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降り注がれた光の中に/サン・マルコ広場〜ターナー/モネ/シニャック/ホイッスラー~哀しみのゴンドラ/リストへ
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メストレから
サンタルチアステーションへ

そこから運河上
カナルグランデを渡り
リアルト橋を潜って
漸く辿り着く
ヴェネチアはサン・マルコ広場。

ヴェネチアルネサンス仕様の時計塔
その鐘楼でブロンズ像が打つ鐘の
響き渡る場所。



私が最初に
ヴェネチアに出会ったのは
学校の図書館で開いた
ターナーの画集

彼が描き出した世界観だった

美しいと思った
なんて美しい場所だろうと。

そして
モネのヴェネチアに魅せられ
或る時は
シニャックの
また或る時は
ホイッスラーの・・・。

          *

取り分け
夕陽が照らす時刻

此処は、光と陰が織りなす
ひとつの舞台へと変わり
一層、荘厳さを増すのだ。

海上からもまみえるふたつの塔
聖テオドロス
聖マルコの獅子たちから

広場全体に敷き詰められた
大理石までの
そのすべてが
陽光を受けて一層の存在感を放つ。

周囲を囲む見事な回廊に
連なる柱・・・

ビザンティンに
ロマネスク、ゴシックも香る。

聖マルコが眠る
黄金のパラドール サン・マルコ寺院。

東方饒なビザンティンの様式
同時に
ロマネスク、ゴシックも搭載された
壁モザイクのあの瞬き。

色彩豊かな内部
パラドーロの煌めき。

かのティントレットを含む
ベネチア派絵画の宝庫で
フィレンツェのドゥオーモさえ
彷彿とさせる
ベネティアゴシック建築のドゥカーレ宮殿
その壁に映し出されるは
それは鮮やかなシルエット。

柱と梁オーダーに包まれる
知の集積
古代様式の図書館。

75万冊を数えるという蔵書数は
当にベネティアの知性
ゆえに
天井のフレスコ画
その画題も全て学問だとか・・・。

そして
ナポレオンの支配で
終焉を迎えたというこの共和国。




かつて
リストがベネツィアを訪れたときに残した
”哀しみのゴンドラ”

運河を渡る葬列に接し
生まれた
その1番、2番

水面に映る葬列の影
その揺らぎが
旋律にこだまし
立ち昇り
聴くひとのこころを揺さぶる

楽曲に息衝く命の連鎖が
今もなお
深く
静かに沈潜する場所
それがサン・マルコ広場だ。




















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テーマ:art・芸術・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2016/11/21 18:38 】

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