バッハの音色
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楽器のなかで何の音色が好きかと問われたなら
特別な楽器
パイプオルガンと答えるだろうか。

サントリーホールや
オペラシティのそれも素敵だけれど

やはり
ドイツの教会で聴いた
18世紀中葉からのジルバーマン
歴史のオルガンその響き
あれは、別格だ。

何より、本当のバッハを
知りたいならば
あの場所で
あのオルガンでなければだめだ

そんなことを感じてどれだけの歳月が過ぎたろう・・・。

その奥行き
その寛容性
その大きさ
その抱擁性

それが、
どこまでも深く
赦しを含んだ
バッハの旋律と融けあい
引き出される音楽の揺籃。

音楽に抱かれるとは
まさにこういうことなのだ
それを
初めて感じたあの日、あの場所。

時折、無性に
そうしてバッハに懐かれたくなるのは
あの日の安らぎが忘れられないからかもしれない。
恰も、幼き日、
私にとっては記憶の先の
母の胸に懐かれたいが如く・・・。


※トローストもいい。
壮大なジルバーマンに比して
何故か肩のチカラが抜ける
頑張らなくていいんだ
泣いてもいいんだって思える
そんな優しい音色、
何よりそのフォルムが美しい。










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【 2017/04/30 07:33 】

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ミュッシャその時
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装飾に過ぎるデザイン性
けれどそれは
写実的にして正確なデッサンから起こされた
フォルム。

2次元と3次元を交錯させ
他を寄せ付けない場へと創り上げられた
ミュッシャの描く世界

今に通じる
普遍性を備えた魅力で
一世を風靡したパリ時代を経て

その後、

祖国チェコの古城に籠り
命を削る様に
没頭した作品。

”スラブ叙事詩”

その思想
臨場感
メッセージ性。

作品のベクトルは一変したように
映っても
矢張り
ミュッシャそのひとの
ものなのだ。

大きく
相反しながら
不思議と響き合う
ミュッシャの紡ぎ出す空間と空間。

今だから
感じたい
ミュッシャの世界観。

























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【 2017/04/28 08:35 】

| 絵画/彫刻 | トラックバック(0) |
小さな小さな 末期の目


受験を控えた初夏
体調を崩し
ひとり検索しては、自分の生は長くないのかナ
漠然とそんなふーに思い込んでいた
季節がかつてあった。

あまりに漠然としていた所為かもしれないが
私の執着は
家族でも友人でも好きなひとでも
まして未来でもなく

教室の窓から眺める
見慣れた景色だった。

夏木立の眩いばかりの艶やかさ
この光景が
近い将来プツリと途絶える?

それが切なくて堪らなく
涙が頰を伝って
溢れて落ちた。

何でもない
ある日の断片的な記憶。

今思えば、小さな
とても小さな
想い出とさえ呼べない
ささやかな日常のひとこまに過ぎない。

けれど
あの時、あぁまで
自然を恋うた私のあの眼差しは、

初めて認めた
ささやかな末期の目
だったかと・・・。

その美しさは
なんとも愛しい
離れたくない
失わずにいたい
そんな類の心地よさを含んでいた。

騒めく教室の喧騒を
打ち消して余りある
遣り切れないほどの安らぎと
謂い様のない淋しさを湛えた樹々に寄り添う
衣擦れのような木の葉の声…。



そして今思う。
陽の光なくも
夕闇に溶ける自然
それで構わない。

僅かな風で
揺らいでいてくれれば
それだけでいい。

少し疲れたこころを擁いてくれる
自然が与える美とは本来
そうしたものかもしれない…。





















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【 2017/04/27 09:08 】

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芥川から川端~暮らしを彩る美〜自然と藝術~陽光と幽光~末期の目


太古よりの大自然
命の儚さ
悠久へ募る想い。

日本古来の静謐な美を湛える
生を、
自然を、
こころを、
繊細にして優美な文章で
紡ぎ出していった川端。
その暮しは
文字通り国宝級の美(術品)に囲まれた
美しき空間にあったという。

