知音の友を得て…
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以前エストリルのクリスマスローズで触れた
知音

こちらの言葉には
西洋ではあまり類がない
東洋独特の世界観が息衝いているよう
それは
こころの奥に沁み入る
静謐で繊細にして深い深い想い。





類義語はたくさんありますけれど
キーワードは
“理解”

いちばん大切な処で
理解し合える友が得られること
それは
こと、何ものにも代え難い
人生最高の宝物のひとつに
違いないものでしょう。

ですが、其れ結えに
失ったときの哀しみも
想像するにあまりあります。

けれど傷付くことを
恐れていたら
実は
しあわせに近づくことさえ
かなわないみたい

信じる道を
一歩一歩
想いを込めて
歩みを進める…

それこそが
悔いなく生きることに
繋がってゆくものでしょう

そして
結果とはあくまで
後から付いて来る
そうしたたぐいのものでしかないんですよね…。





















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【 2016/11/30 19:33 】

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真摯に向き合うあなたへ


数百或いは数千兆円規模とも謂われる埋蔵資源を
を有する国
されど最も貧しい国のひとつコンゴ

米公衆衛生研究家の人道被害報告書の開示データから
垣間見える闇に胸が塞がる。

現地では内戦を
プレイステーション戦争と呼ぶひともいるらしい。
私たちが日々使う精密機器に不可欠なレアメタルをめぐって
内戦が引き起こされているからだ。
それが紛争鉱物と揶揄される所以でもある。

今日私たちが使うPC、カメラ類には
その痛みが交錯しているのだ。

計り知れない歴史的事由も内包する
負の連鎖、民族紛争。
そしてその枠を超えた
資源をめぐる経済戦争
豊かな国の繁栄が助長している
コンゴの悲劇。

現状を非難しながらも
有効な手立てが打ち出せない国際社会

2010年施行された米国はドット・フランク法
こちら米国内の上場企業は
自社製品に使用する鉱物が
コンゴ国内若しくは周辺の武装集団が支配する
鉱山由来かどうかを明記しなければならない
といった、紛争鉱物に関する特別規定が設けられた法律だ。
(コンゴ産すべての鉱物がボイコットされている訳ではないが
一方で、労働者の生活が脅かされているという実態報告もあった。)

現状を見て
手をこまねいているのは
消極的加担だと自分を責めるだけのなか
ささやかに
ただひとつ確かなことは
今の私たち
それぞれが
それぞれの立場で
出来ること

どんな小さなことでも
出来ることを
初めの一歩から踏み出さねば
何も変えられないということ・・・。











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【 2016/11/29 12:10 】

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雪の朝・・・そして光の朝に


横浜は
昨日の少し淋しげだけれど
愛らしい朝の雪景色とは
対照的に

燦燦と降り注ぐ光の朝を迎えました。

色づく銀杏の葉も華やいで
いるよう・・・

”エストリルのクリスマスローズ”を
訪れて下さったみなさまも
今日という日が
どうか
素敵な一日になられますように・・・。

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【 2016/11/25 08:57 】

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マシュー・フィッシャーを愛するひとへ
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あなたが
月の下にチェアを出して聴きたいという
マシュー・フィッシャー

素敵です…。

Separation

"Hard to be sure”

Only a Game

青い影も
聴こえてきそうな
Journey's End

Can't Stop Loving You Now

海鳥の鳴き声と
打ち寄せる波音に始まる
Strange Days

そして

ルー・リードと同じ理由で
好きな
Can't You Feel My Love

”孤独で寂しく心地よく
月夜の静かなひとときに植物と一緒に聴きたくなる”
というあなたの言葉

気負のない楽曲は
どこまでも
さり気なく
包み込むように

少し疲れたこころに
そっと寄り添ってくれる
そんな
不思議な包容力があるみたい

小さな痛みは
いつのまにか
彼のサウンドに溶けて

優しく照らす
月光の下に
消えていくよう…。


















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【 2016/11/22 19:24 】

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降り注がれた光の中に/サン・マルコ広場〜ターナー/モネ/シニャック/ホイッスラー~哀しみのゴンドラ/リストへ
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メストレから
サンタルチアステーションへ

