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ゲーテに学ぶ論理を封印するチカラ
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古代芸術を学び尽くす一方で
自ら脚本も書き下し演出をも熟す
さらには劇場の設計まで手掛け
同時に、最先端の科学技術の研究に勤しみ
政治家としても活躍したという
文豪ゲーテ。

論理力に長けた
論理のひとでありながら
同時に
それを封印することを知るひとであったという
そのことが偉大なるゲーテの原点ではなかったかとも思うんですね。

自己研鑚を重ね頂点を目指す
人間精神の極みと謂っても過言ではないゲーテとの対話
エッカーマンが記したというあの記録は
そのまま上達論と云えるものでありました。

知は人間を豊かにするものであります。
そうではない知は、
本質的に知と呼んではいけないと私は信じます
後は、
豊かさを齎す知に到達するための
技法ということになってまいりましょうか。

論理性を身に着けた人間が陥りやすい
”論理に縛られる”ことを由としなかったのが
ゲーテがゲーテたる由縁であり
意図的に思考の飛躍を図ることができる
状況に合せ適切な思考を引き出すといったように
ゲーテは、両者を使い分けることができる達人だった訳です。

如何に緻密な論理的思考ができても
それ自体に行く手を阻まれるケースを目の当たりにするにつけ
ほんとうに哀しい気持ちになります。

理論で割り切れない事象の方が
現実には寧ろ多かったり
”ドストエフスキーなひと”また愛し
といった
寛容性、受容性が磨かれていなければ
真実はいつまでたっても見えてこないのかもしれません。










































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テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2015/10/10 00:34 】

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