掛軸や、彫刻
其処に息衝く陽光、幽光。
そして例えば、魯山人の湯呑を日常遣いにすると
いったような。

美とは、日々の生活に根付いてこその
美なのかもしれません。
少なくとも私は、そう信じて疑わない…


       *


寂しさ
哀しさ
静かさ
優しさ
嫋やかさ…
いずれにも
美は似ています。

想いを致すのは此処
美は、
味わい尽くさねばなりません結え・・・。

       *

そして

美を見つめる眼差し。

”自然が美しいのは
末期の目に映るから”
そんな芥川の遺書を引用した
川端のノーベル賞受賞講演。

病弱であった青年期に
天涯孤独の身となり
両親の記憶さえ持たない
孤独の作家、川端であったから、

そのこころを慰めたのが
“美”であったから、

断言できた
藝術の極意、”末期の目”

美は緊張のなかにこそ
拡張され
鮮烈に受容されるということ。


       

















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【 2017/04/25 12:09 】

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幻の“見えざる手”〜不確実性
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“道徳感情論”を著したアダムス・スミス
そんな彼だから
だからこその“国富論”
だったのかもしれない。
けれどその“見えざる手”は、
人類の“欲望”を解放し

今や、資本主義のシステムのなかで
生かされる私たち。

結果、“手”は
働いてはいないようだ。

(経済と云う名の数字−分析–が、説く物語。
市場という実態のない、デジタル空間の動向に
果たして何が示されるものか、
それをどう咀嚼したらよいのか
未だに違和が拭えないのですが。)

GDP
あんなGDPで測る経済の成長率
それが本当の成長でしょうか。

環境保全や
富を如何に公平に分配するかが
最優先されない現状で
真なる経済成長が見込めるとは、到底考えられない。

歴史に学ぶなら
時に、
敵対視されている保護主義が必要な状況もありましょう。
求められるは、何より
ケインズ主義を悪用しない
正しい政治のチカラ
なんですよね…。

経済学のあのシンプルな原理で
立ち行く筈もないのは、

未来とは
あまりに不可知で
危機の確率さえ算出できない
不確実性が蠕く場所だから…。

公益資本主義が
机上の空論に終わらないことを
願うばかりです。






















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【 2017/04/22 23:42 】

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こころ~制御不能


理性でコントロールの効かない部分を内包せし人間。

・・・・・。

否が応でも
人間も自然の一部
ということなんですよね。

        *

サルトルの“他有化”をして
遣り切れなさは否めません。

ですが私的には
彼の戯曲“出口なし”
あのメタファに至る前に
“強く在る(確固たる自己の構築)”ことが出来る
そうした人間精神に信頼を置く立場にはおります。

        *

その上で
どうにも制御不能な事象

死。

        *

そして
やはり(行動でなく精神で謂えば)
たったひとつの
恋かな。

否、だからこそ

たったひとつだけの恋
なのかもしれません・・・。


























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【 2017/04/21 10:02 】

| 私的恋愛論 | トラックバック(0) |
リスト~巡礼の年 第3年よりLes jeux d'eaux a la Villa d'Este
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リスト 巡礼の年 第3年を聴く・・・
ローマ界隈といえば、遺跡
そして美術
そして噴水。

スペイン広場前のトレビの泉から
Tivoliの丘はランゴバルドのVilla d'Esteまで。
此処には、エフェソスのアルテミスに百の噴水など
ギリシア、ローマ時代のそれが500もあって

そう、リストが曲のモチーフにした
(パッセージの流れを綺麗にするに難しい楽曲ですが)
”エステ荘の噴水”であります。

”水の藝術”を音で揺蕩う
そんなひとときも結構、素敵です。


       *


ローマ☆

時に、早朝マーケットで
新鮮なアーティチョークを買いこんで
アマトリチャーナを合わせて
ローマ料理を愉しんでみたり

天然素材の漆喰
顔料から創る
フレスコ画教室で
ダ・ヴィンチの香りに酔ってみたり

取り分け
古代からルネサンスまでの美が
木魂する都。

そもそもが
神話の国です故。

ラファエロ調和の都
さらには
かのバッハが魅せられた
協奏曲
その発祥の地でもあるんですよね・・・。































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【 2017/04/20 02:44 】

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Pomp and Circumstance だから・・・。
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私にとって
エルガーが創出したあの調べ
その愛を含む旋律は
“威風堂々”の作曲者だからこそ
重いんですね…。