そこから運河上
カナルグランデを渡り
リアルト橋を潜って
漸く辿り着く
ヴェネチアはサン・マルコ広場。

ヴェネチアルネサンス仕様の時計塔
その鐘楼でブロンズ像が打つ鐘の
響き渡る場所。



私が最初に
ヴェネチアに出会ったのは
学校の図書館で開いた
ターナーの画集

彼が描き出した世界観だった

美しいと思った
なんて美しい場所だろうと。

そして
モネのヴェネチアに魅せられ
或る時は
シニャックの
また或る時は
ホイッスラーの・・・。

          *

取り分け
夕陽が照らす時刻

此処は、光と陰が織りなす
ひとつの舞台へと変わり
一層、荘厳さを増すのだ。

海上からもまみえるふたつの塔
聖テオドロス
聖マルコの獅子たちから

広場全体に敷き詰められた
大理石までの
そのすべてが
陽光を受けて一層の存在感を放つ。

周囲を囲む見事な回廊に
連なる柱・・・

ビザンティンに
ロマネスク、ゴシックも香る。

聖マルコが眠る
黄金のパラドール サン・マルコ寺院。

東方饒なビザンティンの様式
同時に
ロマネスク、ゴシックも搭載された
壁モザイクのあの瞬き。

色彩豊かな内部
パラドーロの煌めき。

かのティントレットを含む
ベネチア派絵画の宝庫で
フィレンツェのドゥオーモさえ
彷彿とさせる
ベネティアゴシック建築のドゥカーレ宮殿
その壁に映し出されるは
それは鮮やかなシルエット。

柱と梁オーダーに包まれる
知の集積
古代様式の図書館。

75万冊を数えるという蔵書数は
当にベネティアの知性
ゆえに
天井のフレスコ画
その画題も全て学問だとか・・・。

そして
ナポレオンの支配で
終焉を迎えたというこの共和国。




かつて
リストがベネツィアを訪れたときに残した
”哀しみのゴンドラ”

運河を渡る葬列に接し
生まれた
その1番、2番

水面に映る葬列の影
その揺らぎが
旋律にこだまし
立ち昇り
聴くひとのこころを揺さぶる

楽曲に息衝く命の連鎖が
今もなお
深く
静かに沈潜する場所
それがサン・マルコ広場だ。




















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【 2016/11/21 18:38 】

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最後に私がおたずねしたかったのは〜利休にたずねよ/山本兼一
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ーー静謐な気韻
美の崇高さへの畏怖ーー



煌びやかさに溢れくる美
がある一方で

侘び寂びの世界にしか
見出せない
ひっそりとした
音のない美がある。

哀しみから目を逸らさずに
痛みを抱き締め生きるひとだけが
知る美しさ

といったような。

美の源泉
美の基盤が

たったひとりのひと
たったひとつの愛
にあるとしたなら

それほど
揺るぎのない美は
ないのかもしれない。

なぜならそれは
執念にも似て

いつ
何が
どうあろうと
貫き通される類のものだから。

そういった意味でも
美と愛は
極めて
親和性が高いよう・・・・。












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【 2016/11/19 23:13 】

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明日がくるなら/JUJU〜あづま橋(伊集院静)にて
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止まらない時間が
いつかふたり引き離すなら

明日がくるなら/JUJU







それでも…。

好きだから
離れる

好きだから
何をも厭わない

そして
軈て・・・

           *


想い出に生きる
って
なんだか
後ろ向きなイメージありますけれど。

当事者的には
想い出に生きよう
なんて思っているほうが
寧ろ稀で

気が付いたら
そーなってた

みたいな。

ただ
忘れられなかった
どれだけ月日が過ぎても

それだけ

たった
たったそれだけのこと。

確かに
苦しいし
何より
淋しい。

けれど
なぜか
それでも心地よい。

真なる想いって
得てして
そうしたものかと

うん・・・。

ひとを好きになる
って

それ以外無価値になる

交じり気のない想い

なんて
ピュア

そんな
素朴な在り様が
ともすれば気付かずに
通り過ぎてしまうほどに
さりげなく描れた
小さな小さな物語

けれど
こころに残る あづま橋。






































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【 2016/11/19 11:13 】

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移ろう季節に



会いたい
心よりそばにいた…



あいたい/林部智史























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【 2016/11/17 20:54 】

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みなさまに☆
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深まってゆく秋
黄金色に色付く街路樹のもと
届けられたメッセージに

