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孫子 Ⅰ~巧久は拙速に如かず~老子~孔子へ
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”巧久は拙速に如かず”といった
拙速を貴ぶこの格言
こちら
中国の兵法書”孫子”由来のものなんですよね。

一般に、
拙速とは、拙くても良いから速く、
巧久とは巧みだが時間を要すること
と解され
(完璧さを心掛けることは大切でしょうけれど)
完璧さを求めるあまり
時間をかけすぎて
機を逃してはならない
そんなニュアンスで
使われているものでしょうか。

ただ、
老子を想い
孫子の一貫性を鑑みるなら
その意味合いは少し違って受取られもするんですね。

と申しますのは
老子の
”巧ヲ絶チ利ヲ棄ツレバ盗賊アルコトナシ”
ですとか
”大巧ハ拙ナルガゴト”
ですとかのフレーズに代表されるように
其の書に
"作為を捨てて自然にまかせなさい"
"本当に優れたものは、寧ろ拙いように見えるもの"
的な論述がありますことから
老子の云う”巧”は
”上手”以前に
”作為性”を意図しているようであり
よって
”拙”にこそ、”作為なき自然のまま”
という肯定的ニュアンスが含まれている印象を
持ってもいましたので。

ですので孫子の謂う”拙速”も
拙くてもいいから
ではなく
方略(計謀)などはやめにして
緊張感をもって短期集中を図り
有効的に時間を遣えば
その業は効果的に熟されますよ
と云う様な理解の方が
全体に整合性が取れる感がなくもないのですが・・・。


※巧久も推して知るべしといったところですが、
老子も兵法と
囁かれてはまいりましたが
この辺りで
符合するものが見出せもしますね。

論語のなかの孔子も
(やはり老子に学んでもいたようで)
その拙速にさえ
さらに
総合的勝利を目論むなら
目先の利でなく
後の憂い(大局)を見よ
と言うような
戒めを提示してもいらっしゃいました。

勝負ごととは云え
現代のそれは多岐に渡るものですゆえ
どこに付加価値を求めるかにもよりますが
仕事仲間の間では
今日の理想とも謂える”巧速”を培うのは
老子に学ぶ拙速の積み上げこそ
といった認識もございまして
こうした仕事術を身に付けるというのを
目指して日々戦っております。























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テーマ:暮らしを楽しむ♪♪ - ジャンル:日記

【 2016/03/02 00:02 】

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