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古詩集”ルバイヤット”を胸に~オーマーカイヤム


東洋薫るペルシャ思想を垣間見せる
科学者オーマーカイヤム

グレゴリオ歴の誤差をさらに縮めた
ジャラリー歴を考案したひと

彼の専門
数理天文学その学術書は
アラビア語で記されていた。

そして
ペルシア語で綴られた
古詩集”ルバイヤット”を
編んだひとでもある。

私は、英国詩人フィッツジェラルドの
英訳で知ったが
西欧文芸界では
たぶん知らない人はいない
偉大な詩人だ。

深紅の薔薇を胸ポケットに差し
赤ワインを傾け
思索を重ねる
カイヤム倶楽部がその証。

       *

矛盾は矛盾
懐疑は懐疑として
受け入れる
不可知論にも拠っている。

厭世でも
隠遁でもない
自然の無常
生の真実を凝視するがゆえの
反抗、享楽、絶念の上に
立ち昇る感情。

時に旧約の”伝道の士”
或いは仏教の”空”
万葉の悲哀
そしてギリシャ的なるものを
を思わせもする。

深海を見つめるが如くの眼差しで
死の意識を欠いた生の脆弱さ
を訴える・・・。

ペルシャ宮の
噴水の調べのなかで
美酒に酔いながら
憂愁を美的永遠に
置換するひと。


       *

想いを秘めたまま
この世を去った女性の墓所には
白い野の花が咲くという
ギリシア神話的感性も以外に遠くない
(彼の享楽には)
そんな純粋さも潜んでいたりして

生の一瞬一瞬を
愛しんで生きるという
真摯にも奥行きある深性を
感じてもしまうのです。
















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テーマ:知的快楽主義 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2016/04/29 00:23 】

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