エストリルのクリスマスローズのblog記事が
1000回を数えたことを
教えられました。

恥ずかしながら自身には
そうした意識がまったくございませんでして
お知らせ下さったあなたの
お気持ちも嬉しくて

そして
よくもまたこのような拙い記事を
1000回も私は懲りもせず…
というのが率直な感想で。

ですのでその分
ご訪問下さる
みなさまへの
感謝もまた、はかり知れません。

この場をかりて
心からの
御礼をお伝えさせて戴きます。

暖かくお優しい
読書のみなさまあっての
エストリルのクリスマスローズです。


ほんとうに
ありがとうございます…。

紗希




















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【 2016/11/16 20:10 】

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cliché ~Confirmation bias/Outgroup homogeneity bias
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”ダフニスとクロエ”からの
Boy meets girl, and fall in love
所謂
神話類型と言ったような

其処には
確かに
心理の普遍性は息衝いているよう



ただ
こうした類型構造化って
少し危ういようで

日常に蔓延してしまうと・・
過剰な単純化に陥りやすいんですね。

所謂ステレオティピカルな観念
その怖いところは
それが客観的根拠なく
無批判に受容してしまう状況を生むこと
ココは
(先入観やタブロイド的思考に容易に結びつき)
時に偏見や差別的意識を伴って
共有化されてしまいがちな場所でもある

取り分け
複雑なものごとの
単純化は
”理解の錯覚”を呼ぶので
慎重の上にも慎重さをと

日々気を付けています。





























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【 2016/11/15 23:57 】

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スーパームーンそして…まんまる
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今宵は、月の視直径が最大となる
スーパームーン

まもなくの
pm8:21に地球への最接近となり
pm10:52にPerigee full moonだとか

横浜は雨模様
厚い雲の先
けれどこころのSupermoonは膨らむばかり(笑


          *

トルストイではありませんが
ひとは
生の或る軌道から外れると
恰も不幸かのように錯覚しがち

けれど
また別の角度でのしあわせ
きっと、あるんですよね

素敵なことは
素直に歓んで
辛いことは笑顔でなんとか遣り過す

ならば

生きてる限りは
必ず
幸福感は
得られる

こころの有り様ひとつで…。

          *

遠点での惑星直列
Micromoon
もまたいいかなって

距離じゃないし。

遠く想う
が故の
深さも好きだから

なので

いつの日か
ひとり
大悲閣からのMicromoonに
浸るのもありかと …。




昨日メッセージを下さったあなたへ☆




















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【 2016/11/14 20:08 】

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ある決意に…
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東北大病院の正門前に建てられているという
救命救急の碑に纏わるそのお話は
新聞の片隅、小さな囲み記事に載せられていた。

          *

遡ること16年前
この場所で不慮の事故に見舞われ
命を失った16歳の少女の死が
この碑、建設のきっかけだったという
1999年6月のある夕刻
病院正門前の歩道で
宮城一高2年の女の子を巻き込んだ痛ましい交通事故。
現場に居合わせた誰もが
目前にある
東北最大の医療機関であるこの病院に搬送されると思った
けれど当時此処に
高度救命救急センターはなく
彼女を受け入れることができなかったのだ。

事故から4年後
彼女の両親は東北大病院に呼ばれた。
院長室で
「助けてあげられず、申し訳ありませんでした」
と頭を下げたのは、その前年に院長に就任していた
山田氏だった。
3人の目から涙が溢れる。

がんの放射線治療がご専門の山田氏が病院長になって
最優先課題としたのは
救急医療の充実だったという。
研究第一主義を掲げ
不測の患者に対応する救急医療は研究の妨げになる
そんな意識が大学側にあったかもしれない
そうも語る氏は
「救急医療に対する東北大病院の決意を示すものだ
目の前で倒れた人に手を差し伸べることができなかった。
ここで医療に携わる者は、その反省をずっと胸に
とどめてほしい」とこの碑に願いを込める。

