FC2ブログ
草枕/漱石 Ⅶ~哀しみと優しさと・・・
草枕には
漱石の教え子藤村操の
無念なる其儀が差し込まれています

一高で彼の英語担当教官であった漱石が
その教材に漱石の傾倒するシェイクスピアを採択していたことは
想像に難くないのですが
そのシェイクスピアの翳も感じさせる
藤村の”巌頭之感”

この広き世界に
遥かなる悠久に・・・


そこでの権威を問うた藤村が
行き着いた結論は

ただ”不可解

さらに
大いなる悲観は
大いなる楽観に一致するを


と結ばれたこのメッセージに
漱石は”余”に

ーーかの青年は”美”の一字のために
   捨つべからざる命を捨てたるものと思うーー

と語らせるんですね
これは
師として救えなかった命への
贖罪意識と
哀しみの淵に沈んだ漱石の
溢れるほどの優しさを含んだ
最大級の賛辞であったろうかと・・・

DSC_0663.jpg


















関連記事
スポンサーサイト



テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2013/10/15 16:50 】

| 文学~小説/詩/名言 | トラックバック(0) |
トラックバック
トラックバックURL
http://saki2000.blog.fc2.com/tb.php/452-1834927a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |