FC2ブログ
主語の論理、述語の論理 Ⅳ
IMG_1263.jpg

物象化が呼び寄せる人間たちの苦悩
もっと謂えば
現代に生きる私たちの不安って
寧ろ保障、確立前提ゆえに
そこからの疎外感として生まれると謂えなくもありません。
そしてこの問題こそが
実存主義となって浮かび上がって来たんですね。

(最初に実存を明確に指摘してきたのは
19世紀半ばのキルケゴール、ニーチェ
(取り分け、児童文学の国デンマークのキルケゴールには
アンデルセンにも似たあの痛みがあったんですよね。)
そして20世紀中葉大戦後のフランス
サルトル、カミュらへ受け継がれていった。
日本に輸入された実存主義は
この期の思想家、文学者の立場によるものなんですね。
そして必然、文藝作品へと投影されてゆきました。
よって、そうした作品群に向き合うことで
そこに潜む思想は
読み手に
その人生観から社会観を経て世界観、歴史観に至る
指向本来の生きるチカラを齎してくれる・・。

このように、
藝術のなかでもとりわけ哲学に近しい文学ではありますが
論理によって成り立つ哲学に比して
言語、文章表現で成り立つ文学なれば
論理的理解でなくて
感覚、感性、想像力、ときに直観によっての共感で
受容することが本来の在り様なんですよね。
また、だからこそ
私たちは心、意識、精神作用に影響を与えられ
時に自ずとある思想がカタチ創られてもゆく・・。

時代の洗礼を受け、読み継がれてきた文藝作品の中には
心、意識、精神、風潮、気概を
知る、感じる、捉える
その素因が含まれているようで
実際それらの構造には
共通性、共感性あり
継承性、発展性が備わっているようであります。

結え、文藝作品は、時代を越え、環境地盤を超え
世界の作品群の中から
或る思想的付加価値を受容することが叶う類の
偉大なる芸術かと・・・。















スポンサーサイト



テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2017/03/10 08:58 】

| 哲学 | トラックバック(0) |
| ホーム |