FC2ブログ
ガウディ~スペイン三大巨匠/ピカソ・ミロ・ダリ
SH3D1146.jpg

バルセロナ グエル公園です。
バルセロナほど青空の似合う都市もめずらしいかな
なんて思ってしまうほど
爽やかな街です。
フランス、アール・ヌーボーにも似たカタルーニャ地方モデルニスモ。
この芸術様式の代表選手ガウディで有名なスペインですが
20世紀三大巨匠と言えばやはり
ピカソ、ミロ、ダリ。
この御三家のうち特にピカソ青の時代とミロの作風は
受ける印象において対照的です。
何を主題に持ってくるかも作品の印象を決定付ける
重要な要素ですけれど。
それはひとまず置いておいて、
その背景を探るために拙い乱読経験から少し考察を・・・。

パリ時代を経たという共通項を経て
ピカソは南仏
ダリはニューヨーク
そしてミロは、マヨルカ島へ。

三人ともシュルレアリスムの洗礼を受けたのだけれど
ミロは、ご存じのように
極端なデフォルメ(ピカソもそうだけれど)と
”地中海”に燦々と降り注ぐマヨルカの陽光にふさわしい明るい原色を駆使して
作品を作り続けた作家さん
ですよね・・・

研究書等には
マヨルカという環境以外にも
ミロは、ピカソやダリのような巨匠にありがちな
強烈で難解な個性はなく、
あくまで、”温厚”と分析されていました
さらには。
ピカソからも”永遠の子供”と評されるような
純真無垢、天真爛漫さ?を兼ね備えた方でもあったよう。

過酷なフランコ独裁政権下でカタルニア人として耐え続け
さらには、あの2つの大戦をも経験したミロですが
そんな彼が紡ぎだしたのが
このような
自由奔放で、詩情あふれる作品の数々だったという
その背景には
前述に絡み、
自然の魂を描き出すミロの神髄が見え隠れしてくるんです。
そう、ミロご自身も語っていました。
”太陽と,
屈託のない昆虫や動物たちが僕に勇気をくれたんだ”
って・・・。

ミロと謂えば、日本では大阪万博だったんですね。
その時”ガス館”を担当されていたミロ氏の
ダイナミックなお仕事ぶりが日本での彼の知名度をあげました。
モンジュイックの丘に立つミロ美術館はバルセロナの象徴的存在のひとつとも感じています。

一方、”青の時代のピカソ”

親友の自殺。
その悲しみから
ピカソ青の時代は始まったと言われています。
その後ピカソは
貧困や絶望を描くようになります。
”社会から見放され底辺で生きているような人々”を
作品のモチーフにしていた訳です。
ですからその作品が悲哀に満ちているのも
頷けますよね・・。
(その後、彼のひとつの恋愛を契機に
薔薇色の時代へとその作品も恋愛遍歴も
変遷して行くんでしたよね・・)

なぜ”青”だったのかと謂えば
エル・グレコの影響
だとか
当時貧しかったピカソにとって
青色の絵の具が安く買い求めやすかった
とか故郷マラガの心象
だとか諸説あるようですが・・。

いずれにしても、ピカソはその”青”で
社会主義的観点から
人間社会の負の側面を描き出して行ったんですよね。

"青"は西洋絵画の伝統においては
聖なるカラーアンサンブル【赤(愛)と青(信仰)】とされる ”高貴な色”
それは、”遥かなる憧れの色”であり”希望”の色でした。
カンディンスキーにして”天上の色”とまで形容させた色です。
それを思うと、
当時のピカソのカラーワークって
戦略的にも、群の上にも群を抜いていたと
改めて感じずにはいられません。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト



テーマ:絵画・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2012/08/07 14:40 】

| 絵画/彫刻 | コメント(0) | トラックバック(0) |
<<絶対者は精神である~へーゲル/精神現象学 | ホーム | ピカソは天才?~科学と慈愛>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://saki2000.blog.fc2.com/tb.php/22-6d52c962
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |