神島~三島由紀夫~潮騒~柿本人麻呂~想いびとへ
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古典文学ではよく知られた
伊勢湾に浮かぶ神島(古名うたしま)

(スロベニアに語源をもつカルスト
そのカルスト地形に象られる)この美しい島は
日本古来の美意識をこよなく愛した三島が
小説の舞台に選んだ地でもある。

古代ギリシアの”ダフニスとクロエ”より
インスピレーションを受けて着手されたという”潮騒”

作品タイトルは
万葉集に納められた柿本人麻呂が詠んだ

ーー”潮騒”に 伊良虞の島辺漕ぐ舟に
       妹乗るらむか 荒き島廻をーー

その冒頭に置かれた言葉でもあって・・・。

同首の背景には、
伊勢神宮参拝後の持統天皇の
潮流ざわめく季節の舟遊びがある。

その際にお供したとされるひとりの女官
それは柿本の想いびと
彼女も伊良湖の先への漕ぎ舟に
同乗しているのだろうか
荒海であろうに
と、愛しいひとに想いを馳せ
その身を慮るようなここの一首。


鳥羽と伊良湖岬を結ぶ
伊勢湾フェリーからの神島に宥れば

古里岬に立って
太平洋を見詰め
海へ騎りゆく者たち
その悲喜交々が・・・

どれほどの想いが
蒼海原を切る白い波間に
浮かんではまた
消えていったことだろう・・・。





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【 2017/05/23 12:20 】

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