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文学のカーニバル性~バフチーンの根本テーゼをめぐって
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どんなに複雑で
高度な形式を以てしても
真理は
特定の視点によって
表現し得るものではないものでしょうし

かといって
仮に複数の認識の視点をもって
高次の総合的視座に立てたとしても
それを汲みつくすことはできないんですよね。

そう
真理とは
モノローグ的アプローチでは
捉えられないものでありましょう。

音楽で謂うところの
ポリフォニー的特性を備えた
思想空間のなかで
営まれた思索を
ポリフォニックに響かせるところに
浮かび上がってくるものこそが
それに近しいのかと。

小説で謂えば
それは(例えばトルストイのように)
作者が作品全体を眺望し
統一付けてしまう
超越的視点となることへの警鐘でもあり

(例えばドストエフスキーのように)
登場人物のさまざまな視点に
分散させ融合された描写のなかで
自ずと抽象化され立ち昇ってくる類のものであります。

芸術的思考もそのひとつでしょうか
(私たちが通常手にできていないもの)
限定的立場に囚われず
思考し続ける者たちの
その意識の先に
浮き彫りになっている実態を見詰めるといったような・・。

謂ってみれば
視野狭窄にも近い
テクスト崇拝
”テクスト内在的テクスト解釈”
その対極にある

あらゆるテクストの奏でる
諸テクストのポリフォニーでありましょう。

それは、政治学、文化人類学、歴史学といった
他テクストを併せ通じて初めて
垣間見える場所

多次元
多旋律
非完結性ゆえの
豊饒性
是を認める必要があるということなんですよね・・・。

































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テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

【 2016/09/03 20:46 】

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