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映画 コッポラの胡蝶の夢 III〜科学負の遺産と東洋思想との親和性への警鐘


本作品は各シークエンスごとに
深いメッセージが鏤められ

優しささえ痛みに変わるほどに
細やかに創られており
その解釈の仕方次第では
思索深度まで見透かされてしまいそう(涙


          *

言語の起源って
取りも直さず
そのまま意識の起源
なんですね。

よって
此処でもまた“言葉”でしょうか。

ー“時間”という概念ほど客観性に欠けるものはないー
こちらに絡めて
心の二元性がひとつめの主題かなと。

さらに
作品を通奏低音のように流れていたのが
東洋思想それと
核利用へのスタンスとの親和性
その警鐘でしょうか。

シヴァ神への言及の意味性
それを東洋思想に謂うある“悟り”として括ってしまうことの恐さ
(タイトルは荘子のそれですが、彼の思想はこと本作の局面に照らせば
老子とは、似て明らかに非なるもの…)

と申しますのは
作中、科学技術に起因する負の遺産
核さえ受容してしまうかのような哀しい科白が
ありまして。

こちら
ー善と悪は意味を失い
存在は無ー
そうした東洋哲学の立場を
核を認めることと結び付けてしまう愚かさへの
コッポラの問題提起なんですよね。

目的は手段を正当化しません。

そもそも
ヒンドゥー教は
古代、あくまで“自然現象”を神格化したものが多いヴェーダ由来
不可抗力の自然災害と
科学負の遺産の区別もできない
そうした悟りならば
私もそんなものは要りません。

コッポラが示しているように
そうした意味での善悪は、やはり厳然と在るんですね。


*未来の子供たち
生きとし生けるものを取り巻く環境を守るため
(負へ進む現実には徹底的に抗し)
今を生きる大人たちが
それぞれの立場で
出来る限りのことをすべく責任があろうことは
明白ですから…*






























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テーマ:つぶやき - ジャンル:日記

【 2017/02/20 22:38 】

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