FC2ブログ
織田作之助〜蛍火 から 白い風 へ
命ある限りの蛍火のように

〜蛍

DSC_0008_20180202084401588.jpg







※寺田屋を舞台に
坂本龍馬も登場するこの“蛍”ですけれど

奥様を亡くされて間もない時期の短編で
寂寥の先の虚無が
抑制を効かせているようで
無頼な彼が垣間見せる無垢ゆえか
読後長く余韻を誘う作品となっていました。







概して小説の書き出しは
音楽に云うIntroductionが如く大切で
最後の一文は、やはり心に残るもの


ー凍てついた夜の底を白い風が白く走り
雨戸を敲くのは寒さの音であるー

に始まり

ー硝子窓に当たる白い風の音を聴いていたー

に結ばれた
彼の“世相”を思います。
























スポンサーサイト



テーマ:日本文化 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2018/02/11 07:06 】

| 文学~小説/詩/名言 | トラックバック(0) |
| ホーム |