時間*fragmentation ⅩⅠ
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此処で現象回帰を
時間の回帰と読み替えたと解釈するならば

また、
彼の"瞬間と永遠"を見落としさえしなければ
ニーチェは理解しやすくなるんですね。
そして、ハイデガーの考え方の様に
永劫回帰思想を
肯定方式に至らせた経緯もみえてまいります。

時に歴史学の利害を語ってもみたニーチェ
そんな彼は、

未来に向けて行動し
過去も同時に引き受け肯定する
即ち瞬間として存在できるひとこそ
過去と未来の対立的結合をみ、その瞬間
そこに円環的時間をなす
とも語っていました。

こちらまさに
永遠は瞬間にあるという
ニーチェの”時間への止揚”であり
彼は自己超克を此処に求めたんですね。


ニーチェが絶えず想いを巡らせたギリシアの
天球の円環的循行こそ完全な均一運動とした限りで
時間と円環を結びつけた
アリストテレスの時間論にも似ています。













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【 2017/06/15 21:35 】

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時間*fragmentation Ⅹ
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現代の私たちには、あまり馴染まない
ギリシアの輪廻転生や
シャーマニズムにも結びつくこの概念をして
ニーチェの記述は印象的でした。

ーー世界を一定量の力として

一定数の力点として考えることが許されるなら
その存在の大いなるサイコロ遊びのなかで
有限数の組み合わせ、経験数の組み合わせを
経験していると帰結できる。

無限の時間のなかでは
可能なあらゆる組み合わせは
いつかは一度は実現されてきたであろうし
まして無限回の実現もあろう。

もし世界が有限量の力、力点からなっているとすれば
エネルギーが恒存である以上
世界の事物の配列は有限である他なく
従って無限の時間経過のなかには
同じ配列が反復されざるを得ないーー
~力への意志

さらにツァラトゥストラに至っては

ーー 一切の直線的なものは嘘をつく
一切の真理は曲線的である
時間自体がひとつの円環であるーー

こうした一連の
ニヒリズムにして
最大の定式化回帰思想。

となれば
無限に反復される回帰のなかで
意味を持ち得る人間的努力はあるのかなんて
そんなところへさえも思索はめぐります笑

ですが彼の到底の視点ー認識が生み出す世界ーに立つならば
世界の事物配列の有限性と
時間の無限性という仮説
その反復可能性を一笑に付すには早計のよう。

無論、ニーチェ自身
時間の円環性が結びつく
積極的理由のないことも承知の上の”告知”でありましょうから。

そう致しますと
回帰し得るもの
それは、
時間そのものではなく
現象の形式
という理解になってまいりましょうか。


















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【 2017/06/15 00:18 】

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