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思想史的雑感 Ⅲ


丸山は国学、儒学を注視する一方で
(幕藩体制の枠組み、
封建制度の門閥となっていたはずの)仏教への
彼の眼差しは以外なほど冷ややかだ。

確かに国学は受動的であり
絶対肯定的である
此れが、政治支配に
優位性があることは容易に理解が出来る
また、儒学しかり
そこにも普遍的政治性が沈潜していた
けれど
仏教もまた権力機構の制度となっていたのだ。
その思想は、固定化、形骸化したものと見做されがちだが
併し乍ら(文献を鑑みるに)
”価値観の否定(現実世界を相対化し解体する)”という
仏教思想の普遍性が
どれだけの日本人の精神を開放し
其処で自由を与えてきたことか・・

市井の人々に浸透していた
大いなる思想
その水脈は
表象的な明治近代化の波(廃仏毀釈、神仏分離)などで喪わせられる類のものでもなく
寧ろ、終戦までの動乱期を下から支え
水面奥深くで
脈々と受け継がれてきたものではなかったろうか。






















































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テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

【 2019/04/18 19:37 】

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