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鴎外を想って I〜寂しき人々/ハウプトマン
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ハウプトマンの戯曲
“寂しき人々”

こちら
今日でも
本国ドイツに於いて
もっとも上演回数が多い作品のひとつ
となっているようですが

その理由は

現代の私達の感覚との
類縁性を
放っているからでありましょう。


キーワードは
孤独です。

如何に
物資的に恵まれ

仮に
家族に友に
囲まれていたとしても

人間の本質的な処
精神が
満たされていなければ
真なる歓びは
得られないというそのこと。

それは
精神が
潜在的に
その核になる部分で
通じ合い
分かり合える対象を
希求しているものだから

それなくば
孤独は
ココロの隙間に忍び込み
容易には
解放してくれません……。





時間芸術という宿命を背負うが故
置き去りにされがちな戯曲(マイノリティの芸術)
ですので
参考までにあらすじを少し…。

∬家族とともに
湖畔の別荘に暮らす
ヨハンネス

其処に或る日
哲学を専攻する
ひとりの女子大生マアルが現われる

思想傾向が似たふたりは
共に語り合ううちに
精神的に深く結び付くようになる

ですが
それは
あくまで
友愛であった

にも
関わらず
周囲の理解は得られず

その先の

マアルからの
一切の拒絶

そして
悲劇的結末へ……∬




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テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

【 2016/07/17 06:38 】

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