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2015年の終わりに~ふたつの潮流~求めるこころ


思想の中心に自然(世界)を置いた東洋思想と
人間的な
あまりに人間的な西洋思想。

前者からは
(自己犠牲にも似て)すべてを受容し
ある”価値(総体的概念)”を貫こうとする凛とした姿勢が
後者からは
高みへ向けて邁進する志向性が
みて取れます。

西洋思想のその進化論的意識は
文明を押し上げましたが
一方でその行き過ぎた発展は
自然破壊にも繋がった・・・
(ある時代まではキリスト教がストッパーになっていたよう)
この物質科学主義負の遺産
それは
人間主義に徹する西洋思想の宿命
とも云えるものでありましょう。

自然に重きを置き
すべてを受け入れ
究極的生の肯定感を内在させた
循環的(輪廻転生)とも云える
東洋思想と明らかに
相反するスタンスであります。

ただ、エントロピーの法則にも似て
達観(諦観)を極める東洋思想は
解釈をひとつ誤れば
思わぬ虚無感に捉われ
人間らしく生きるべく
生への躍動感が削がれてもしまう
危うさを感じなくもないのです。

確かなこと
それは
自身の思索の果てにしか
真理は見出せないということ。
まさに、ショウペンハウエルの言う”自身の目で見よ”
であり
ヘッセがシッダ―ルタで描いた
(真理を)求めるこころ
とも重なりゆくものであります。

ですが到底ひとりで辿り着ける場所でもありません。

ゲーテやバルザックが
西洋思想の高みで
必然のように東洋思想と融合し
高潔な世界に到達したプロセスを思い返すに付け
偉人の著作を紐解く意味深さを強く感じるのです・・・。


          *


エストリルのクリスマスローズをご訪問下さったみなさま
今年も1年ありがとうございました。
2016年という新しい年がどうか
みなさまにとられまして
素晴らしい1年となられますように☆









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テーマ:伝えたいこと - ジャンル:日記

【 2015/12/31 23:09 】

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