アーツ&クラフツ運動/ウイリアム・モリス~用の美


--デザインとは ”生活形態の無意識”

ある空間に自分が選択した物を
自由に配して自分の好みに合った場所を作るという行為は
歴史的に可能になったものであり、
かつては生活空間に物は分かちがたく据えられており、
物は独立して存在しませんでした。--
~NewOrder


そして
ウイリアム・モリスの「アーツ&クラフツ」運動に
遡るNewOrderのauthor

想いは重なります。

ヴィクトリア朝産業革命が招いた大量生産により
思想性の欠如したものたちが溢れかえる状況を憂いたモリスが、
日常と芸術との統合を目指さんと
調度品、壁紙、ステンドグラスから
愛する書、その装丁へまで拘ったその意志は、
かのトルストイの近代芸術批判にも
通じるように感じますし
また、後のアール・ヌーヴォー、延いてはウィーン分離派、
ユーゲント・シュティールのなかに
脈々と受け継がれてもいるようです。

思想性、芸術性に重きを置く
そうした志向性は
日々の生活、ひとこまひとこまの所作のなかにも
失わずに在りたいですし

或いはまた”用の美”

普段遣いの生活必需品のなか
使い込んだからこそ、
繰り返し手入れされ磨かれて来たからこそ、
立ち昇る美

そんな、いかにも日本らしいこの美意識をも愛しく想うのです。

重ねた時間
歴史(想い出)が醸造せし美は、
思想的美とはまた少し趣の異なった空間を
演出してもくれるようなんですね。

眺めては和み
また
手の中に包み込んでは安らぐ。

機能美や合理性を遥かに超えた
さりげなさの中に息衝く
”用の美”が運ぶ心の充足を
私はこころから愛します・・・。















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【 2017/05/24 12:13 】

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