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クリスマスローズ伝説~感性的生を生きる~アリストテレス/ハイデガー
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中世ヨーロッパで
戦場に旅立つ騎士が
残してゆく恋人へ贈ったとされる
クリスマスローズ。
そんな歴史を想うと
うつむき加減に可憐に咲く佇まいは
少し淋しげにも見えて参ります。

そこに託された想い
“relieve my anxiety”
追憶、慰め
それが
クリスマスローズの花言葉となったんですね。

そもそも花言葉って
草原に咲く野の花を大切なひとに贈る
そこに込められた思いそのものだった訳で
欧州各地で伝えられてきた
数多くの神話や伝説が
もととなったものなんですよね。

キリスト生誕の際に
ただひとりお祝いの品を持って来ることが出来なかった
マデロンと謂う名の少女の涙が地面に零れて
そこにクリスマスローズが咲いた
マデロンはそれを摘んで
キリストに捧げたという伝説が残されてもいます。


      *


感性的に生きることができるひとだけが
真なる人間関係を生きることができるように
精神の運動こそが
生きている実感を齎すというのもまた
事実でありましょう。

そもそも、人間のメルクマールは
根源的に感性的生にあるようですし
それはそのまま
ひととの関わり
その関係性の(触発と)運動変化
そこで享受される
感性的知覚であります。

私たちは
恣意性と偶然性の狭間で
生きることを余儀なくされており
そこで
その有限性の掛け替えなさを知り
哀憐をも強く肯定できることで
その生をより深く
感じることが可能になると言うような
謂わばアリストテレス的視座を初め
ハイデガーの感性的運動まで含め
哲学的学理、学説は
一見堅苦しいようにも映りますが
その理知的眼差しには
美意識の核心が内在してもいます。
それは、躰のすみずみ
指先にまで行き渡るほど
感性的運動からの享受を叶えるのです・・・。





※感性的生の構造として
基本、自己は一元的存在であります
そこに対象を措定すると
二元性が顕れます。
その二元性のうちに
可能性を可能性として堅持する
二元的態度が構成され
そこには、実現すれば消滅する類の
”拮抗状態”が生じます。
具体的には
アリストテレスのejntelevceia
こちら
可能性が可能性のまま実現化(活性化/動的可能性)する
終極感性状態をいいます。
不断に揺れ動く
その運動そのものを享受すべく
モラルが求められ
それを最大限に甘受するための要件は、
誇りと知見(達観/諦観)であります。




















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テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2016/03/12 08:04 】

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