そしてあんなにも
強気のスコア。

三連の同音に
ひとつ、ひとつ別の記号を付与する
そのことに

言葉にならない
エルガーの想いの深さ
を感じ取るのは
私だけでしょうか。


















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【 2017/04/18 09:53 】

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セザンヌその愛~ゾラ
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文豪ゾラの作品群のなかに
“制作”があります。

ゾラの学生時代の不遇に
手を差し伸べた旧友セザンヌ。

その後の自身の成功をよそに
世間から酷評される彼の才能を
誰より信じ…

恐らく、ゾラなりにセザンヌの行末を
慮ったからこそ着手したであろうこの小説。

セザンヌもたぶん、それを解しながら
どうしても許せなかったのが
主人公の画家クロード
その悲劇的結末だったんですね。

“親愛なる”ゾラへ
その配慮に感謝する
としながらも
距離を置いたのはセザンヌ。
(ゾラのブルジョア趣味も影響して)
すれ違うふたりの友愛

二度と交わることのない時間。

人間関係とは得てして
そんなものかもしれませんけれど(涙

取り分け
セザンヌが描き続けた
あの林檎
それは、ゾラとの友情の証
でもあったんですね…。


         *


敢えて
みずみずしさを描かないセザンヌの
静物への眼差し。

それらが内包せし
太陽、雨の恵みへの思い、にまで
寄り添う豊かな心。

そしてセザンヌの多視点。
ひとが描くことでしか表現できない
優しさを醸し出させる
自然への配慮。

時に
そこには
温もりさえふくまれて…。

ルーブルから
自然を呼び醒した セザンヌ。

山々が
樹々が
果物が
細々した日用品の数々が
光と翳が
響き合う世界。

色彩の融合。

紡ぎ出される調和。




































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【 2017/04/17 08:51 】

| 絵画/彫刻 | トラックバック(0) |


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テーマ:桜のある写真 - ジャンル:写真

【 2017/04/16 02:53 】

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何処迄も
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イマジネーションには
終わりがなくて

現実は
いつだって
何処迄も
現実であります。




























テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

【 2017/04/15 16:49 】

| 気紛れドライブ | トラックバック(0) |


会いたい














【 2017/04/14 13:06 】

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テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

【 2017/04/14 11:38 】

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さくら
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淋しかった冬木立へ
どこまでも淡い薄桃色の華を付け
一期に咲き誇る樹の下に
噎せるほどの美が佇んでいるのは

その先に、否が応でも

想いの・・・

生の・・・

儚さを思い知らされるからでしょうか。


そう
永遠なんてないことを・・・。


けれど
だからいいんですよね。

消えゆくものだから
こんなにも
美しいんですね・・・。

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【 2017/04/12 12:34 】

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雨音
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雨音が好きです。

自然が刻むリズム
ゆらぎという名のめぐみ。

住宅建材の成果なのか
室内にして
雨音を聴く機会がめっきり少なくなったようで(笑)

通勤時に聴く
雨音に癒されてます。

信号待ちの車内で
カーステ消して
耳を傾ける
雨音の調べ

横浜は雨ですけれど
今日も
穏やかにがんばります♬


そして何より
エストリルのクリスマスローズに
遊びに来て下さったみなさまの
今日という日が
素敵な一日になられますように・・・。

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【 2017/04/11 09:48 】

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魅惑の“解なし”
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生き方に
正解なんてないんですよね…。

だからみんな違う
生は、各々彩り穣か。

結え
他者からの評価に左右されるのでなく

大切なのは
自己肯定感。

それが抱けるか否か
此処
なんですよね・・・。










































テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

【 2017/04/10 12:06 】

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別れこそ、美しくありたい訳
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出会と
別れの季節。



出会いは
いつでも素敵だけれど、

別れの淋しさ…。


⁂⁂⁂⁂⁂


そして長い人生
極々、稀に
止む無く
終わりを迎える想い。

その際には
感謝の気持ちだけは
伝えて
出来るなら
相手の幸せを願って
綺麗に別れられるような
そんな余裕だけは
持ち合わせていたい
そんなふーに思ってます。

大切な想い出まで
失いたくないから。

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降り積もる記憶が生を
彩るから…。





























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【 2017/04/09 15:30 】

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その先に
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その先に
何があっても・・・













テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

【 2017/04/07 09:47 】

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映画 ”Shine” を讚するあなたへ


メッセージありがとうございます。
私も観ました!!
映画 ”シャイン”

オーストラリア映画なんですね
感慨深いです。

ジェフリー・ラッシュの演技に
ただただ感服の作。

直近では、
”鑑定士と顔のない依頼人”
"やさしい本泥棒”と続き
彼が演じ切った(というか乗り移ったというか笑)
ヴァージル・オールドマンに
ハンス・フーバーマンに
魅せられたばかりでしたけれど。

ジェフリー・ラッシュは当に
映画を芸術に押し上げる
名優中の名優という印象。

そうなんですね、彼自身実際、ピアノを嗜まれる方なんですね。
なんだか納得です。
造詣の有無で
演技にも奥行きが出るという面は
否めないのかもしれませんね。

ほんとうに
素晴らしい映画”シャイン”。

私的にそもそもラフマニノフが大好きですし
描かれたデイヴィッド・ヘルフゴットそのひとの
恰も痛みの代償のような“シャイン”が
哀しいほど美しくて・・・。

この感銘を戴くと
感動再びと
映画への彷徨が、また始まってしまうんですね。

生きてる限り
終わらない旅のようです^^

紗希














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【 2017/04/06 12:06 】

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幸せって
たぶん感性でなく
知性で・・・
知覚する
そうした類のものなんですよね^^
















テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

【 2017/04/05 08:40 】

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待ちわびて・・・

























テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

【 2017/04/03 16:07 】

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耀きはそのままに〜音楽の普遍性


豊穣なる音の歴史を経て
古様式のその先に
ルネサンスの次なる時代
ヴェネチア楽派ガブリエリ、スカルラッティらに始まり
バッハ、ヘンデルといった
多様性への眼差しバロック。
そしてクープラン、ラモーらの華麗な輝きを放つロココへ

さらに古典派(からロマン派へ)
モーツァルトの優雅さ
ベートーヴェンの深遠さ
シューベルトの愛しさなどなど
澄み切った美しい世界観に
典雅が備わった楽風は、
バッハなる作品その最高峰(ことマタイ受難曲)から
分水嶺のように流れ溢るる
偉大なる楽聖たちの藝術といった構図にも映り
その源泉が他ならぬバッハにあったことは、

脈脈と絶え間なく
バッハが活き続けてきた証左になりましょう。

(当時まだ音楽の母体は、教会。
ベートーヴェンの時代あたりまでは
鑑賞を目的とした音楽会といったような機会もなく
音楽は、限られた貴族階級のためだけの
洗練の楽でしかなかった
ましてスコア(写譜)すら入手できるような環境もない。
そうした意味では、数千の作曲家に
恐らく10万は下らないとも見做される楽曲たちの向こうに
失われし名曲は数知れない
そんな時代背景にあって
殊、バッハ
奏者には卓抜した技巧を強いることも助長して
例えば愛すべきゴルトベルク変奏曲のような楽曲含め
演奏される機会で言えば
確かな空白はあっても
彼の音楽自体が忘れ去られた経緯は
音楽史にはないんですよね。)

時代を超え
国境を超え
(時に蘇り)往時の鮮烈な耀きを放つ
普遍性を備えし高大なる藝術
その有意性を思わずにはいられません。


⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑


求めても求めても
辿り着けない

そんな憂悶を
転調に次ぐ転調の連続に架け

さらに何処まで行っても終わらない
満たされない想いそうした憂寂を
あの無限旋律に表現せしめんとしたワーグナー、音の匠。

それが理屈や理論など抜きに
聴くひと
ひとり、ひとりの心の琴線に
ダイレクトに響き共感を呼び覚ます音楽のmeaning。


恰も
年を重ねるごとに
それぞれの作品への理解が深まり
愛読書がシフトしてゆくような個の変遷は
音楽もまた
例外ではなくて……。


音楽とは

要は
どれだけ
その楽曲を愛せるか

すべては此処に
集約されてくるんですよね。

























テーマ:art・芸術・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2017/04/02 04:03 】

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