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陽の光に代えて〜ドイツコラージュ Ⅰ
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太陽の代わりに
”輝く文化”を育んだ
厳しく長い冬をもつ欧州のひとびと

そんな
分析哲学の恩師の口癖も
胸にこだまします。

         *

フランス、イタリア、チェコ・・・各国の
音楽も素晴らしいけれど
取り分け国土の多くが
深い森に覆われた
ドイツのそれは美しい・・・。

かつての
あの悲惨なレジームを超えて
独逸文化を支えているのは
・・・・
寧ろ生活の中の
暗黙知のようでもあり。

一般に
この国でルミナリーと謂えば
カントかもしれませんが

私的にはバッハであり
ゲーテであり
ヘッセ。

そして
(けして:Wagnerianerではありませんが)
古代ギリシアの精神を今に繋いでいるのは
バイロイト
といっても過言ではないのかと。

彼の歌劇”タンホイザー”(通称)では
愛の理想
その公約数を謡いあげる
エッシェンバッハに対し
主人公タンホイザーのそれは
内なる声であり
生命の賛歌でもあった。

         *

分厚いスコア
長時間の観劇にも関わらず
中途退出を許さなかった
そんなワーグナーの墓石には
墓碑銘がないんですよね。
名すら刻まれていない。

コジマと眠るその場所には
一枚の無装飾の石が
音もなく
横たわるだけ…。

手向ける花さえも
拒絶するかのように・・・。



※19世紀中葉の秋
ドレスデン宮廷歌劇場で初演された
ワーグナーの”タンホイザー”
こちら
ドイツの口碑集からとられ
オーストリアのフリートリッヒ2世の宮廷に仕えた
という伝説の騎士タンホイザーがモデルになったもの

(官能肯定の詩を残した彼が歓楽を極めた
ドイツ、テューリンゲンのヴェーヌスには
ヴァルトブルク城があり
その領主ヘルマンの屋敷では歌合戦が催されていましたので
このお話を含んでいます)

タンホイザー含め
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハも
献身の聖エリーザベト(ルートヴィヒ4世の妃)も
12~13世紀実在の人物であります。

真なる愛は何処にでも存在し得
そして
最後の救い
それは
そうした
無償なる愛だけ。
或る、
ひとつの
詩的真実が持つ意味を思います。







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【 2016/08/25 17:07 】

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