FC2ブログ
詩的散文 Ⅲ~詩学/アリストテレス
DSC_0471.jpg

詩を巡る議論と謂えば
それはもう
アリストテレスの時代から展開されて参りましたけれど
彼の著作”詩学”には
見事なまでの美学的研究
その成果が残されています。

文体的要素を
テクニカルに駆使したそれによって
齎されるこの種の感動は
文学と謂うよりは寧ろ
音楽のそれに近いようにも感じています。

其処にはまずもって
多義性があり
象徴性があります。
そして
隠喩があり
直喩があり
換喩がある

さらにイメージの同調があり
感応があり
共鳴がある

よって此処に共振するエコーは
幾重にも重層化され
また
韻律や脚韻のパターンはリズムとなって
行間から”その想い”が溢れてくる・・・

韻を踏んだワードの世界観に
規則的な韻律と音調の原則による伴奏。

さらに
こうした技術性をも裕に超える
その感動の源泉となるもの
精緻繊細なまでに
選びとったWORDでありWORDINGあってのもの・・・。

それが受け手の
概念、想像、追想、判断、推察の作用により
抽象的、感覚的、創造的、合理的に全体を把握し
心を揺り動かすものでありましょう。
そしてこの多角的多面的相乗効果により
それは、言葉自体の意味の総和よりも
遥かに大きなを風道を放つようになるんですね・・。

こうした相互作用による多元的とも謂える煌めきは
他の何某かの芸術にも共通の理論と云えるのかもしれません・・

対峙する者の心のありよう
その心の襞に
柔らかなる採光の乱反射的要素も纏わるような
深みのある作品
それこそが
受け手に忘れざる感銘を
時に勇気を
カタルシスを与える・・・
もっと言えば
”トランス”的感覚にも重なるが如くの
魂を震揺さぶる世界観というものが
そこには
確かに存在しているように感じています・・・。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ーー哲学は思考の顕微鏡となり
      感性は研ぎ澄まされるーー



















関連記事
スポンサーサイト



テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2013/05/14 08:01 】

| 文学~小説/詩/名言 | トラックバック(0) |
トラックバック
トラックバックURL
http://saki2000.blog.fc2.com/tb.php/325-f918ecae
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |