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孤独の先に~アンネの日記 完全版
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此の度,大切なひとから
アンネの日記に宛てたreviewをお贈り戴きました。
それがあまりに深いものでしたので私も
学校の図書室で読んで以来改めて
(我が家の書庫にあったのは残念ながら愛蔵版ではなく)
通読させて戴きました。
(昨今言われるようなその政治利用には胸を痛めながらも)
思春期の少女の見事なまでの精神の在り様
その内観と申しますか
自省の過程と、
どんな状況下に置かれても尚
覇気を失わない健気な向上心が
十代前半の瑞々しい感性と相俟って綴られており
その表現力ゆえに
心の琴線に響いて
響き過ぎて
かなり参っております。

当初子供心に受けた鮮烈なそれと
本質的にはそうは変わらないものでしたが
印象は随分変わりました。

想像を絶する極限状態での2年間を
ひたすら前向きに生き抜いているアンネの姿勢に
そして
同年代のお友達が持てない不憫さに
気持ちを寄せたあの頃。
そして今
上記も然ることながら
アンネの”孤独”に
想いを重ねるばかりでおります。

狭く不自由な隠れ家での
二家族での暮らし
なかでも
お父様を世界でいちばん尊敬できもし
まして淡い恋心を抱く少年もいた
それでも
彼女は“孤独”
だったんですね。
どこまでも
最後の最期まで。


         *


思春期(反抗期)という最も多感な時期であったことが
その苦悩をより助長したというそのことにも
胸が締め付けられます。

ですが
それでも
アンネは・・・

2年前までの
光り輝いていた
何不自由ない暮らし
自由闊達に学校生活を送り
周囲の皆から愛されていた
あの頃
そのなかで実は何か虚しさを感じ
大切なものに気付き得ないでいたようだ、と
けれど
壁に囲まれ家族でさえ啀み合うような不幸のなかで
彼女は多くの美しいもの
幸福を探しだすことを知るんですね。
更には、そうして
ひとは調和を見出すに至るとさえ
記しているんです。

ーー人を強くするのは
     澄み切った良心ーー

こうした
アンネの言葉が
この書を手にする数え切れないほどの人々に
どれだけの勇気を与えてくれていることでしょう。

ここでもまた誘(いざな)われます。
真なるものは
孤高の上に見出せるもの
というあの
高潔な精神性に・・・。























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テーマ:伝えたいこと - ジャンル:日記

【 2016/01/10 17:00 】

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