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ファウスト/ゲーテ~芸術家(創造者)魂の救済
”ファウスト”に
天上の最たる美を
地上の深き哀しみを
探求せしめたそのひと
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ。

この大詩人は
偉大なる芸術家達の
インスピレーションの源泉となって
そう・・・
リストから”ファウスト交響曲”を
マーラーから”8番”を引き出し
彼はそのままに
創造者ゲーテとして
私たちの胸に生き続けることになった。

文学史上最高にして
最大の文豪と称されるゲーテ
ですが
遡れば
古代ギリシャのホメロスから
”神曲”のダンテ
シェイクスピアに至るまでの巨匠たちには
揺るぎない共通項があるようです。

先ずは
絶えず自己を高めんとし
普く学ぶ
古典を活したそのうちから
想像の翼を広げ
世界を
縦横無尽に飛翔するその”創造性”に・・。

ゲーテの言葉を借りるなら
”名状し難いものの成就”であり
ファウスト最後の到達点でありました。

それは
ゲーテが生み出した
ファウスト
彼が
創造者(藝術家)の象徴であったということをも
示唆してくれるものであり
その旅路は
創造への欲望と
それを成し遂げるためのプロセスに他ならなかったようです。

選び抜かれ
卓抜した語彙のその先に
輩出された普遍性
その”至高美”とは・・

*******************************************

ともすれば”個の満足に陥りがちな創造者”が
独りよがりにならないためには
”個”を高める他手立てがないということ

個が高まらない限り
どこまで行っても
井の中、殻の中
自身しか見えない
周囲が見えない
よって
他者の心を揺さぶるものには成り得ない・・

作品を生み出すという行為が
如何に孤独で苦しいものか知り尽くしたゲーテが語る
その芸術的領域とは
云ってみれば”鼎”
言い換えれば
”想像”を”創造”に変える最高アイテム
それは取りも直さず
ファウストが追い求めた
豊かな感受性であり
深き精神性であり
他者を認める優しみの透明感
高い知性でありました。

絶えまのない努力の先に
垣間見えてくるもの

永遠の虚無

普遍性

ゲーテの自然観。

それが
鑑賞者の心の琴線に響き
曳いては
後世の幾多の人々に幸福を齎す

そうすることによって
芸術家の真の歓びが得られるという
ここの処に
なんとも
創造者たちの精神その救済の書とさえ感じてしまうほどなんですね。

持てるチカラの総てを
注ぎ込んだ
至高の芸術が放つ
全人類的ヒューマニズム
そこには
確かな”愛”が在る

DSC_0115.jpg

”永遠なるもの”へのプレリュードは此処に。


















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テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2013/11/19 17:52 】

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