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詩神の訪れ〜イェイツ Ⅱ
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Rose of all Rose,
Rose of all the world.


イェイツが
時の十字の上の薔薇に寄せた想い。

彼が愛した薔薇は
精神的、知的な美
と同時に
地上に生き、戦う実人生の象徴
でもあったんですね。

ですが
その薔薇は
シェリーやキーツのそれとは
大きく違っていた。

と申しますのは
イェイツの薔薇には
寧ろ、実在のうちでは
与えられることない
”深い親密さ”が
備わっていたから。

それは
精神世界の共有
心の交わりだけを
通じてのみ
得られるものだったから。

結え、
イェイツと彼が愛するモードは

”mystic marrige”

へと導かれながらも

近付いては
怖れ
怖れては
近付く
出会いと別れの
止むに止まれぬ
繰り返し。

”The Lover tells of the Rose in his Heart.”

のなかで
大切な小箱から溢れくるのは

”He remenbers forgotten beauty”



・・・・。
ひとつの人生

ほんとうの愛は
ひとつしかないものでしょうか。

終生願いながら
叶わなかった彼の想い

ですがそれは
”Leda and the Swan”のなかで

ギリシア神話の
(白鳥に姿を変えた)ゼウスと
レダの間に生まれた
ヘレナに擬えられて
魂の融合を果たすんですね。

やがて
彼はそこから
叡智に満ちた
精神世界に漕ぎ出る
あの
荘厳な精神世界へ。

その先
彼のマスク論は
逆説的な意味で
あるがまま・・・

という
自然体の境地へと
導かれていったんですね。


      *


心のなかの特別な場所を占めて
譲れないひとがいるということ。

夢の中でしか逢えない
にも拘らず
其処には
深い情感が齎されて・・・

私的には
こうした場所にこそ
実存を解からせてくれる
最後の可能性が
残されているようにも
感じています・・・。

























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テーマ:伝えたいこと - ジャンル:日記

【 2016/08/17 21:31 】

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