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フィレンツェの高台に・・・女ごころ/モーム
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”冷静と情熱のあいだ”と同じく
フィレンツェを舞台にした小説に
モームの”女ごころ”がありました・・・。

何よりストーリーテリングを目指した作家
そして
アイロニカルというかシニカルというか
シニシズムのひとモームゆえに
好みは分かれるところかとも存じますけれど。
(私的には
純文学には珍しく重文、複文が少なく、
and,butが多用される簡潔な文体とその論理的構成
敢えて思想的な記述を避けてプロットに徹することに
寧ろ新鮮さも感じてきました。)

ただ、
古代ローマよりフローラ(花の女神)の街とされたフィレンツェ
あのドゥオーモの丸屋根(クーポラ)に
オレンジ屋根に統一された
美しい街並みを一望する高台の別荘に滞在する女性が主人公の
この物語に
忘れられないフレーズがありまして・・・。

文学的感動含め
絵画に彫刻に音楽
日頃から
溜息が漏れるほど美しいscene(作品)に
巡り合うと
こころ震えるほどの歓びに
相俟って感じる切なさ
それは
たぶん
このフレーズに
集約されるものかと。

ーーLife isn’t long enough for love and art.ーー




















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テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2016/03/10 06:55 】

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