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マルクスへの気紛れ交響的断章 Ⅰ~断章取義~マルクスの人間自然存在(存在思想)/ヘーゲルの自己意識
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マルクスの経済学って
ひとことで謂えば既存の経済学批判とも言えましょう。

その理由は、
彼が経済の問題の一切を
生産でも消費でもなく
さりとて
利潤や資本でもなく

”労働”
これを抽象概念でなく
あくまで人間の問題として捉えていたからなんですね。

資本論に掲載された必要以上の文献引用
その論旨が
如実にそれを物語ってもいました。

(かつてのエンゲルスが指摘していたように)
お世辞にも科学的精緻さがあるとは
言えない論理展開ながら
それを押して余りあるとほどの
”労働実態への直視”は、あったようには感じています。

そして
往時ありがちであった
哲学者たちの(フランス構造主義的)解釈では
分かり辛い側面は否めず
(寧ろ、レヴィ=ストロースの交換体系にこそ
その近似値があるといったような事情から )
資本論は、相対的価値体系からの理解の方が
伝わり易いのかもしれません。



*クロード・レヴィ=ストロース
理性から
(彼の繊細にもしなやかな)感性を
切り離すことなく研究を重ねたひと
そんな彼だったからこそ、科学に対し
敢えて人類退歩という逆説的ヴィジョンを突き付けもした

社会に於るあらゆるコミュニケーションに貫かれるは
“規定された交換の束”とし
その交換を支える“到達すべき無意識構造の存在”を想定した論文は
この分野にありがちな比較論とは一線を画し
人類共通の生理能力を基礎にした統一的原理で世界を把握しようとしたもの
こうした
既成概念の深奥の普遍性を見詰め
多様性を理解した上で
あらゆる文明に共通な構造文明の一般理論の確立を
目指したその研究姿勢は、
構造言語学が表面的多様性の先にある
人類言語の普遍的解読法を解明しその普遍性に到達した普遍的方法論そのものとも言え
彼はそれを人類学に置き換え
深層心理と言語学的見地から実証していったんですね。




















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【 2018/01/06 13:57 】

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