          *

ほんとうに
難しい問題も内包しているよう
けれど2006年、院内に開設された高度救命救急センターは
その後の東日本大震災など日夜
たくさんの命を救ってきたという

今も手向ける花が絶えないという現場に
現実をも真っ直ぐ見詰め続ける氏の決意が
こうまで胸に響くその理由は
私などが
敢えて此処に
記すまでもないんですよね……。
























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【 2016/11/13 21:02 】

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淋しさに寄り添う場所〜京都/嵐山
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京都は嵐山
山間にひっそり佇む
小さなお寺、千光寺

塔ノ沢阿弥陀寺にも似て

寂しさに寄り添うが如くの
控えめな佇まいに

渡月橋から長めの山道を進み
石段を登って
漸く辿り着くという
その難所加減も近しい

高台ならではの情景
小倉山の向こうに広がる京都盆地

哀しむひとの心を汲み
静けさを打つ
大悲閣

月待つひとの棲む処…。










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【 2016/11/12 19:04 】

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”美しい”を愛して 終章
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論理的証明のない判断が不可能である以上
それが誤りとも認められない

同一律
矛盾律
排中律の三法則に
基礎付けられるのが論理学的真理
でありながら

美は
徹底的に論理的存在ではないのだ

然しながら
必ず人の心に訴えかける何かを持っている

それを感受する
無心の私達が感じる直感

心に支度はいらない
日々の生活を清浄で正しいものに
導いてくれる

大切なのは
そうした美を見出すこころの有り様そのもの

美は
生きているのだ

遍く
ひとを
包むように。

私達の胸のなかの見えざる美
果てしない深さを秘めた

美…。














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【 2016/11/11 23:06 】

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”美しい”を愛して XVIII 
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例えば
論理によらない
直感に基づく帰結が
仏の真理によって保証される
仏教美学といったような
不二の美
畢竟の美

美の追求は
悟性や理性のバックボーンなしに
考えらえない乍らも
その意識なしに
純粋に酔わされるところで
実は最も深まる

感性的認識の学

その二律背反性。


思惟は判断
それは
然り?否?









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【 2016/11/10 09:51 】

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”美しい”を愛して XVII 
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そもそも
究極の美を感受して
それを指摘することは
誰にでも出来得ることではなさそうで

ただ
美の究極とは
という探究に対し

それが

私達が備えるもっとも深い精神活動であること

それだけは
確かなよう。

そして
その感受の仕方に
西洋にない観点が

東洋には
確かに・・・























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【 2016/11/09 23:45 】

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”美しい”を愛して XVI 
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ヨーロッパ美学の業績は厖大であり
解明の鉾先を緩めることのない
美に対する精緻な思弁
その探求能力
そうして
壮麗に積み上げられた美の殿堂には
圧倒されるばかり

かの思惟性
思弁性
精神活動に全てを基礎付ける論理性
その合理性
或いは客観性

ギリシア美学から現代美学まで
通奏低音のように流れるは
人間の思考で解決し尽くそうとする
徹底した理性への信頼

こうした思惟の世界
理性偏重



”美しいもの”が
一方で
あまりに根源的で素朴な問い
であるがゆえの哀しき乖離

それを埋めるものとは・・・
















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【 2016/11/08 18:35 】

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”美しい”を愛して XV
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確かに
ギリシア、ローマ
ひいては近代西洋芸術のある分野は
それに貢献し

かつてのヨーロッパ美学界を風靡しながらも
その後の批判ゆえに
芸術学を生み出す

19世紀後半の御多分にもれず
経験、実証主義的傾向を強め
芸術と美は
切り離される

真の美は芸術にありとする
近代美学からの脱却

美学にある思弁的哲学的方法と一線を画し
芸術という名の
客観的経験的事実
それを客観的科学的方法で研究する
ヴィーン学派の芸術学へ

美術史学(美術史論)に顕著に現れる方向性
美でなく芸術とは何かを考える
(形式主義に偏り過ぎた)
芸術哲学のプレリュード

新カント派しかり
“生の哲学”美学派しかり
“表現学”派しかり
“現象学”派しかり

美は
美学者たちの永遠の命題

その核心は
解明せんとして尚
神秘のヴェールを
攘うことはできない・・・













続きを読む

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【 2016/11/07 18:54 】

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”美しい”を愛して XIV
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フェヒナーの実験美学
こちら
当に下からの美学であります。

