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余韻の作家チェーホフ
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今年のクリスマスは
チェーホフ2編を携えて
ベッドに・・・。

ひとつめは
文字を書けない両親が
遠くに嫁いだ娘に贈る手紙をベースにした
書簡文学
”クリスマス週間”

ふたつめは
”名の日の祝い”
こちら、
特別な日に限定される設定なんですけれど
特別なことは何も起こらないお話。

第1章.クリスマスイヴ
第2章.朝
第3章.午餐
第4章 夜
第5章.クリスマスイヴ
といった章立てで
ご覧の通り
イブに始まりイブの夜に終わる
chronologicaな構成になってます。
作中の時間推移は、単なるフレームに過ぎず
継起そのものがプロット展開の原動力になっている
テクニカル加減が好きな作品。

(ドストエフスキーに心折れたあの日
私を救ってくれたのが
チェーホフでした。
たぶん
チェーホフに出逢っていなかったら
私は今も
ドストエフスキーを知らずに生きていたと思います。)

シェイクスピアの英語はとても平易なので
原文で読まれる方も多いのかと存じますが
英語で読むからこそ
愉しめる作品でもあるんですよね
ですが
彼の場合もう
科白がすべて。
それ以上でも以下でもないんですね。

一方
チェーホフは
行間の作家でありました。

とにかく
すべてを謂わない
between the linesのひと。

彼の遊び心と申しますか
謂わずして漂う
あの大いなる(シャープな)サムシング(これが暈けないからまた凄い)に
やられちゃうんです(笑

今も尚
ボディブローのように
効いてくる
チェーホフの余韻は
私の心をとらえて
離してはくれないようです・・・。














































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テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2015/12/25 00:00 】

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