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解釈 Ⅲ~simpleに美しく~父との想い出~法文解釈
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法律家であった父との想い出
その記憶を辿りました。

         *

法の一般理論
主に基本原理を研究する法理学
法の解釈その方法論について・・

要は、
法律家が法文をどう読むかという
そのスタンスの件(くだり)なのですが

法文解釈では、立法者の思想が
裁判官、検事、弁護士など法適用者のそれより
優位に置かれるという法律的視座

法律学と謂えば、法律上の文言がすべて
という立場の成分法主義が色濃く残っている日本では
この傾向が顕著だったと云うような処。

考えてみれば制定法を
立法者の意思と違(たが)って解釈してしまえば
法令自体を変えて仕舞うことにも繋がりますので
当然と謂えば当然の帰結なのだろうと
一定の理解はできます。

ですが制定法をアルファとして
その解釈
それに関して
構成された概念の是非だけを論じるという
法律学の在り方に
なんと論理技術的性格の強い学問だろうという印象は
そのまま素朴な疑問に変わりました。

法と謂えば
現代(いま)を生きる人間を裁くものです故
時代を見据えた血の通った解釈なくしてだいじょうぶだろうか
と。

そこで教えられたこと、それは
英米の法律学は
日本とは少し様子が違い
正義に適う法こそあるべくその姿で
社会関係のなかでしっかり通用する法を追求することが
その解釈の前提になっているということ。
ですので
法律学の関心領域は
法の文言そのものではなく、
寧ろ、哲学(思想)、歴史、文学であり
法と人文系学問の関連性に重きを置く
という傾向が顕著であるということなんですね。
例えばシェイクスピア、ドスエフスキーら名だたる文豪の
作品群には法とは何か
それは正義と謂えるかといったような
法律学上の論点が散りばめられているものが幾つもあり
当初から“法と文学”をカリキュラムに組み込んでいるという
英国ロースクールその法解釈の姿勢に思索は広がります・・。

    
     *
               

物理学の分野で
理論家でなければ解明できないことがありながら
実験家がいなければ真実は分からないといったような
そんな双方の協調のもとで進歩してゆくのに
少し似ているかもしれません(笑

※法解釈と人文系学問のような
学問のクロスオーバーを
美しいと思います。

ピアノを弾くたびに得られる
音楽の見事さはつくづく数理的イメージと
重なりますし
芸術的才覚が大切と
口癖のように語る理論物理学者の
友人の仕事振り
素敵だと感じてもいます・・。








 









































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テーマ:伝えたいこと - ジャンル:日記

【 2016/04/06 20:43 】

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