどこかにいてくれる
このナンバー全編が湛えるメッセージ
あなたに贈らせてくださいね・・・

I'm sailing right behind.















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【 2015/07/10 05:56 】

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愛の棲家


恋多き人生も素敵かもしれません

ですが
たったひとつの恋
たったひとりのひとを・・・
そんな愛し方にこそ
深く共感してしまうのはなぜでしょう。

 
          *

謳歌よりも
誠実なる稟質を
大切に想うからでしょうか・・・。































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【 2015/07/09 06:46 】

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七月の紫陽花へ Ⅲ
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【 2015/07/08 06:31 】

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七月の紫陽花へ Ⅱ
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テーマ:暮らしを楽しむ♪♪ - ジャンル:日記

【 2015/07/07 09:29 】

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七月の紫陽花へ Ⅰ
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少し疲れたときは
魅惑の香りを放つ薔薇よりも
あなたの清楚さに癒されます。

風に揺れて尚
凛と咲き誇るその健気さに
雨に濡れて尚
色彩を増すあなたの艶やかさに
救われます。

あなたのその美しい勇気が
弱虫な私をどれだけ励ましてくれたことか


ありがとう
そして
お疲れさま・・・。




















テーマ:暮らしを楽しむ♪♪ - ジャンル:日記

【 2015/07/06 16:43 】

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矢立ての杉~北斎/広重~戦国時代/必勝祈願
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北斎や広重の名画にも登場するこの杉は
1000年の時を重ねて
今ここに在るんですよね・・・。

戦国時代
戦いに挑む武士たちが必勝を祈願した樹であることから
この名がついたよう

時に星空の下
時に嵐のもと
時に雪の中
甲州街道笹子峠を超えゆく旅人たちの
躰の疲れを
心の痛みを
掬い取り癒し
励ますようにひたすら立ち続けてきた
此の樹の大きさ
強さ
そして
その包容力
大樹の魅力ここに極まれりという印象です。



















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【 2015/07/05 06:30 】

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人類の叡智~ミネルヴァの梟/ヘーゲル~デカルト~夢十夜/漱石


ミネルヴァの梟は黄昏時に飛び立つ
そう語ったのはヘーゲルでしたでしょうか。

叡智の鳥ともされる
このミネルヴァの梟
私たちの”哲学的意識”と言い換えて差し支えないものでしょう。

けれどこの鳥
どちらかと謂えば
科学系なんですね(笑
デカルト的と申しますか
漱石の夢十夜の鳥とは異種のようです^^

そもそも
哲学というか論理的意識(理論)は
現実の行動のあとに、動き出す
所謂”追考”
もっと言えば
”後追い”の産物なんですよね。

ただ通り過ぎてゆくのでなく
漫然と過ごすのでなく
同じ過ちを繰り返さないために
常に学びを得る姿勢
それが
過去を咀嚼して未来に活かそうとするひとの
知恵
叡智とはそうしたものの積み重ね
そんな道を歩んだ先人たちに惹かれます。















































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【 2015/07/03 14:32 】

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やすらぎの港街


ベイエリアでゆったりとカクテル傾けて
みるともなしに窓の外を眺めていると
改めて
旧くから
横浜は港街
(此処海街ではないんですね)
として育ってきたのだと感じます・・。

遠い遠い太洋の荒波を超えて
入港してくる外国船籍の風情

それは
ひとが信頼できるひとに出会えた時の
あの
いいようのない安らぎに少し似ていて

好きなんです・・・。




























テーマ:伝えたいこと - ジャンル:日記

【 2015/07/01 05:15 】

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