心理学の立場から
科学的に美的事実を検証し
美の概念と法則の確立を目指す

そこで見出された
快感を喚起する原理

心理学統計学的実験による
精神物理学としての美学は
実証的科学的美学論に
その残響も聴こえ

そして此処から
人間の美意識を科学的に解明しようとする

リップスの感情移入美学が生まれた。

要は
美的享受は
客観化された自己享受であり

自己の感情を
積極的に対象へ移入せるものこそ美

という立場…。






















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【 2016/11/06 21:42 】

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”美しい”を愛して XIII
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美を理念の感覚的現象に見立てた
ドイツ観念論哲学の最高峰 ヘーゲル
その弁証法的美学

彼は
人間精神を自然の上位に置くひとで
ゆえ人間精神が育む芸術美は
自然美に優越しイデア(理想)となり
その理想は
理念の形態化に他ならない
と。

その歴史的展開
ペルシャ、インド、エジプト、ユダヤなど
所謂古代東方の象徴的芸術形式

ギリシア、ローマの
古典的芸術形式

近代キリスト教の浪漫的芸術形式

こうした処に弁証法的発展を見い出したヘーゲル
それは
美の抽象論を否定し美学と美術史学を結ぶ
芸術学の創始。

そして
そんな彼が
愛してやまなかったのが、ギリシア、ローマの
古典的芸術形式だった。

だからこそ後に
ヘーゲル学派が引き継いだ美学は
極めてシンプル

美とは
美しいもの
その礎……
















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【 2016/11/05 20:32 】

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“美しい”を愛して Ⅻ
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バウムガルテンによって為された美学体系は
精神想像的契機に根差し

(概念の規定や分析を避け
美を認識でなく満足の対象とした)
カントの批判主義美学に照らしても
美を知覚するものは
極めて主観的であると・・・

にも関わらず
普遍性を備える不思議。

恐らく
美の本質は此処にあろうかと。

真の美は受け手に
目的、関心なくも
普遍的必然的満足を与える

それは取りも直さず
概念の拘束からの解放であり
それこそが
純粋なる自由美。


寧ろ共感だけが支えの
謂わば人間判断力への讃歌に帰す。
(一方で芸術は天才の技術とされ・・)


















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【 2016/11/04 21:45 】

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“美しい”を愛して Ⅺ
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実際的芸術論としての
ルネサンスの美論

宗教に隷属していた芸術の自律性、
自然認識の表現こそが根本的方法論に、
創作の客観的、普遍的規則を重んじるなど

科学的秩序と法則を目指したルネサンス美学は
人間理性の讃歌でもあった

その形式主義的美の探求が、
精神的創造的契機にも目を向ける
冷静さを取り戻したのは
16世紀も後半
バロック期になってのことだった・・・。

































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【 2016/11/03 21:51 】

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“美しい”を愛して Ⅹ~ルネサンス文学の街コトル
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ルネサンスは
単なる古典文化の復興ではなく・・

市民階級精神の
伝統的教養、教会文化への反乱でもあって

経済的後ろ盾はあっても
精神的支柱はない
そんな彼らが求めたもの

それが
ギリシア、ローマ文化だったという
そんな見方

所謂
古代ヒューマニズムにそれを求め
彷徨する精神たちの声・・・。
















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【 2016/11/02 22:52 】

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“美しい”を愛して Ⅸ~モンテネグロ/古代ローマから中世Cattaroそしてフィヨルドが織り成すコトルへ
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そして
もう一方の潮流は
対象の性質のみならず
美とは見て快いものとした
トマスアクイナス

完全性、調和性、明瞭性に
理性の輝きを認め

美的快感を伴う愛で結ばれる
自然美を最高位に。

こうした古代美学と中世美学の統合は
人間勝利を謳うルネサンスで
大きな転換を余儀なくされ・・・。





















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【 2016/11/01 20:48 】

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