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この書の内奥に・・・
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フランス文学が
個人の意識を掘り下げて行く
傾向を備えているのに比して

イギリス文学は
(英国で民族小説的ジャンルが隆盛した
経緯からも解るように)
全体的な心理傾向に随って発展してきたような
処があるように思うんですね。
さらには
スコットらのような歴史小説は
意識的に垂直軸にウェイトを置き
デイケンズ、エイリオットらの社会小説は
水平展開させながら
幅広く社会を炙り出す試みであったといったような・・。

そして
こうした傾向のうち寧ろ後者の功績こそが
ユゴー、デュマらの
フランス歴史小説を育ててきたんですよね。

一方でドイツに於いては
スコット系では
アレクシスあたり
社会小説では
アウエルバハ、フライターク
シュピールハーゲン、グツコウ
そしてハイゼらが名だたる所でしょうか。

バルザック、スタンダール系列の
フォンターネは未だ文学史的作品に非ず
現代的意義を備えた作家と感じさせる作風でもあります。

私たちが今日
偉大なる作品群を手に出来るのは

その源流で
互いに認め、高め合う土壌が
しっかりと構築されていたがゆえの
ことなんですよね…。
































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テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

【 2016/07/30 23:39 】

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